宮川大助・花子は夫婦漫才の代名詞!その裏にあった家庭危機とは?

宮川大助・花子は夫婦漫才の代名詞!その裏にあった家庭危機とは?

宮川大助・花子は夫婦漫才40年足らずの大看板

宮川大助・花子は、今や夫婦漫才の代名詞であり、吉本興業の大看板です。彼らのデビューは、漫才ブームが起こるほんの少し前の1979年。宮川大助は1950年生まれで29歳、花子が1955年生まれで24歳の時で、宮川大助は宮川左近ショウの、花子はチャンバラトリオの弟子でした。

当時は、吉本総合芸能学院(NSC)出身者のようなノーブランド芸人ではなく、芸人の弟子となり、修行を積んで、初めて芸人になれた時代です。花子は、弟子入り前に交通巡視員(現在は警察官に統合)をしていた変わり種で、デビュー当初は、巡視員のコスチュームで舞台に立っていたこともあります。宮川大助・花子は、今でこそ夫婦漫才のトップのように奉られていますが、当時は、他の漫才師に比べ、決して上手いとは言えませんでした。

やがて漫才ブームが去ると、ダウンタウンを筆頭とするノーブランド芸人の人気の陰に埋没していった宮川大助・花子。しかし、地道に舞台に立ち続けた2人は、自分たちの漫才を確立していきます。

宮川大助・花子を襲った病魔を救った夫婦愛

1988年、33歳の時に胃がんに襲われた花子は、舞台を降りることになります。不安にかられた花子は、闘病生活で荒れまくり、家庭の危機さえ迎えますが、実直な宮川大助が献身的に看病を続けた結果、がんを克服することができました。この闘病が1つのきっかけとなって、2人は、芸にさらに磨きをかけます。すると今度は、2007年に宮川大助が脳出血で倒れ、一時は漫才復帰も危ぶまれる事態に。

しかし、幸い発見が早く、後遺症も軽かったため、今ではすっかり回復して舞台に立つことができるようになりました。この夫婦の涙と笑いの闘病生活が、漫才の技量だけでなく、浪花節的な付加価値を生んだ宮川大助・花子。次第に、昭和レトロチックな夫婦漫才師として、独特の存在感を放つようになりました。

宮川大助・花子と宮川大輔の関係!娘・さゆみの結婚に5億円!?

宮川大助・花子と宮川大輔は全くの無関係だった?!

宮川大助・花子は、師匠を持つ最後の世代と言っていいかもしれません。今、吉本興業には、宮川大助と同姓で、名前の読みが同じ芸人がいます。宮川大輔です。宮川大輔は、ダウンタウンの次世代とも言うべき世代で、1991年に、星田英利(ほっしゃん)と「チュパチャップス」というコンビを組みデビュー。一時は、ナインティナインを中心としたユニット「吉本天然素材」で人気を博しましたが、結局売れたのはナイティナインだけでした。

1999年のコンビ解散後、宮川大輔は、もともと役者志望ということもあり、宮本亜門の舞台に抜擢された他、映画やテレビドラマに進出。次第に、ピン芸人として独自の地位を確立していきます。最近では、日本テレビ「イッテQ」のお祭り男や、フジテレビ「すべらない話」の常連として、テレビで見ない日はない人気者です。

宮川大輔は本名で、本来ならば、同じ事務所の後輩芸人として、先輩と同姓異音の名前は芸名として使わないところですが、今の吉本興業は、あくまで人気が全てのバロメーターのようです。また、宮川大助のほうからも、表立ったクレームはありませんでした。

宮川大助・花子が一人娘さゆみの恋愛でみせた超ド級の親バカ

今や夫婦漫才師として、盤石の地位と稼ぎを誇る宮川大助・花子には、一人娘のさゆみがいます。伝説の漫才師・横山やすしの娘ひかりと、漫才コンビ「さゆみ・ひかり」を組んでいますが、39歳でまだ独身。宮川大助・花子にとって、今や娘の結婚は悲願となっているようです。

そんな時、若手漫才コンビ「げんきーず」の宇野けんたろうが、テレビ東京「ゴッドタン」で、突然の爆弾発言を行いました。なんと、宮川大助・花子に呼び出され、娘のさゆみと結婚しろと脅されたあげく、結婚したなら5億円、レクサスもやると迫られたと暴露。

よくよく話を聞くと、さゆみの一方的片思いで、宇野けんたろうは、その気がなかったようですが、娘可愛さのあまり、宮川大助・花子が結婚を迫ったのはどうやら事実のようです。しかし5億円にレクサスとは、大物夫婦漫才師となると、親バカぶりも桁が違います。

宮川大助が再び入院手術!今度は「腰部脊柱管狭窄症」

決して話題作りではないでしょうが、宮川大助が、またもや入院し、手術を受けました。病名は「腰部脊柱管狭窄症」。背骨のゆがみや損傷が、神経を圧迫して腰痛の原因となる病気です。宮川大助は2月28日に入院し、3月2日に手術を受けました。経過は良好で、3月29日には無事に退院しています。宮川大助は、「はーい!快調です。皆さんご心配頂きました」と、感謝のコメントを発表。

妻で相方の花子も、「約束どおり桜の花が咲くまでに自分の脚で歩いて家の門をくぐって戻ってきてくれました。感謝します」と、退院の喜びを語りました。宮川大助は、しばらくの自宅療養とリハビリの後、舞台に復帰することができそうです。言い方は悪いですが、宮川大助・花子は、またこれで、病床での2人のリアルなやりとりをきっと漫才のネタにしてくることでしょう。

宮川大助・花子は、ある意味、夫婦漫才の典型なのかもしれません。彼らの笑いは、決してテクニックとしての笑いではなく、夫婦がともに歩んできた人生の悲喜こもごもを、舞台の上で体現することから生まれるウェットな笑いなのでしょう。だからこそ、若い世代には、宮川大助・花子の漫才の濃さに抵抗があるとも言えます。宮川大助・花子を自然に笑えるようになれば、あなたも、ひとかどのオッサン、おばちゃんになった証拠です。

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