hide、その謎の死因とは?伝説のギタリストの偉業と功績
hide、その謎の死因とは?
hideはX JAPANのギタリストで、ソロ活動でもhide with Spread Beaverとして、「Pink Spider」などのヒット曲で知られる人気アーティストでした。
hideが突然亡くなったのは1998年5月2日のこと。酒に酔った状態で、自宅のドアノブにタオルをかけ、首を吊って自殺するという衝撃的なものでした。遺書や自殺の兆候などはなかったことから、突然のhideの死に日本中が涙したものです。警察は当初、hideの死因を自殺と発表しましたが、本当にhideが自殺したのか?というのがファンの間でずっと疑問視されていました。そして、今、違う説も出てきています。
hideが毎日、仕事道具として担いでいたギター。それが原因で、hideはずいぶんつらい肩こりに悩まされていたようです。その肩こり解消のために行っていた方法が、顎にタオルをかけ上方へ牽引する施術。酒に酔ったhideが、その日もその施術を行い、誤ってそのまま眠ってしまいタオルが首にかかって亡くなってしまった、というのが説も囁かれています。
hide・伝説のギタリストの偉業と功績
hideの伝説のギタリストとしての音楽は、今もなお人々に愛され続けています。
その功績は未来まで語り継いでいくべく、2013年の5月23日には、hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」として、全国50の映画館で映像が公開され、また生前の未発表曲「コギャル」が12月10日にボーカロイド技術によりhideの声を完全再現で発売されたりなどされています。
生前、当時のアーティストとしては珍しく、自分のホームページやブログの前身となるものを持っていたというhide。先見の明をも持っていたhideの数々の偉業は、20年近くたった今でも惜しまれ続けているのです。
hideの名言集!内気な少年がX JAPANに加入するまで
hideの名言集!
hideは、その名言もまた語り継がれてきました。「死ぬ気でやれよ死なねぇから」。そして、「どこでもいいから手ぇ突っ込んでみろ!ヘビの巣でも手ぇ突っ込んでみなきゃヘビの巣ってわかんねぇだろ!」「何もしなきゃ昨日と同じ明日しか来ないよ」といった、hideの生き方に対する姿勢が垣間見えるような名言の数々。またhideは、「自分の周りの全ての人に、感謝の気持ちを忘れるな」といった、人としての優しい一面が見える名言も残しています。
「成し遂げたその一瞬だけが、自分を好きになれる時」「好きなものを好きと言うために他を貶す必要はない」といった、hide本人のストイックさがにじみ出ているような名言までさまざまです。これらの名言の数々は、hideがブレることなく自分に正直に、真剣に自分の音楽に対して、真正面から向き合っていたのがわ分かる言葉ばかり。だからこそ、今もなお私たちの心を打ち続けるのでしょう。
hideという内気な少年がX JAPANに加入するまで
hideは、意外にも内気な幼少期を送っていたのだそうです。子供のころは、肥満からくるコンプレックスでおとなしい少年だったといいます。また、小学校の文集には「医者になって見放された患者さんを助けてあげたい」と書くなど、本当に心優しい子供だった様子のhide。
そんなhideがX JAPANに加入するきっかけは、こちらも今は亡きTAIJIと仲良くなったからだそう。当時別々のバンドに加入していたhideとTAIJI。とある時に一緒にお酒を飲み、hideが「その髪型、かっこいいね」とTAIJIをほめたことから、二人の仲が良くなったのだそう。hideがもつ子供のころからの優しさが、TAIJIとの縁を結んでのちのX JAPAN結成のへと繋がっていったのです。
hideの存在感は死後20年たっても色あせることなく生き続けている!
hideが生前に開催していた主催イベント「MIX LEMONed JELLY」が、2016年の夏に復活されることが発表されました。もともとこの「LEMONed」というのはhideの造語。不良品を意味する「lemon」という俗語に、0.00001%の確率で使えるものになるかもしれないといった意味を込め、過去形に使う「ed」を組み合わせて「元不良品」としたのだそうです。
このイベントは、ライブだけでなく、ゲームやファッションショー、BMXライダーによるパフォーマンスなど盛りだくさんのコンテンツがいっぱい。こんなイベントを20年も前に考え出していたhideには、それは今も伝説になるわけだ……と感心することしきりです。また、hideの未発表曲「コギャル」が、20年の時を経て、完全ボーカロイドで発売されると「完全にhideの声だ!」とファンからは大絶賛の声が上がりました。
2015年の紅白歌合戦では、X JAPANの演奏時に、hideのギターがステージ上に置かれたことで、ふたたびファンたちの涙を呼びました。hideが亡くなってからもうすぐ20年。それでも今もなお、hideの存在は色あせることはないのです。もし、hideが現在も生きていて、ミュージシャンとして活躍していたらどんなふうになっていたのだろう……と思うと、やはりその早すぎる死は惜しくて仕方がありません。