山縣亮太のスタート、フォームが美しい!世界陸上予選敗退の理由は?

山縣亮太のスタート、フォームが美しい!世界陸上予選敗退の理由は?

山縣亮太の走りのスタートやフォームには特徴が!外国選手との差!

山縣亮太は、爽やかな笑顔が印象的なイケメン短距離選手です。さまざまなスタイルの短距離選手がいる中でも、山縣亮太のスタートダッシュや、走りのフォームは、特徴的であることでも知られています。
まず、スタート時。短距離走では、スターティングブロックを蹴り、2歩3歩飛び出すように地面を蹴るのが一般的です。

しかし、山縣亮太のスタートは、むしろ、地面を捉えて蹴ることが意識されているそうです。その後、すぐに足を地面から離すことで回転率を上げるといいます。また、走っている最中も、海外の選手に比べると自身の体型が小柄なことを考えて、体を揺らさず真っすぐに走ることを心掛けている山縣亮太。まさに風を思わせる、ブレずに突き進む山縣亮太のランニングフォームには、「素敵!」と賞賛する声も少なくありません。

自らに最適なスタートダッシュやフォームを編み出すことで、効率的な走りを実現しているのですね。外国選手の体格には及ばない日本選手が、どのように工夫すれば、同じ土俵で戦っていけるのか?を、山縣亮太は常に試行錯誤しているのかもしれません。

山縣亮太が世界陸上でまさかの予選敗退?予選通過タイムに届かなかった理由とは?

山縣亮太が世界陸上で予選敗退というニュースは、陸上界にも衝撃を与えました。それは、2013年にモスクワで開催された世界選手権でのことでした。日本中の期待を集めて100mに登場した山縣亮太でしたが、予選レース中に肉離れを起こし、まさかの失速。予選通過タイムに及ばず、予選敗退となってしまいました。

山縣亮太は、中・高・大と優秀な成績を残し、2012年のロンドンオリンピックでは、日本人選手のオリンピック最高記録10秒07を出すなど、その実力を認められた選手ですが、実は、ロンドンオリンピック以降、長い間怪我に悩まされてきたという経緯があります。

持病の腰痛の悪化に加え、2014年には左股関節を痛めるというアクシデント。スポーツ選手には体の故障はついて回るものですが、山縣亮太も、故障からは逃れられませんでした。復活しては、再び戦線を離脱する状態を繰り返し、2015年に行なわれた世界選手権大会への出場もかなわぬ結果に。現在は、セイコーに所属し、コーチとマネージャーとも相談しながら練習を続けています。故障続きから抜け出せなかった過去を、自己管理不足のせいだと言い切る山縣亮太。焦り、落ち込む3年あまりの時間を経て、リオオリンピックに向けた目標を、「9秒台、ファイナリスト」と力強く語っています。

山縣亮太のスパイク、トレーニング法が気になる!出身高校や大学は?

山縣亮太はお気に入りのスパイクのメーカーはあるの?気になるトレーニング方法とは!?

山縣亮太のように速く走りたい!そう思う人たちの関心は、山縣亮太がどのメーカーのスパイクを使っているのかにも向けられています。山縣亮太お気に入りのスパイクは明示されてはいませんが、自身のツイッターにアップされているスパイクの画像を確認すると、どうやらNike(ナイキ)のようです。Nikeの公式サイト内の「14ATHLETES’ MOVE」という特設ペーシには、山縣亮太のインタビュー記事が掲載されているので、用具提供があることはほぼ確実。もちろん、山縣亮太が使用しているスパイクはすべて彼専用モデルでしょう。

では、山縣亮太は、どのようなトレーニング方法を取り入れているのでしょうか?スタートやランニングフォームと同様、こちらも、他の選手とは一線を画すトレーニングメニューを実施しているのだとか。

山縣亮太は、基本的に、どんなスポーツ選手も必ずといっていいほど取り入れているウェイトトレーニングには消極的でした。それは、「筋肉は走ることで作られる」から。余計な筋肉がつくことで、体が重くなってしまうのではという懸念があったそうです。しかし、ロンドンオリンピック以後は、筋肉コントロールの重要性も意識するようになったという山縣亮太。現在は、大殿筋やハムストリングスなどの強化を目標に、ウェイトトレーニングも積極的に行っています。

山縣亮太の出身高校や大学は?もともと走るのは早かった?

山縣亮太は、小さいころから、走ることにかけては、誰にも負けない自信がありました。犬に追いかけられている山縣亮太を見て、「うちの子は、走るのがなんて早いんだ!」と父親が感心したのだとか。早くから、その才能を見出された山縣亮太は、小学4年生から、あの為末大選手も所属していた陸上クラブに入部します。

それからはメキメキ頭角を現し、出身校である修道中学・修道高校時代には、それぞれで総体優勝など、輝かしい成績を残してきた山縣亮太。その後も、陸上の練習ができる慶應義塾大学に入学し、順調に成績を伸ばしました。そして迎えたのが、慶応大学在学中に出場した、2012年のロンドンオリンピック。日本人選手のオリンピック最高記録10秒07で準決勝に勝ち進んだ山縣亮太は、一躍時の人となりました。

山縣亮太がリオオリンピックに出場決定!目指せ夢の9秒台!

山縣亮太が、リオオリンピック男子100m代表選手の最後の出場枠を獲得したのは2016年6月でした。男子100mは、シーズン中にすでに派遣標準記録の10秒01をたたき出している桐生祥秀と、直前の日本選手権で山縣亮太を抜き去り0.1秒差で優勝したケンブリッジ飛鳥の代表選出は決定しているものの、なかなか決まらなかった最後の1枠。やきもきしていた山縣亮太のファンたちも、ようやく確定した、山縣亮太のリオオリンピック出場に喜びの声を寄せています。

日本選手権で1位となって、堂々の代表選出となることを狙っていた山縣亮太でしたが、僅差とはいえ、ケンブリッジ飛鳥に負けてしまったことを振り返り、「次は負けないように準備します」とネット上で宣言。自己ベストタイムを、日本記録第5位にも位置付けられる10秒06まで上げてきました。

体格による違いなのか、筋肉の質の違いによるものなのか、これまで外国勢の独壇場だったオリンピック陸上短距離種目におけるメダル獲得は、日本チームにとって大きな悲願。しかし、まず目指したいのは、オリンピックという大舞台での日本人初の9秒台です。本人も、そしてファンたちも、安定した走法に定評のある山縣亮太が、9秒台を叩き出し、ファイナリストとして、スタジアムのスタートラインに並ぶ姿を思い描いています。

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