2023年1月30日 更新
清水アキラの研ナオコ、谷村新司ものまねが天才的！都落ちの真相は？
清水アキラ、伝説の研ナオコ、谷村新司ものまね！セロテープ芸はこうして生まれた！
清水アキラは、かつて、コロッケらと共に「ものまね四天王」と呼ばれた人物です。セロテープを顔に貼ることによって人相を変える芸風は、秘伝の宝刀と言うべきでしょう。
1987年の「爆笑！スターものまね王座決定戦」で、初めて頂点に立った清水アキラ。当時の下ネタ全開のものまね芸に行き詰まりを感じていたところで誕生したのが、かのセロテープ芸でした。清水アキラは、暇つぶしにセロテープを顔に貼って遊ぶ中で、鼻の頭を上に釣り上げれば研ナオコに、ヒゲを描き加えると谷村新司に似ていることを発見します。
さらに、鼻を潰せば春日八郎、サングラスをかけると井上陽水に。世紀の大発見をした清水アキラは、1989年の同大会で研ナオコの顔芸を初披露し、見事に2度目の優勝をもぎ取りました。以前から、清水アキラの芸を「下品ね」と忌み嫌っていた、同番組の審査員で”ブルースの女王”こと淡谷のりこには、相変わらず不評でした。
しかし、どの家庭にもある日用品を使用し、予想以上の大爆笑を生んだセロテープ芸は、当時の小学生の間で大流行。歌や声のものまねはさておき、人物の特徴をこざかしいくらいにデフォルメする芸を、セロテープによって極めた清水アキラは、ものまね界のヒーローとなりました。
清水アキラが仕事激減で都落ち！？地方の温泉旅館ショーに年間出演していた
清水アキラは、1980年代後半から続いたものまねブームの衰退とともに、テレビに出演する機会が減っていきました。ものまね番組自体が減ったせいもありますが、不景気のあおりで、ギャラが手ごろな若手モノマネ芸人に押されてしまった点も否めません。
そんな清水アキラが、ついに”都落ち”したと報じられたのは、2009年のことでした。最高年収4億5億万円の大スターが、主要都市の大劇場ではなく、箱根湯本の温泉旅館「天成園」で、1年300日の「清水アキラショー」をやるというのです。あまりの必死さに、悲痛ささえ感じてしまいます。
しかし、清水アキラの話をかいつまむと、同温泉のショーのギャラは月額700万円以上を超えていたと推定され、世に言う”都落ち”が当てはまるかどうかは微妙なところです。「毎日やってほしい」と懇願した温泉旅館のオーナーの読み通り、ショーを見たさに、1カ月連続で旅館に足を運ぶ客もいたのだとか。かつて人々を熱狂させたものまね芸は、不況のあおりで風前の灯火となったかのように見えて、簡単に消える代物ではありませんでした。
清水アキラが卒婚した理由！長男はイケメンパイロット？
清水アキラが卒婚宣言！妻との別居・隠居生活を始めたワケとその後
清水アキラが卒婚を宣言したのは、2013年11月のブログでです。清水アキラは、2歳下の妻めぐみや子供たちと暮らした都内の豪邸を売却し、長野県の温泉街に購入した中古物件をフルリフォームして一人暮らしをすると発表。熟年離婚が囁かれましたが、一般人が退職する還暦を迎え、子育ても終了したため、夫婦がそれぞれ自由に暮らすことができるように、前向きな別居を決めたのだといいます。
3人の子供が巣立った後、清水アキラ夫妻と、妻の実母の3人で暮らすには、エレベーター付きで、膨大な光熱費がかかる都内の豪邸が手に余るようになったことも、その一因でした。その言葉に嘘はなかったようで、別居が始まってからも、清水アキラは、都内に暮らす妻と月の半分を共に暮らし、良好な関係を保っています。
しかし、卒婚からわずか1年4カ月で、7000万円の建売住宅を都内に購入し、長野の家を放置。何でも、1人暮らしで家事を経験し、妻の大切さを思い知ったため、卒婚を解除して再同居するに至ったのだそうです。卒婚以前、実は、突飛で好き勝手な清水アキラに妻も辟易し、不穏な空気が漂っていたといいますから、改心したのならば、これ以上の結果はないでしょう。
清水アキラの長男は清水家では異色のJALパイロット！イケメンとの噂も
清水アキラと妻めぐみの間には、3人の息子がいます。次男・清水友人（ユウト）は、清水アキラの個人事務所・清水エージェンシーに就職。父のマネージャーを経て、現在は社長となっています。三男・清水良太郎は、2011年の「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」の父子共演で有名になったものまねタレントです。
それぞれ畑は違えど、次男と三男は、父と同じ業界へ進みました。そんな清水家の中で異彩を放つのは、長男の清水男（ダン）です。長男は、玉川学園高校を卒業後にアメリカ留学し、航空大学を経て、現在はJAL（日本航空）のパイロットとして活躍中だといいます。長男の顔は公表されていませんが、かなりのイケメンとの噂もあり、公の目に触れることのない一般人であることが悔やまれます。
清水アキラの三男・清水良太郎は七光りに甘えていた？闇カジノ疑惑で芸能界引退の危機！
清水アキラは、2012年にものまね芸人引退をほのめかしていました。翌年末放送の「ものまね王座決定戦 新王者誕生スペシャル！！」で同番組を卒業してからは、稀にトーク番組で見かける程度。久々に清水アキラの名前を聞いたのは、2017年2月10日にフライデーで報じられた、三男・清水良太郎の闇カジノ疑惑がらみでした。
清水良太郎は、「芸能人歌がうまい王座決定戦」で優勝するなど、歌唱力も高く評価されており、NHK大河ドラマ「功名が辻」や日、本テレビドラマ「ごくせん」で、イケメン俳優としての道筋も付けています。この報道を受け、清水良太郎は、「違法だとは知らず、途中で気づいて退店した」と釈明していましたが、かなりの素行不良だったという続報も。
予定されていた舞台やディナーショーの降板も決まり、芸能界引退は避けられないとの見方もあるようです。子供時代から何不自由なく暮らし、父の個人事務所・清水エージェンシーからデビューした清水良太郎。親の七光りのレッテルを払拭するためには、人一倍の努力と、謙虚さが必要だったはずです。
清水アキラは、2016年5月に息子が一般女性と結婚した時、清水良太郎によるマスコミへの非礼を指摘し、11月に第1子が誕生した際には、付き添って対応もしています。「子育てが終わった」から卒婚宣言したはずでしたが、悩ましい状態は続いていたようです。
清水アキラは、家業を継ぐために足利工業大学に進学するも、父親の他界で中退せざるを得ず、自力で芸の道を切り拓いてきた、いわば叩き上げ。あの天才的なセロテープ芸が、一朝一夕で生まれたものではないことを、清水良太郎が認識してくれていることを願います。
