浅野拓磨がサンフレッチェ広島からアーセナルへ移籍!海外の反応は?

浅野拓磨がサンフレッチェ広島からアーセナルへ移籍!海外の反応は?

浅野拓磨がサンフレッチェ広島を旅立ちサッカーの母国英国アーセナルFCに!

浅野拓磨は、1994年生まれの日本のサッカー選手です。2013年に、Jリーグ1部のサンフレッチェ広島とプロ選手契約を結び、56試合に出場、12ゴールをたたき出しています。浅野拓磨のポジションはフォワード。野性味の溢れるプレースタイルから、「ジャガー」というあだ名をつけられています。そんな浅野拓磨ですが、なんと2016年に、サッカーの本場イングランドのプレミアリーグに移籍しました。

そのチームとは、1886年創立で、数々の名選手がプレイした歴代最多優勝チーム、アーセナルFCです。日本では、かつて稲本潤一が、ミッドフィールダーとしてプレイしていました。現在、浅野拓磨の出場回数はまださほど多くはありません。しかし、有能なストライカーを求めるアーセナルFCでは、浅野拓磨の出場チャンスは少なくないはず。厳しいながらも、良い経験になることは間違いないでしょう。

浅野拓磨に対する海外の反応や評価はどうなの?期待されている?

浅野拓磨は、Jリーグでの得点もさることながら、アジアフットボール連盟大会という国際舞台で、タイの強豪チームであるブリーラム・ユナイテッドFC相手に、2得点を上げる活躍をしています。この活躍が、現アーセナル監督ヴェンゲルの目に止まったことは間違いないでしょう。では、海外のサッカーファンにはどう伝わっているのでしょうか。海外スポーツサイトESPNFCによれば、「浅野拓磨は、チームメイトのベジェリンに並ぶ俊足で、敵ディフェンダーを攪乱できる。日本での得点力も軽視できない。同様に、国際マッチでの得点力も考慮するべき。オリンピックでの試合が楽しみ」と、概ね好意的な評価のようです。

また、アーセナルのヴェンゲル監督も、「浅野拓磨は、これから数年の間に化ける可能性がある」と述べていました。もちろん、浅野拓磨が、今すぐにアーセナルのスターティングメンバーに上るのは難しいでしょう。しばらくは、別のチームへレンタル移籍、武者修行も有りえることは、同記事でも示唆されています。しかし、何はともあれ、移籍合意からまだひと月も経っていません。7月14日のJリーグの試合では得点チャンスを逃してしまい、英紙「メトロ」などに決定力不足を指摘された浅野拓磨。海外スポーツサイトESPNFCの記事も、とりあえずは期待しておくよ、というリップサービスなのかもしれません。

浅野拓磨は7人兄弟の大家族!スピードスターを育んだ生い立ちとは?

浅野拓磨は大家族の出身、7人兄弟で大変だった?

浅野拓磨の家族は大家族で、浅野拓磨本人は、7人兄弟の上から3番目。サッカーを続ける上では、決して裕福な経済状況ではなかったことはよく知られています。浅野拓磨が日本代表に招集された2015年、日本テレビの「Going」という番組で、浅野拓磨の家族を特集するドキュメンタリーパートが設けられました。この番組の中で、高校時代の浅野拓磨は、「自分の家は兄弟が多くて豊かな家庭ではない。苦しい家庭の中でサッカーをさせてもらっているというのは幸せなこと。

プロサッカー選手になるのが、一番の親孝行になると思う」と語っています。確かに、大変な家庭環境ではあったといえそうですが、最終的には、それをバネにして、イングランドプレミアリーグに移籍するまでになった浅野拓磨。ゴールを届けることが親孝行、という思いが、浅野拓磨を強くしているのは間違いないでしょう。

浅野拓磨がスピードスターになった理由、その生い立ちを探る!

浅野拓磨がサッカーを始めたきっかけは、2人の兄がサッカーをしていたから、という割とシンプルなもの。浅野拓磨は、地元三重県菰野市のペルナサッカークラブに入団すると、中学時代にメキメキと頭角を現しました。中学校入学時からレギュラーになるほどの実力で、中学時代のサッカー部の内田監督は、「すでにスキルが高く、光るものを持っていた。体格は小さかったが、スピードがあった」と述べています。その後、家族の経済状況を考えて、部活の費用がかさまない高校への入学を考えた浅野拓磨。

しかし、周囲の後押しを得て、結局は、高校サッカーの名門四日市中央工業に入学。厳しい練習を乗り越え、全国高等学校サッカー選手権大会では3年間連続出場した浅野拓磨。第90回大会となる2011年度の試合では、全試合出場・全試合得点という、史上4人目の快挙を成し遂げました。その間、浅野拓磨の体は鍛え上げられ、50mを5.9秒台で走り抜けるスピードスターへと成長を遂げたのです。

浅野拓磨は果たして世界に通用するプレイヤーになるのか?その可能性を探る

浅野拓磨は、アーセナルとの移籍合意に至る前の7月1日、リオデオリンピックのサッカー日本代表として正式に招集されました。これで、8月に開かれるリオオリンピックで、浅野拓磨は、再度世界レベルの戦いに身を投じることになります。結果はまだまだ分かりませんが、各国の強豪を前に、リオオリンピックで、実力を世界に着実に見せつけることで、アーセナル首脳陣の対応も変わってくるでしょう。

7月7日付けの英紙ガーディアンが述べるところによれば、「ガンナー(アーセナルファンの通称)が求めているのは、ピッチでのインパクトだ。ヴェンゲルは、浅野拓磨の潜在能力が、プレミアリーグの選手に足る光を放つことを望んでいる……世界の観衆がジャガーに括目すれば、クラブの意識も変わるはずだから、すべてはブラジルでの活躍次第」とのことです。どの紙面も、「浅野拓磨には経験が足りない」という意見で統一されているのが現状。まだ21歳の浅野拓磨には、なかなか辛口な評価ですが、事実であることは否定できません。

しかし、言い換えると、浅野拓磨は、経験を積むことで、より多くを世界でつかめるということ。あと数年のうちに、間違いなく世界のストライカーに成長した浅野拓磨を見ることができるでしょう。家族のためにゴールを決めるという姿勢がぶれない限り、浅野拓磨の成長は続くと考えます。

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