石垣雅海の中日ドラゴンズ期待のスラッガー!目指すはホームラン王

石垣雅海の中日ドラゴンズ期待のスラッガー!2016年は「10年に1度の会心のドラフト」

石垣雅海の中日ドラゴンズ期待のスラッガー!山形が生んだ俊足強打の内野手

石垣雅海(いしがきまさみ)は、2016年のドラフト会議で中日ドラゴンズから3位指名を受けて入団した、俊足強打の内野手です。まだ1軍での活躍はありませんが、2018年7月に青森県弘前市で行われたフレッシュオールスターゲーム2018に出場するなど、将来を嘱望されています。

石垣雅海は、1998年9月21日生まれで、山形県酒田市出身です。酒田市立亀城小学校で野球を始め、酒田市立第三中学校、酒田南高校へと進みました。高校1年生の秋から4番に座り、高校通算34本塁打の長打力と、50メートル5.9秒の俊足、遠投100メートルの強肩で、東北No.1内野手と呼ばれていた石垣雅海。

高校時代からプロ野球入りを見据えてトレーニングを積んでおり、中日ドラゴンズ入団初年度は2軍で60試合に出場。188打数37安打本塁打3本という成績でした。打率は2割に満たないものの、出塁率2割3分8厘、長打率3割弱という成績で、スラッガーとしての片鱗を見せています。

石垣雅海を獲得した2016年ドラフト会議は「10年に1度の会心のドラフト」

石垣雅海と同期で中日ドラゴンズに入団した選手には有望株が多いことから、2016年のドラフト会議は「10年に1度の会心のドラフト」と呼ばれています。1位は柳裕也(明治大学/投手)で、2位は京田陽太(日本大学/内野手)、3位が石垣雅海(酒田南高校/内野手)です。

続く4位は笠原祥太郎(新潟医療福祉大学/投手)で、5位が藤嶋健人(東邦高校/投手)、6位が丸山泰資(東海大学/投手)と続き、育成1位が木下雄介(四国IL徳島/投手)という内容でした。特に、大学球界屈指の右腕・柳裕也を、横浜DeNAベイスターズとの競合の末、1位で獲得したことから、福留孝介や岩瀬仁紀、小笠原孝らを獲得した1998年を凌ぐのではと期待されています。

中日ドラゴンズOBの山崎武司は、石垣雅海を「フォロースルーが大きく、ボールを遠くへ飛ばす打撃ができている」と評し、同じスラッガーとして期待している様子をうかがわせました。

石垣雅海が目指すはホームラン王!頭部デッドボールでフレッシュオールスターを辞退

石垣雅海が目指すはホームラン王!先輩の長谷川勇也に負けず「タイトルを取りたい」

石垣雅海は、身長180cmで体重85kgと、スラッガーとして恵まれた体格をしています。体重が70kg台だった酒田南高校時代から推定150mのホームランを放つなど、パワーとジャストミートする技術にはもともと定評があった石垣雅海。ヤクルトスワローズの山田哲人や読売ジャイアンツの坂本勇人を彷彿とさせると、当時のスカウトからは1年生の頃からマークされていたとか。

スカウトによっては「高校時代の山田哲人より素質は上」と断言する人もいたそうです。石垣雅海自身も「憧れは山田哲人選手、目標はトリプルスリー」と公言していました。また、石垣雅海が卒業した酒田南高校のOBには、2013年に最多安打と首位打者のタイトルを獲得したソフトバンクホークスの長谷川勇也がいます。そんな偉大な先輩・長谷川勇也に対しては、「タイプは違いますが負けていられない。自分もタイトルを取りたい。ホームラン王ですね」とコメント。負けず嫌いな一面をのぞかせています。

石垣雅海が頭部デッドボールで負傷退場しフレッシュオールスターを辞退

石垣雅海は、ルーキーイヤーの2017年7月2日に、ナゴヤドームで行われたウェスタンリーグの阪神タイガース戦で、藤浪晋太郎から頭部に死球を受け負傷退場しました。5回裏無死1塁の場面で、藤浪晋太郎の144km/hのストレートが頭部を直撃すると、しばらく座ったまま立ち上がることができなくなってしまった石垣雅海。そのまま負傷退場となり、藤浪晋太郎も危険球退場となりました。

石垣雅海が頭部デッドボールを受けた当日の藤浪晋太郎は、制球が乱れ、3者連続押し出しを含む5失点と大乱調。その直前まで1軍で乱調が続いたためファームで調整していたところでしたが、一番大変な目に遭ったのは石垣雅海だったと言えるでしょう。

石垣雅海は、この死球の影響で、7月11日と13日に出場予定だったフレッシュオールスターゲーム2017を欠場することになり、代わりに、同じ中日ドラゴンズの近藤弘基が出場しました。

石垣雅海が地元凱旋フレッシュオールスターで豪快な一発!見事MVPを獲得!

石垣雅海は、2018年7月12日に、青森県弘前市運動公園のはるか夢球場で行われたフレッシュオールスターゲーム2018に、ウェスタンリーグの一員として参加しました。前年は選出されながらも頭部死球で辞退していた上、地元東北凱旋となる今年のゲームは、石垣雅海にとって念願の舞台でした。

6番三塁手でスタメン出場した石垣雅海が魅せたのは、2-1と先行する中で迎えた4回裏です。横浜DeNAベイスターズの阪口皓亮から、豪快なスイングで、バックスクリーンに飛び込む特大の本塁打を放ちました。地元のファンも、これには大興奮!そのままウェスタンリーグが3-1で勝利し、特大の本塁打が評価された石垣雅海は、見事MVPを獲得しています。

この活躍により、石垣雅海の名前と豪快なフルスイングは、多くの野球ファンが知るところとなりました。2009年には、日本ハムファイターズの主砲・中田翔もMVPを獲得したフレッシュオールスターゲーム。石垣雅海も、ホームランアーティストして後に続くことができるでしょうか?1軍での安打はまだ記録していませんが、近い将来、中日ドラゴンズの主軸を担うと期待される若きスラッガー石垣雅海の成長と活躍に期待しましょう。

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