映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の試写会評価は上々！北米の公開が延期し日本先行公開
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の試写会評価は上々！
日本では、2018年10月13日から上映がスタートしたアメリカの映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」。公開に先駆けて、9月には国内で先行試写会が開催されました。するとスリラーの要素に加え、謎解きの要素もある映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」には、「難しいけど良質な映画」「謎が多くてミステリー好きにはおすすめ」といった感想が続出。試写会での評価は総じて高い結果となっています。同時に幻想的なシーンも多いことから、映画の舞台となっているロサンゼルス・シルバーレイクの景色の美しさを評価する声も多かったようです。
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」は北米の公開が延期！日本で先行公開！
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」は、アメリカで制作された作品にもかかわらず本国では2018年12月公開とされているため、北米に先駆けて日本で先行公開されることになりました。実はアメリカでは、もともと2018年6月からの公開が予定されていた映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」。しかし、5月に開催されたカンヌ国際映画祭での評価が予想を下回ったため再編集を行うことになり、北米での公開が延期になりました。
映画「アンダー・ザ・シルバーレイクセレブの街で女性失踪事件が！カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」セレブの街で女性失踪事件が！
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の主人公は、33歳になっても家賃を滞納するような冴えない男性サムです。住んでいるのは、エンターテインメントの街ハリウッドのすぐ近くにあるロサンゼルスのシルバーレイク。サムの住む部屋の前に、美女のサラが引っ越してきたことから恋をしますが、彼女が突然失踪してしまいます。
サラの部屋に謎の記号が残されていることを発見したサムが彼女を探し始めると、シルバーレイクではセレブたちの失踪事件や不可解な死亡事件が相次いでいることが判明。もともと都市伝説などが大好きなサムはサラを発見すべく、さらに探索を続けていきます。すると、カルト教団の影が見えてきて……。
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品！賛否両論？！
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」は、2018年5月に行われたカンヌ国際映画祭でプレミア上映されています。この時、一部の批評家たちからは映画の独自性はもちろんのこと、映画「鳥」のアルフレッド・ヒッチコック監督や「ツイン・ピークス」のデヴィッド・リンチ監督作品と比較されるなど、高い評価を下されました。
その一方で謎解きが多く、映画に深く入り込まなければ分かりにくい部分が多い点について否定的な意見を表明する批評家も。ややサブカル的とも言える作風が、賛否両論を呼ぶ結果となっています。
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」はデヴィッド・ロバート・ミッチェル待望の最新作！
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」で主人公のサム役を演じたのは、アンドリュー・ガーフィールドです。2010年の映画「ソーシャル・ネットワーク」でさまざまな賞にノミネートされたことをご記憶の方も多いことでしょう。そのまま人気若手俳優として知られるようになったアンドリュー・ガーフィールドは、映画「アメイジング・スパイダーマン」で主演を務めたことで世界的なスターに成長。近年は、社会派伝記映画「ハクソー・リッジ」でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、演技派俳優としても人気を集めています。
映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」の共演者は、謎の失踪を遂げる美女サラ役が、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のライリー・キーオ。サラ探しを手伝うことになるサムの友人役が、テレビドラマ「ザット’70sショー」で有名になったトファー・グレイスなどです。監督は、鬼才クエンティン・タランティーノも絶賛したホラー映画「イット・フォローズ」のデヴィッド・ロバート・ミッチェルが務めています。「イット・フォローズ」は、映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」と同様、デヴィッド・ロバート・ミッチェルが脚本も務めた作品で、ホラー映画ながら、漫画などの要素も取り入れた独特の世界観が話題に。その後のホラー映画にも大きな影響を与えたと言われています。
そのデヴィッド・ロバート・ミッチェルの4年ぶりの新作ということでも多くの映画ファンが注目していている映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」。アカデミー賞で史上最多14部門にノミネートされたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」と同じシルバーレイクを舞台にしているところも、注目ポイントと言えるでしょう。
北米に先駆けて日本で先行公開されるケースはとても少ないので、ぜひ劇場で鑑賞したい作品です。
