山本崇一朗の「からかい上手の高木さん」の高木さんが可愛くて悶える!

山本崇一朗の「からかい上手の高木さん」の高木さんが可愛くて悶える!あらすじネタバレは?

山本崇一朗の「からかい上手の高木さん」美少女の思わせぶり発言にドキドキ!あらすじは?

山本崇一朗の「からかい上手の高木さん」は、小学館「ゲッサン」の付録小冊子から連載が開始され、2016年8月号より本誌での連載が始まりました。日本の田舎をほうふつとさせる中学校が舞台で、1年2組の西片君は、さえない男子中学生。隣の席に座っている高木さんが何かとからかってくるため、「今日こそは騙されないぞ」と意気込む日々を送っています。

からかってきたり、思わせぶりな発言をしたりする高木さんとのやりとりを、西片君の視点で描いていく本作。見どころは、なんといっても中学1年生にしてはどこか大人びて見える高木さんの思わせぶりな発言でしょう。どうやら西片君に想いを寄せている様子の高木さん。なかなか好きだと認めない展開にちょっとやきもきさせられますが、2人の関係を見守りたくなるラブコメ作品です。

山本崇一朗の「からかい上手の高木さん」高木さんが可愛いエピソードネタバレ!衝撃展開も!

西片君と高木さんの攻防が、とにかく可愛い「からかい上手の高木さん」ですが、作品には、「こんなこと言われたら惚れてしまうじゃないか」という女子の行動が詰まっています。たとえば、自分を呼ぶ高木さんの声を無視していた西片君でしたが、机に伏せていた顔をちらりと上げると、同じように机に伏せながら西片君を見つめる高木さんの姿が。

「やっとこっちむいた」と言われた西片君もドキドキですが、読者も思わず胸がキュンとなる瞬間です。日ごろからからかわれる一方の西片君が、仕返しのため、高木さんに変顔を見せて笑わせようとしますが、あえなく返り討ちに遭うシーンも甘酸っぱさ全開。

さらに、コミックス5巻では衝撃展開が!10年後、大人になった高木さんのエピソードが収録されているのですが、そこには、卒業アルバムを懐かしそうに眺める高木さんと、小さな女の子の姿がありました。どうやら西片君と結婚をしたらしいのですが、ストーリーには、大人になった西片君は登場せず、高木さんの思わせぶりな発言と行動に、読者が動揺させられる回でした。

山本崇一朗の「ふだつきのキョーコちゃん」はシスコンコメディ?あらすじとネタバレ!作者プロフィールは?

山本崇一朗の「ふだつきのキョーコちゃん」はシスコン漫画?あらすじネタバレ!

山本崇一朗の代表作の1つに「ふだつきのキョーコちゃん」があります。本作の主人公・札月ケンジは、高校で不良と恐れられているヤンキーです。一方で、同じ高校に通う妹のキョーコが心配すぎて異常な執着を見せるシスコンとしても知られていました。ここだけ見ると、シスコンヤンキーな兄と妹の漫画のようですが、実はケンジの妹には秘密があります。キョーコは、人よりも強い力を持ち、定期的に血を飲まないと動けなくなってしまうキョンシーでした。

ケンジは、キョーコの正体がばれないよう、安易に人を近寄らせなくするために、シスコンヤンキーのフリをしていたのです。一方のケンジに過剰に心配されているキョーコですが、迂闊なところがある兄を心配するしっかり者で、ツンとした態度を見せつつもお弁当を作ってあげるなど、お兄ちゃん思いなところがあります。

髪に大きく結ばれたリボンをほどくと素直になるのもキョーコの可愛いところ。ケンジの片想いや、札月兄妹の互いを大切に思いながら素直になれない関係を描いていく全7巻の物語は、妹がいることが羨ましいと心底思える作品です。

山本崇一朗、甘酸っぱい青春ストーリーを描く漫画家のプロフィール!

山本崇一朗は、1986年5月30日生まれ。香川県小豆島の出身です。「週刊少年ジャンプ」を愛読しながら育ち、親の目を盗みながらゲームに興じるという子供時代を過ごしました。「ドラゴンボール」や「ジョジョの奇妙な冒険」の模写をしてイラストを描いていましたが、漫画家を目指し始めたのは大学生の時。日本画を勉強する大学に在学中、友人に誘われて、漫画を持ち込みしたことが始まりでした。

数々の新人漫画賞を受賞後、2011年に、「ネコのおっさん」で第69回小学館新人コミック大賞佳作を受賞してデビュー。現在は、小学館「ゲッサン」を中心に活躍しており、初連載作品「ふだつきのキョーコちゃん」や、「読売中高生新聞」に連載された「あしたは土曜日 春・夏」で人気を集めました。実は青春という言葉にほのかな憧れを抱いているという山本崇一朗。キラキラした青春への憧れが、作品に反映されていることも人気の理由の1つでしょう。

山本崇一朗「からかい上手の高木さん」マンガ大賞2017にノミネート!山本作品の魅力とは?

「マンガ大賞2017」のノミネート13作品に、「からかい上手の高木さん」も選ばれました!注目度の高いマンガ賞ということもあり、ノミネートによって、作品人気もより高まってきています。漫画は、ストーリーや構成、画力以外にも、キャラクターの魅力が、作品の人気に大きく関わります。

山本崇一朗作品で際立っているのは、「からかい上手の高木さん」の高木さんや、「ふだつきのキョーコちゃん」のキョーコなど、主要な女性キャラの魅力です。ちょっと大人っぽくて思わせぶりで小悪魔的な高木さんにドキドキし、ツンとしつつも兄想いなところがかわいいキョーコを妹にしたい、と思っている読者も多いことでしょう。キャラクターに加え、安定した画力も魅力の山本崇一朗ですが、デビュー前には、「キャラクターに魅力がない」と編集者に指摘されたことがあったとか。編集者側としては、全体に完成度は高いものの、キャラクターのインパクトが薄いことが気にかかっていたようです。

しかし、読み切り作品「恋文」の思いがけない人気が、「現実世界の延長線上にある普通さが山本崇一朗作品の魅力だ」と、編集部内の評価を一変させます。そこにキャラクターの味を加えるべく、自身の理想の妹像を詰め込んで誕生した作品が「ふだつきのキョーコちゃん」でした。デビュー当時に読切り掲載されたときよりも、キャラ設定が幼くなった「からかい上手の高木さん」は、作品中でイチャイチャする男女を描こうというところから始まった作品です。

西片君が少し幼く感じられるのは、中学1年生という年齢的なものと、高木さんとの精神年齢差を感じさせるため。子供な西片君が、これからどのように成長していくのか、今は高木さんが完全に上位の2人のパワーバランスが変化するのか……未来を想像させる点も魅力です。お色気要素を入れずとも、これほどまでに可愛さで悶絶する世界を作り上げた山本崇一朗。良質な青春ラブコメ漫画を描く漫画家として、ぜひ名前を記憶してください。

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