ジェリー藤尾と元妻・渡辺友子の泥沼離婚!娘たちがとった行動とは?

ジェリー藤尾と元妻・渡辺友子の泥沼離婚!娘たちがとった行動とは?

ジェリー藤尾の離婚は意外や妻の不貞が原因

ジェリー藤尾と聞いても、ピンとこない人が、今では圧倒的に多いことでしょう。彼を知っているという人でも、「遠くへ行きたい」の原曲を歌っていた人という程度の認識でしょうか。

ジェリー藤尾は、1940年生まれの76歳。その名の通り、NHKアナウンサーと英国人の母との間に生まれ、戦前の上海の租界地で育ったハーフです。ジェリー藤尾は、1964年、同じく歌手でタレントしても人気のあった渡辺友子と結婚。2女を授かり、その後は、おしどり夫婦、仲良し家族として、TVCMなどにも出演していましたが、1986年に離婚しています。

当初は、ジェリー藤尾の酒乱やDVなどが取り沙汰されましたが、後に、妻であった渡辺友子の度重なる不貞が原因であったことを、実の娘たちが暴露しています。

ジェリー藤尾は映画やテレビ創成期におけるハーフタレントの元祖

ジェリー藤尾は、戦後、日本に帰国しますが、母とともに言葉の壁にぶつかります。その結果、母は、心労からアルコール中毒となって亡くなり、父親も自暴自棄になったことから、ジェリー藤尾は、まだ戦後の混乱が色濃い新宿で、ヤクザも恐れる暴れ者になりました。

しかし、時代が、ジェリー藤尾に新たな生き方を与えます。日劇ウェスタンカーニバルに飛び入りで参加して歌ったことがきっかけで、ジェリー藤尾は芸能界入り。その天性の歌のうまさやコメディセンスで人気者となり、1960代、映画や創成期のテレビで、マルチタレントとして活躍しました。

ジェリー藤尾の喧嘩最強伝説に身震い!現在は老人ホーム暮らし!?

ジェリー藤尾の戦後芸能人最強の喧嘩伝説

ジェリー藤尾の離婚原因として、酒乱やDVが真っ先に疑われたのは、彼の過去の武勇伝があったからでしょう。芸能界にデビューする前、ジェリー藤尾は、戦後のまだ荒々しい街をさまよい、喧嘩ざんまいの日々を送っていました。やがては、新宿のやくざさえ、ジェリー藤尾を避けて通る、名の知れた暴れ者になります。

芸能界に入ってからも、3人組のヤクザにからまれながらも、相手の前歯4本と肋骨3本をへし折って返り討ちにし、逆に過剰防衛で逮捕されたことすらあるジェリー藤尾。そんなトラブルが1度や2度ではなく、売られた喧嘩に負けたことがないというから驚きです。

最近のネット検索でさえ、「素手での喧嘩なら、いまだにジェリー藤尾が芸能界最強」などという書き込みが見受けられ、彼の腕っぷしはすでに伝説化しています。しかし、芸能界に入ってからは、逆にそのワイルドさが個性として活かされました。1961年、三船敏郎の「用心棒」では、片腕を切り落とされる三下やくざ役で、鮮烈な印象を残し、以後は、本物のキレを持つアクションと、洒落たコメディセンスで、数多くの映画に出演しています。

ジェリー藤尾は本当は娘思いの気骨ある日本男児

ジェリー藤尾は、離婚する際、最後まで、妻の不貞を黙して語りませんでした。離婚後は、娘2人を引取って育て、娘たちが嫁いだのを機に、彼女たちの世話になることを拒み、今では老人ホームで独り暮らしをしています。ジェリー藤尾は、ハーフながらも、戦前の気骨のある日本男児の典型なのかもしれません。

ジェリー藤尾の代表曲「遠くに行きたい」の作詩は亡くなった永六輔だった

ジェリー藤尾にとって生涯の代表曲となった、「遠くへ行きたい」は、坂本九の「上を向いて歩こう」と同じく、作詩永六輔、作曲中村八大のゴールデンコンビによるものです。先日亡くなった永六輔の死に際して、ジェリー藤尾は、「初めて『遠くへ行きたい』を歌った時、永さんからは歌い方が違うと言われた。

とても難しい曲で、永さんからは未だに合格点をもらっていない。ずっと歌い続けて、もし完成できたら、永さんに聞いてもらいたかった」と、涙をにじませ、哀悼の言葉を述べています。永六輔を始め、小林亜星など、昔からの音楽仲間を数多く亡くしたジェリー藤尾ですが、2016年2月には、デビュー55周年記念したアルバム「マイロード」を発売。

代表曲である「遠くへ行きたい」を半世紀ぶりにセルフカバーしているほか、竹内まりや「人生の扉」、井上陽水「少年時代」、洋楽の名曲「太陽は燃えている」「Amazing Grace」「MY WAY」の全6曲を、実に35年ぶりにレコーディングしています。

1970年以降は、映画やドラマにあまり出演しなくなったジェリー藤尾ですが、それは、若い時に母を失った彼が、自分の家庭を第一にしていたからなのかもしれません。ジェリー藤尾は、今でも、リサイタルやディナーショー、懐メロ・オールディーズコンサートにコンスタントに出演しており、その渋い歌声は健在です。

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