原ゆたかの「かいけつゾロリ」は児童書最高のヒット作!人気の秘密は?

原ゆたかの「かいけつゾロリ」は児童書最高のヒット作!人気の秘密は?

原ゆたかの「かいけつゾロリ」は児童書史上最高のヒット作!累計販売部数は?

原ゆたかの「かいけつゾロリ」は、小学生に大人気の児童書シリーズ。毎年、夏と冬の年に2回新作が発刊されるというペースを30年間守っており、現在60作目まで発売されています。

図書館や小学校の図書室には必ずセレクトされている「かいけつゾロリ」。1987年に出版されたシリーズ1作目「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」から最新刊のシリーズ60作目「かいけつゾロリの王子さまになるほうほう」の累計販売部数は、なんと3500万部を超えており、児童書最高のヒット作と言われています。アニメ・映画・グッズ化はもちろんのこと、まさかの医療保険まで販売されていることも、原ゆたかの「かいけつゾロリ」の人気の高さを物語っています。

原ゆたかの「かいけつゾロリ」の人気の秘密とは?

原ゆたか「かいけつゾロリ」の人気の秘密は、徹底的に子供目線で、子供が楽しめるように考えて制作されていることです。「かいけつゾロリ」の主人公ゾロリは、「いたずらの王者」になることを夢見て旅をするキツネ。行く先々で悪巧みやいたずらを仕掛けるも、最終的には人助けなどのカッコイイことをしてしまうというヒーローです。

オナラなど、子供たちが大好きなちょっと下品で面白い要素があったり、怖い怪物が出てきたり。笑いあり涙ありでスリル満点のゾロリたちの大冒険は、読者である子供たちを長年にわたって虜にし続けてきました。児童書とはいえ、文字数は多くなく、仕掛けに溢れた漫画タッチの大きな絵は、読書が苦手な子供でも一人で読み切ることが可能です。そのため、子供が読書好きになるきっかけを作る本とも言われています。

原ゆたかのプロフィール!「にんじゃざむらいガムチョコバナナ」とは?

原ゆたかのプロフィールが知りたい!気になる収入は……!?

原ゆたかは、1953年4月28日生まれで、出身地は熊本県ですが、東京都や兵庫県にも住んでいました。イラストレーターとして、「名門フライドチキン小学校」シリーズの絵や、「日本のおばけ話・わらい話」シリーズの作画を担当していた過去もあります。NHKで放送されていた「おばけのホーリー」のキャラクターデザインも担当していたようです。

原ゆたかの収入については、「かいけつゾロリ」が1冊900円として、本の印税収入が10%だったすると、90円×3500万部で31億円以上……!?!作品は「かいけつゾロリ」だけではありませんし、印税だけということもないでしょうから、原ゆたかの収入は想像を絶するような額になりそう。住居兼仕事場を六本木に構えており、酸素カプセルに毎日1時間ほど入る生活を送っているとのことです。

原ゆたかの「にんじゃざむらいガムチョコバナナ」とは?キャラクターを紹介!

原ゆたかの「にんじゃざむらいガムチョコバナナ」も人気です。角川書店から出版されている児童書で、原ゆたかと妻の絵本作家・原京子の共作という形で出版されています。今まで3冊がシリーズで出版されており、「エビフライてんぐのまき」「大どろぼう五えもんのまき」「スカイとりいのまき」があります。

主人公は、ガムの術を操るガムの忍者“ガムべえ”、チョコの剣やピストルを持つチョコでできた侍“チョコざえもん”、バナナでできた足の速い馬“バナナうま”というトリオ。この三人組が織りなす時代劇が、テンポよく描かれています。小学校低学年くらいから一人で楽しく読める内容ですが、リズムの良い文章で読み聞かせにもぴったり!親子で楽しめる児童書となっています。

原ゆたかの「かいけつゾロリ」30周年おめでとう!最新作は2部作!

原ゆたかの「かいけつゾロリ」は、2017年で30周年を迎えます。そこで、4月26日から日本橋高島屋で展覧会開催、オリジナルバンダナが付録についたムック本「かいけつゾロリぴあ」が発売されるなど、次々とアニバーサリー企画が発表されています。4月からは「海ほたる」とコラボしたスタンプラリー企画、7月にはお菓子の「ねるねるねるね」とのコラボ商品の発売も。

さらに、2017年の冬には、30周年を記念した新作映画「かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」が公開されることも発表されました。内容は、とある町にタイムスリップしたゾロリと弟子である双子の猪イシシとノシシが、1人の女性に出会うことで、ゾロリの“あの秘密”がついに明らかになる!というもの。ファン必見の映画となること間違いなしでしょう。また、2017年夏と冬に発売される新刊は、2冊にわたって「海底と地底での冒険」が描かれているとのこと。

深海にある“第2竜宮城”で出会った美しいお姫様と、ゾロリが結婚……?!というストーリーが、原ゆたかの口から明かされています。本だけれど「ためにならない娯楽の本」として、本が嫌いな子供にも親しまれてきた原ゆたかの「かいけつゾロリ」。

還暦を迎え、60代も半ばを迎える原ゆたかですが、「小学生が読みたいと言い続けてくれる間は頑張りたい」と意気込んでおり、「かいけつゾロリ」40周年も夢ではないかもしれません。ゾロリがいたずらの王者になれるその日まで、健康に気を付けて末永く創作を続けていただきたいですね。

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