井伊直政は稀代の美少年だった!「おんな城主直虎」で演じるのは誰?!

井伊直政が大河ドラマ「おんな城主 直虎」で注目度アップ!徳川四天王に登りつめた才覚とは?

井伊直政は「おんな城主 直虎」のヒロイン井伊直虎が後見人!

久々に女性が主人公となったことで話題になっているNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」。主演の柴咲コウが演じる井伊直虎の名を知る人はあまりいないかもしれませんが、実はこの人物は、女だてらに城主となって井伊家を支え、後に徳川四天王にのぼりつめることになる井伊直政の養母であり、後見人も務めた人物です。

戦国の世に女性が城主を務めたということだけでも驚きですが、乱世を渡り、存亡の危機にあった井伊家を救ったのですから、大河ドラマの主人公としては十分に魅力的な存在といえます。

井伊直政が戦国の世を渡り、徳川四天王に登りつめた才覚とは?

徳川四天王ともよばれ、徳川幕府の礎を築いたともいわれる井伊直政。戦場での勇猛果敢さも有名で、多くの武勲をあげています。赤で統一した鎧や武具、通称「井伊の赤備え」で敵を蹴散らしていく様は、「井伊の赤鬼」と恐れられました。しかし、戦国の世で登りつめた井伊直政の才覚が発揮されたのは、なにも戦場だけではありません。

政治的手腕にも優れており、天下分け目の決戦となった関ヶ原の戦いでは、家康軍の最前線で指揮をとりながら、敵方の大名を取り込む政治工作も巧みに行い、次々と武将たちを寝返らせたといいます。こういった活躍で家康の厚い信頼を得た井伊直政は、徳川四天王にまで登りつめました。

井伊直政「真田丸」で次回作の伏線に?ゆるキャラ・ひこにゃんの関係とは?

井伊直政が「真田丸」で次回作「おんな城主 直虎」の伏線に使われた?

井伊直政が活躍した関ヶ原の戦いは、大人気のうちに放送が終了した2016年の大河ドラマ「真田丸」でもクライマックスといるエピソードでした。実際に、ドラマ「真田丸」の中にも、井伊直政の名は登場しています。

堺雅人演じる真田幸村が、中原丈雄演じる高梨内記と一緒に、物見櫓から、徳川軍の陣営にある井伊直政の軍勢を見下ろすシーンでは、「あれは井伊直孝だ。かの井伊直政の次男坊だ。(中略)向こうにも、ここに至るまでの物語があるんだろうな」「一度、聞いてみたいものですな」と、まるで次作「おんな城主 直虎」の物語を思わせるようなセリフを発しています。このシーンは、脚本家・三谷幸喜の粋な計らいだと、視聴者の間でも大きな話題になりました。

井伊直政と彦根市の大人気ゆるキャラ・ひこにゃんの関係とは?

類まれな才覚によって、徳川の重臣となった井伊直政。関ヶ原の戦いでの功績によって、井伊家はさらに石高が増え、居城として彦根城を構えました。彦根城といえば、彦根市のゆるきゃら「ひこにゃん」が有名ですが、井伊直政とひこにゃんにも浅からぬつながりがあります。

ひこにゃんのモデルは井伊直政の息子にして彦根藩の2代目藩主・井伊直孝と関わりのあった白猫。井伊直孝が白猫に手招きされて近寄ったことから雷をよけられたと伝えられています。このように、ひこにゃんは井伊家と関わり深い猫ということから、井伊の赤備えにならい、赤い兜をかぶっているのです。

井伊直政は美少年だった!「おんな城主 直虎」には登場する?直虎が女城主になったワケとは?

近年、「軍師官兵衛」「真田丸」といった戦国時代を舞台にした作品が好評なNHKの大河ドラマ。「おんな城主 直虎」も、大好評だった「真田丸」とほぼ同時代を扱った作品ということで、NHKとしても大きな期待をかけていることは間違いないでしょう。しかし、主人公は、今まであまり語られることのなかったマイナーな存在です。しかも女性である井伊直虎を主人公にしている点では、同時に冒険もしているともいえます。

井伊直政は、その井伊直虎を養母として育ったと伝えられていますが、幼少期は、父・井伊直親が今川氏より謀反の嫌疑をかけられて殺されたり、自身の命も狙われたりと苦労を重ねています。井伊直政の父・直親が亡くなった当時、井伊直政はわずか2歳。そのため、井伊直虎が、女でありながら城主となりました。このあたりのエピソードは、現在放送中の「おんな城主 直虎」で徐々に明かされているところです。

井伊直政が本格的に「おんな城主 直虎」の物語にからんでくるのは、もっと放送を重ねてからになるはずですが、史実の井伊直政はどのような人物だったのでしょうか。
井伊直政は、実は大変な美少年だったといわれています。歴史書にも「容顔美麗」といった記述がみられ、豊臣秀吉の母・大政所がほれ込んだといった逸話も残っているほど。

そのせいなのか、徳川家康にひきたてられ、徳川家康の小姓になっています。小姓は主君の男色の対象とされ、実際に恋愛関係にあった主君と小姓も多く、徳川家康と井伊直政もそういった関係だったという説もあるといいます。また、小姓は、主君の身辺についての雑用をこなすだけでなく、ボディガードのような役割も、秘書のような役割も果たしていました。そのため、武芸全般にたけ、高い教養も必要だったそうです。

井伊直政がその後、徳川四天王にまで登りつめた結果を思えば、決して美貌だけで小姓となったわけではなく、すでにその能力が抜きんでていたことは間違いないでしょう。実際に、家康の寝室に忍び込んだ武田家の忍者を仕留めたりもしています。
このように美丈夫で腕も立つといわれている井伊直政ですが、大河ドラマ「おんな城主 直虎」ではどんな姿で登場するのでしょうか。キャストはすでに決定しており、幼少時代は、その愛くるしさで天才子役との呼び名をほしいままにしている寺田心が。長じてからは、演技派の若手俳優・菅田将暉が演じます。

徳川家康から厚遇されるほどの政治的な手腕と、勇猛果敢な武将という能力を併せ持つ井伊直政という武将を2人の天才役者がどう演じるのか、期待が高まります。

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