小野塚彩那が世界選手権で日本人初の金メダル!卓越したスキー技術とは?

小野塚彩那が世界選手権で日本人初の金メダル!卓越したスキー技術とは?

小野塚彩那が世界選手権で快挙!日本人初の金メダル獲得!

小野塚彩那(おのづかあやな)は、卓越した技術を持つフリースタイルスキー選手です。ソチオリンピックで銅メダルを獲得しているほか、世界最高峰のエクストリームスポーツの祭典Xゲームや、世界選手権でもメダルを獲得しています。

2017年3月に開催されたフリースタイルスキー世界選手権のスペイン・シエラネバダ大会では、見事金メダルを獲得。これは、もちろん日本人初の快挙です。3回のランがある決勝戦の2回目、小野塚彩那は、大技900を決めただけでなく、高さのあるエアや、しっかりしたグラブで、89.8という高得点をマークし、優勝を手にしました。

試合後のインタビューでは、「感無量」とコメントした小野塚彩那。素直に喜びを表して、平昌オリンピックでの金メダル獲得に対する決意も新たにしていました。世界選手権で金メダルを獲得したことで、平昌オリンピックに向けて弾みがついたことは間違いありません。

小野塚彩那が見せる卓越したスキー技術の秘密とは?スキーデビューはアルペンだった

スキーと一口に言っても、競技の種類はさまざまです。主なものは、「アルペンスキー」や「クロスカントリー」「ジャンプ」「フリースタイルスキー」など6種目。金メダルを獲得したことで、世界トップ選手に名を連ねることになった小野塚彩那は、両親の影響で2才の頃からスキーを始めていますが、当初やっていたのはアルペンスキーでした。

スキー技術に磨きをかけた小野塚彩那は、スピードや難易度ではなく、あくまでスキーの基礎技術のうまさを競う技術選手権にも出場。ゲレンデスキーヤーの頂点とも称される技術選手権(技術選)で2位を獲得しています。このように、小野塚彩那の卓越したスキー技術は、現在のフリースタイルスキーに転向する前に行っていたアルペンや基礎スキーの技術に裏打ちされているといえるでしょう。

フリースタイルスキーに転向した後は、「モーグル」や「エアリアル」などこれまたいくつかの種目に細分化される中で、「ハーフパイプ」に専念。小野塚彩那の持ち味は、なんといっても高いジャンプで、転向した翌2012/2013シーズンには、世界選手権で銅メダルを獲得しています。

小野塚彩那のプロフィールと経歴!父親や実家の情報は?

小野塚彩那のプロフィールと経歴をチェック!

小野塚彩那は、1988年生まれの29才。出身は新潟県で、実家は、石打丸山スキー場の近くで旅館を営んでいます。スキージャンプで国体出場経験もある父親の指導のもと、小野塚彩那は、2才からスキーをはじめました。ジュニア時代は、アルペンスキーのジャイアントスラロームで、国体やインカレにも出場し、インカレでは優勝も経験しています。

基礎スキーでは、技術選に出場し、最高位で2位を獲得。地元にある新潟県立湯沢高等学校を卒業後、専修大学に進学してこれを卒業し、現在は、石打丸山スキークラブに所属しています。アルペンスキーに続いてフリースタイルスキーでも戦績を積み重ねている小野塚彩那は、ソチオリンピックで銅メダルを獲得した際、「スキーは1つではないと証明できた」と喜びました。

小野塚彩那の父親や新潟の実家の情報は?

小野塚彩那の父親もまた優秀なスキー選手でした。父親はスキージャンプの選手で、国体にも出場した経験のある実力派選手。ちなみに小野塚彩那の母親はアルペンスキーをしていたそうです。実家は、石打丸山スキー場の近くで旅館「四季を楽しむ宿 勝田屋」を営んでおり、石打丸山スキー場中央口へ徒歩1分という好立地。料理が自慢の旅館ですが、朝夕に供される料理の食材を育てる農家でもあるのだとか。

そのため、小野塚彩那の実家の「勝田屋」では、ブランド米の「魚沼産コシヒカリ」が味わえることでも評判です。旅館のウェブサイトには、小野塚彩那のオフィシャルブログやサポータークラブへのリンクも貼られています。リンク先のブログを覗けば、小野塚彩那のリアルな一面にも触れることができるでしょう。

小野塚彩那がハーフパイプで舞う!目指すは金メダル!

小野塚彩那は、世界選手権ハーフパイプで日本人初の金メダルを獲得し、平昌オリンピックの金メダルに最も近いと言われる選手。スピードを競うスポーツが集結する世界大会Xゲームでも活躍しており、今後への期待がますます高まるスキーヤーです。先ごろ、小野塚彩那の実家がある新潟県の南魚沼市が、2017年4月に、競技スポーツの拠点となる施設の整備や市民の健康アップを目的とした「南魚沼市トレーニングセンター」をオープンしました。

センターのオープン記念式典には、ご当地出身のスタースキーヤー小野塚彩那も出席しています。年間パスポートを受け取った小野塚彩那は、「少しでも空いた時間を活用したい」とコメント。トレーニングマシンをはじめ、トランポリンやボルタリング設備もある上、小野塚彩那の実家からも車で数分という距離なので、夏場のトレーニングに最適な施設となりそうです。

ソチに続いて、オリンピック2大会連続のメダル獲得を目指す小野塚彩那にとっては、2017年は勝負の年。南魚沼市市長も「より高みを目指して欲しい」とコメントしていますが、シーズンを金メダルで終えられたことで、願いが確信へと変わりつつあるのではないでしょうか。

今、平昌オリンピックに向けて、日本人のウィンタースポーツ選手たちは大活躍しています。女子では、スノーボードハーフパイプの今井胡桃や、ジャンプの伊藤有希・高梨沙羅などが戦績を伸ばしており、男子では、平野歩夢や平岡卓にメダルの期待が高まる一方です。この勢いのまま、小野塚彩那ら日本人選手が、平昌オリンピックでメダルを独占!というニュースを期待したいですね。

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