小山進のプロフィール!パティシエ・エス・コヤマの店舗が大盛況

小山進パティシエ・エス・コヤマの店舗が大盛況!ショコラの実力とは

小山進がオーナーシェフ!パティシエ・エス・コヤマの店舗が大盛況

小山進は、国内外で広く知られる、実力派のショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)。近年のショコラブームの中、多くのショコラティエが有名になっていますが、その中でも特に勢いがあるのが小山進です。そんな小山進がオーナーシェフを務めるのが、パティシエ・エス・コヤマ。ショコラはもちろん、ケーキも大人気で、クリスマスシーズンともなると、店舗にはお客が殺到し、大変なことになるのだとか。

殺到する客に対応するため、クリスマスシーズンは、店舗に併設しているブーランジェリーやカフェを休業し、万全の態勢で挑むといいます。パティシエ・エス・コヤマの人気の高さがうかがえるエピソードですね。

小山進のショコラの実力とは?世界が注目する味覚の錬金術師

小山進の菓子作りの実力は、これだけの人気が示す通り、たしかなものです。もちろん、その道のプロからの評価も高く、特にショコラティエとしては、フランスで最高の権威を持つクラブ・デ・クロクール・ド・ショコラで、2011年から5年間で最高位を獲得しています。

審査員からは「味覚の錬金術師」と呼ばれているといいますから、小山進の実力は、世界レベルの折り紙つき。また、2015年には、インターナショナル・チョコレート・アワーズ世界大会で、4つの作品が金賞を、5つの作品が銀賞を受賞。小山進は、日本人ショコラティエの中でも、今とりわけ熱い注目を集める人物といえます。

小山進の出身地やプロフィール!長男の病気が原動力に!

小山進の出身地やプロフィール!父も洋菓子職人だった

小山進は、今乗りに乗っているショコラティエです。気になるプロフィールは、1964年2月6日生まれの52歳。パティシエ・エス・コヤマの店舗は兵庫県三田市に構えていますが、出身地は京都です。父親も洋菓子職人だったそうで、小さい頃は、父の働く工場へちょくちょく遊びに行ったといいます。

そこで洋菓子作りの魅力に目覚めた小山進は、洋菓子職人を目指すことに。「大阪あべの 辻調理師専門学校」に進み、「スイス菓子ハイジ」に入社した小山進は、2000年に独立すると、2003年には、自身のお店であるパティシエ・エス・コヤマをオープンします。

小山進が独立したわけとは?長男の病気が原動力に!

小山進が菓子職人としての腕を磨いた「スイス菓子ハイジ」は、神戸では知らぬ人のいない有名店です。有名店でパティシエとして活躍していたのにもかかわらず、小山進が独立をしたのには、大きな理由がありました。それは、長男の病気です。小山進の長男は、幼い頃に腎臓病を患っています。

腎臓病は、重症化すると、人工透析も必要となる病気です。医療費はかさみ、一時は、長男の医療費による借金が600万円を超えたこともあるとか。そこで、小山進は、長男の病気をよくしようという思いを原動力に独立して、パティシエ・エス・コヤマを立ち上げました。今では店は大成功し、借金も返すことができたといいます。

小山進の成功への道への極意とは夢ではなく目標を持つこと!

小山進がオーナーシェフを務めるパティシエ・エス・コヤマは大繁盛し、ショコラティとしても、世界的に高い評価を得ています。まさに我が世の春ともいえる状況ですが、その大きな成功は、どのように手に入れたものなのでしょうか。

「大阪あべの 辻調理師専門学校」を卒業し、神戸のチョコレートスイーツと洋菓子の専門店「スイス菓子ハイジ」に入社した小山進。しかし、ここで配属されたのが、なんと喫茶部門でした。パティシエとして腕を磨きたくて入社したのに、毎日する仕事は、希望から大きくかけ離れたものだったいいます。

しかし、トーストとバターを提供する日々の中で、小山進は大きなチャンスをつかみました。あるとき、お客さんに出すバターをバラの形にして提供していたところ、それを見て感銘を受けたのが社長です。バラの形のバターは、洋菓子職人の父がやっていたのを、小山進が、見様見真似で身に着けた技だったのだとか。これをきっかけに、小山進は、ケーキ作りの担当に異動し、念願かなってパティシエとしてのキャリアがスタートします。

与えられた仕事に不満があったとしても、工夫して真面目に取り組んでいたからこそ、つかめたチャンスだったといえるでしょう。やはり、成功する人は、地道な努力を惜しみませんし、そういう姿を見ている人は必ずいるのだと思わされるエピソードです。「成功しているパティシエ」というと、天才肌で、感性だけで勝負しているのではないかと思われがちですが、小山進は、このような愚直な一面も持ち合わせています。

そして、かなりのリアリストでもありました。インタビューで、「次なる『夢』は何か」と問われた小山進は、「『夢』ではないんですよ。僕が持っているのは『目標』です」と答えています。かなりクールな答えですが、これこそが、現実に「夢」を実現している人ゆえの発言です。目の前のやるべきことをクリアしていくことの大事さを重んじるべきだという小山進の想いを現した言葉といえます。

「日々の小さな目標を繰り返し達成してつないでいけば、自然とゴール、つまり夢に到達します」という言葉の通り、日々の目標をクリアし続けることで、自らの店をオープンさせ、人気店にまで押し上げた小山進。そうやって進化してきた小山進が抱くさらなる「目標」がどのようなものになるのか、どう実現させていくのかも、気になるところです。

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