伊藤有希は両親が元スキー選手!女子ジャンプの天才は高梨沙羅だけはなかった!

伊藤有希は両親が元スキー選手!女子ジャンプの天才は高梨沙羅だけはなかった!

伊藤有希は両親が元スキー選手のサラブレッド!

伊藤有希(いとうゆうき)は、今、急成長中のスキージャンプ選手です。両親とも元スキー選手であることから、スキー界のサラブレッドといえますね。

伊藤有希の父・伊藤克彦は、ノルディック複合・ワールドカップに2度も出場した実力の持ち主。現在は、出身地の北海道下川町で、スキージャンプの指導員をしています。さらに、伊藤有希の叔父の伊藤直人もまたスキージャンプ選手で、かつてノルディックスキー世界選手権の代表にも選ばれた人物です。

一方、伊藤有希の母・北嶋真智恵は、同じスキー種目でも、アルペン系競技で、全国大会上位入賞の実績を持つ選手でした。スキーに慣れ親しむには最高の環境で生まれ育った伊藤有希は、幼い頃は母親についてスキーを教わり、成長するに従って、父親がコーチを務める下川ジャンプ少年団でスキージャンプに取り組み始め、現在に至ります。

伊藤有希は女子ジャンプの天才!高梨沙羅だけじゃない!

伊藤有希は、2014年に開催されたソチオリンピック代表にも選ばれており、女子ジャンプの天才と呼ばれているトップアスリートです。しかし、スキーの女子ジャンプといえば、国際大会で数多くの優勝を手にしてきた高梨沙羅を思い浮かべる方も多いでしょう。

高梨沙羅ももちろん天才ですが、2016-2017シーズンは、高梨沙羅をしのぐ勢いで活躍を続け、非常に好調な伊藤有希。ワールドカップは、開幕戦と第2戦が行われたリレハンメルで、2位と好スタート発進してみせました。第5戦のオーベルストドルフでも5位と、好調をそのまま維持。迎えた第7戦の札幌では、最長不倒を飛んだ伊藤有希が、高梨沙羅を抑えて、ついにワールドカップでの初優勝を獲得しています。

現在の日本女子ジャンプ界において、伊藤有希は、高梨沙羅と双璧をなす実力を持つまでに急成長していると言ってよいでしょう。

伊藤有希の出身校やプロフィール!所属チーム「土屋ホーム」とは?

伊藤有希の出身校やプロフィールが気になる!

伊藤有希は、1994年生まれの22才。北海道・下川町出身で、幼い頃からスキーに親しみ、4才からは、元スキー選手の父・伊藤克彦のもとでスキージャンプを始めました。2006年には、小学校6年生にして大倉山ジャンプ競技場のラージヒルを飛びますが、これは当時の最年少記録という快挙です。出身校は、地元・北海道にある下川商業高等学校で、現在は、土屋ホームに所属しています。

FISスキージャンプ・ワールドカップでは3回の優勝を獲得しており、2014年にはソチオリンピック代表にも選出されている伊藤有希。2013年の世界選手権・混合団体では金メダル、2015年の世界選手権・個人では銀メダルを獲得するなど、近年めきめきと頭角を現してきました。2018年の伊藤有希のプロフィールには、「平昌オリンピック金メダリスト」と記される可能性も期待されるなど、これからの活躍も楽しみな選手です。

伊藤有希の所属チームは土屋ホーム!あのレジェンドがいる!

伊藤有希が所属するチームは土屋ホームです。実はこの土屋ホームには、あのレジェンド、葛西紀明も所属しています。現在4名が所属する土屋ホームスキー部(TEAM TSUCHIYA)は、葛西紀明が選手と監督を兼任しており、チームには、伊藤有希の弟・伊藤将充(いとうまさみつ)と、小林陵侑(こばやしりょうゆう)もいます。かつて所属していた伊藤大貴は、トリノ・バンクーバー・ソチと、過去の冬季オリンピック3大会に出場した実力派でした。

このように、土屋ホームスキー部は、小世帯ながら、オリンピック選手を多く輩出している名門チームです。本体は、北海道札幌に拠点を置く住宅メーカーで、外断熱工法の住宅を専門に扱っており、寒冷地をはじめ首都圏でも住宅を販売しています。

伊藤有希が絶好調!ライバル高梨沙羅と共に目指せ平昌オリンピック!!

伊藤有希は、2017年1月に行われたワールドカップ第7戦・札幌大会に出場しました。最長不倒をマークして、見事に優勝です。この大会には、ライバル高梨沙羅の通算50勝がかかっていましたが、伊藤有希に次ぐ2位という結果に終わり、念願の50勝は次回以降に持ち越しとなっています。試合終了後のインタビューでは、「うれしい」と、素直に優勝を喜んでいた伊藤有希。

もし緊張したら、「晩御飯を何にするか」と考える予定だったとか。高梨沙羅については、「向こうは50勝が目の前、自分は初めての1勝」と、あくまで謙虚な姿勢を崩さず、自分には「足りないものばかり」「勝っているのは食欲だけ」とコメントし、笑いも誘っています。

同じく2017年1月に行われたワールドカップ第9戦・第10戦の蔵王大会で、見事に2連勝を飾った伊藤有希の優勝回数は一挙に「3勝」に!試合終了後のコメントでは、「蔵王は幸運なジャンプ台」と喜びを爆発させ、レベルの高い試合で勝ったことで自信が持てたとも語りました。一方で、2位に甘んじた高梨沙羅は、4戦続けて優勝を逃しています。スキーのジャンプ台からいったん離れれば、カワイイということでも評判の伊藤有希と高梨沙羅。

メイクデビューも話題となり、しっかりメイクで大人びた印象となった20才の高梨沙羅と、あまりメイクをせず素朴な印象で22才の伊藤有希は、実際の年齢とは逆に見られることもあるのだとか。この若き2人が、これからの女子ジャンプ界を牽引していくことは間違いありません。世界を相手に堂々とした戦いを見せ、来る平昌オリンピックでは、輝くメダルも手にしてほしいところです。

関連記事

ページ上部へ戻る