ジュディ・オングの結婚歴や子供は?ペットロス症候群に見舞われていた
ジュディ・オングの結婚歴や子供は?
歌手のジュディ・オングは、1950年1月24日生まれで、中華民国台北市出身です。故郷は台湾ですが、今は帰化しているため、国籍は日本になっています。上智大学国際学部卒業で、台湾語、日本語、中国語、スペイン語、広東語、英語と6カ国語を話せるなど多才なジュディ・オングは、歌手のほか、女優や版画家としても活動を展開中です。
ジュディ・オングの結婚歴や子供の有無も気になるところです。版画家としても本格的に活動しているジュディ・オングは、1992年5月に、美術商の仕事をしている鈴木洋樹と結婚しました。しかし、結婚から5年目の1997年5月に離婚。二人の間に子供はおらず、その後も結婚や出産したという話はありません。
恋愛や結婚相手について聞かれても「いないわ」とキッパリ答えているジュディ・オングは、「2匹のワンコが今の楽しみです」と笑顔を見せています。
ジュディ・オングはペットロス症候群だった?克服した方法は?
ジュディ・オングは恋愛について聞かれても、ワンコについて言及してしまうほどの愛犬家。以前は、パールというメス犬を娘のように可愛がっており、パールの日記を12年間も書き続けたくらい深い愛情を注いでいました。しかし、犬の寿命は、人間よりも短いもの。
ジュディ・オングは、12年間一緒に暮らしてきたパールを喪った時、「自分はこの哀しみを乗り越えられる」と自身を叱咤したものの、パールの姿を見たり声が聴こえたりと、幻覚・幻聴の症状に見舞われたそうです。これは、「ペットロス症候群」の症状でした。
ペットロス症候群とは、ペットとの別れが原因で心にダメージを負い、心身両面にさまざまな症状が出ることです。たとえば、不眠や食欲不振、無気力、あるいは頭痛や胃痛、発熱・嘔吐、めまいなど。ペットというより家族を喪ったショックと同じなので、心身に支障をきたすことも当然と言えるでしょう。ジュディ・オングも、自分では気づかないうちに、周囲から「笑顔が消えた」と言われたそうです。
ペットロス症候群の専門医によると、立ち上がるには時間がかかるのは当たり前なので、焦らないことが大事とか。自分を責めず、無理に忘れようとしないことも大切だそうです。ジュディ・オングがペットロス症候群を克服したのは、アイリスという新たな家族を迎えたことがきっかけでした。
アイリスが出産したことで、再び家族が増えたジュディ・オングは、自身の体験から「新しいペットを飼うことは申し訳ない」、と思わないことが大切だと語っています。
ジュディ・オングの名曲「魅せられて」は振り付けも大ブームに!版画の才能も素晴らしい
ジュディ・オングの「魅せられて」は200万枚を超える大ヒット曲!振り付けも大ブームに
ジュディ・オングの代表曲はなんといっても「魅せられて」です。1979年に発表された「魅せられて」の作詞は阿木耀子で、作曲は筒美京平。衝撃的なイントロから始まり、歌詞も過激で、メロディも印象的な「魅せられて」は、200万枚を超える大ヒット作となりました。それと同時に、ジュディ・オングが考えた振り付けもインパクトがあり、ブームとなりました。
歌詞にも「レースのカーテン」という言葉が出てきますが、ジュディ・オングの白い衣装はまるで鳥の翼です。両手を広げると袖が鳥の羽のように扇状に広がる衣装もまた、「魅せられて」が大ヒットした要因だったでしょう。当時は、日本中の人が、カーテンやシーツを体にまとい、ジュディ・オングの振り付けを真似て歌っていたものです。
「魅せられて」で、日本レコード大賞をはじめ各賞を総なめにしたジュディ・オングは、朝起きた時に、自分が自宅かホテルかどこにいるのか分からないというほどハードスケジュールになります。もちろん、NHKの紅白歌合戦にも出場。「魅せられて」を熱唱した1979年は、ジュディ・オングにとって忘れられない一年になりました。
2017年9月にも、ジュディ・オングは、「NHKうたコン」で同曲を披露していますが、やはり、あの独特なメロディと歌詞と振り付けには、思わず惹き込まれてしまう魅力があります。「魅せられて」は何度聴いても飽きることがない空前のロングヒット曲です。
ジュディ・オングの版画の才能が素晴らしい!版画を熱く語る
ジュディ・オングは、9歳の時に劇団に入って女優デビュー。歌手デビューは16歳の時で、25歳になってからは版画も始めました。日本版画院展や日本美術展覧会などでの入選が13回以上の実績を誇り、世界各地で個展も開催しているジュディ・オングは根っからのアーティスト。
版画は、もはや副業ではなく本業と言え、版画や水墨画についての講師を務める時には、ユーモア溢れるスピーチで受講生を魅了しています。展覧会などで自身の作品を前に技術的なスピーチをした際には、「水の描き方」について「反射を意識する」とコメント。色については、木の幹は茶色など一般的に決めつけたイメージがありますが、必ずしもその色を重ねるとは限らないところが絵の奥深さだと明かしています。
歌にお芝居と多忙なジュディ・オングですが、「絵が描けそう」という時は、ドキドキ、わくわくといったエネルギーが全身からほとばしるそうです。「時間はつくるもの」で、継続の秘訣は「情熱」とキッパリ語るジュディ・オングは、歌も芝居も版画も全部やり切ります。それは、過労で倒れた時に、死を意識したことで「有意義に生きたい」という感情が芽生えたから。「人は、生きることの素晴らしさを知ると大事に時間を使うようになる」と語る様子は、もはや哲学者のようでもあります。
「心の中はいつも青春でいたい」「精神年齢は25歳」と笑顔を見せるジュディ・オングは、70歳近くになっても守りではなく攻めの姿勢で生きています。そんな心の若さが、情熱を生みだしています。
ジュディ・オングが6年ぶりに新曲「ほほえみをありがとう」を発表!紅白出場にも意欲あり!?
2018年3月21日、ジュディ・オングは、6年ぶりに57枚目のシングルとなる新曲を発表しました。新曲「ほほえみをありがとう」は、感謝の心をテーマにしたラブソングで、メロディも歌詞も明るく軽やかな印象。ジュディ・オングも、「みんなが口ずさめる歌にしたい」「万人にほほえみをもたらしてくれることを祈りながら歌っていきたい」と意欲満々です。
今もボイストレーニングを欠かさないジュディ・オングは、NHK紅白歌合戦にも「久々に呼ばれたい」と意気込みを見せています。希望が溢れる歌詞となっているので、コンセプト通りに「みんなで歌える歌」になれば、ヒットする可能性は十分にありそうです。そのうち「NHKうたコン」や「ミュージックステーション」にも出場するでしょうか。
歌に版画にと多才なジュディ・オングは、「今年は版画を色濃くやる年」と決めると、版画に重点的に取り組み、歌や芝居などは少し薄めにします。つまり、全てが同じ比重ではなく、微妙に力点を変えることが、両立・三立の秘訣のようです。そんなジュディ・オングは、2018年は「歌を色濃くやる年」と宣言しています。
そのほかにも、「ワールドジャパン親善大使」や「日本介助犬協会サポート大使」なども務めているジュディ・オングの信念は、「世の中の役に立ちたい」。「日本は育ての親」「若さの秘訣は笑顔」と語るジュディ・オングにとって、新曲の「ほほえみをありがとう」は、今の心情に相応しい楽曲のようです
ジュディ・オングのツイッターを見ると、大半は愛犬のアイリスとアポロの話で占められていますが、シンガポールでのレコーディングの模様もアップしています。充実感溢れる人生を送り、精力的に活動する姿に感動を禁じ得ません。