辻岡正人は海外からも注目を集める映画監督兼俳優!バイオレンス作品の申し子!
辻岡正人は海外からも注目を集める映画監督で俳優!抜擢する主役が個性的!
辻岡正人(つじおかまさと)は、俳優や映画監督として活躍し、国内外問わず注目を集めている人物です。俳優として、自身が監督を務める映画で主演を務める以外にも、「クローズZERO」「野火」など多数の作品に出演しています。映画監督としては、「バイオレンス作品の申し子」と呼ばれるほどに暴力的な作風に定評がある辻岡正人。
2014年に辻岡正人が監督・主演を務めた「BLACK ROOM」は、カンヌ国際映画祭にも出品された話題作ですが、愛する女性を監禁し、非道徳的な拷問を与えるという衝撃的なバイオレンス作品でした。海外では、あまりのエグさに鑑賞中に気分が悪くなったという人もいたとか。辻岡正人は、記憶にも残らない作品よりも、自分が心の底から作りたいものを妥協せずに作っていきたいと話しており、人の顔色を窺うのではなく、自分に正直に作品作りを行う姿勢でいるようです。
辻岡正人が抜擢する主役が個性的!アジャ・コングを看護師役に
辻岡正人は、自身で主演を務めることも少なくありませんが、他の俳優やタレントを主役にすることもあります。「老獄/OLD PRISON」の主演には、女子プロレスラーのアジャ・コングを抜擢して話題となりました。本作で映画初主演となったアジャ・コングは、老人への暴行を隠蔽しようとした上層部に、異議を唱える正義感溢れる看護師の役を見事に演じきっています。
また、アクションコメディ作品の「Dirty Heart」では、主役のボクサー役に横川康次を抜擢。横川康次は、キックボクサーから俳優になったという異例の経歴を持つ個性的な俳優です。他にも、ガッツ石松や猫ひろしなど、辻岡正人は、クセのある人物をキャスティングすることが多くあります。
辻岡正人の神様は塚本晋也!結婚相手は遠山景織子?
辻岡正人の映画の神様は塚本晋也!映画の道に入ったきっかけは?
辻岡正人が映画監督を目指したきっかけには、映画監督の塚本晋也が大いに関わっているそうです。辻岡正人にとって、塚本晋也は「映画の神様」のような存在だとか。辻岡正人は、中学の頃からヤンキーで、高校1年で暴走族を旗揚げし、総長として喧嘩三昧の生活を送っていました。
しかし、警察沙汰になったことをきっかけに、族は解散。エネルギーを持て余していた矢先に、親が毎週購入していた雑誌で、映画「BULLET BALLET/バレット・バレエ」のメインキャスト募集の記事を見つけました。ダメ元で応募してみたところ、見事に合格。その映画の監督を務めていたのが、自主映画の鬼才と呼ばれる塚本晋也でした。
半年ほどかけて撮影が行われましたが、脚本・主演・監督・撮影・照明・美術とすべてを自分でこなしながら陣頭指揮を取っている塚本晋也の現場を見て、「これが映画の作り方なんだ」と思った辻岡正人。そんな塚本晋也に憧れ、自身も映画を撮りたいと思うようになったようです。
辻岡正人の結婚相手は遠山景織子?生い立ちやプロフィールは?
辻岡正人は、1979年9月3日生まれで、大阪府豊中市出身です。高校1年まではヤンキーでしたが、映画監督の塚本晋也と出会ったことで、それまでの生活が一転し、映画の世界へ進むことになりました。初脚本・監督・制作の自主映画「ロスト・バイ・デッド」を完成させると、2003年には23歳の若さで監督デビューを果たします。
そんな辻岡正人は、プライベートで、女優の遠山景織子と噂になった時期がありました。遠山景織子は、2001年に、アイドルグループの元光GENJI山本淳一の子を妊娠、出産しますが、結婚はせずシングルマザーに。2006年に、辻岡正人と遠山景織子の同棲がスクープされ、2010年には極秘入籍したとの報道が流れて話題となりました。
しかし、辻岡正人は、自身のブログで入籍についてキッバリと否定。その後は噂も消え、2人とも現在も独身のようです。
辻岡正人主演「仁光の受難」の制作秘話!辻岡正人監督作品「憑きもどり」も制作中!
辻岡正人が、庭月野議啓監督作品の「仁光の受難」に出演して話題となっています。「仁光の受難」は、僧侶という身でありながら、異常なまでに女性からモテてしまうという悩みを抱えている主人公の仁光が、妖怪と出会うことで自らの魔性を目覚めさせていくという時代劇。辻岡正人は、主人公の仁光役を演じています。
滝行のシーンの撮影は凍結しそうなほど寒かったそうで、1分ほど滝に打たれている内に視界がぼやけてきて、人生初の脳震盪を起こしたとか。まさに体を張り、命懸けの撮影となったようです。また、辻岡正人が監督を務めている映画「憑きもどり」も、公開日はまだ決まっていないものの、2017年4月末にはすでに撮影は終わっていると言います。「憑きもどり」は、ミステリー文学賞も受賞している小説家の明利英司の怪異小説が原作です。
主人公は、家庭教師のアルバイトをしている女子高校生の美里。教え子の茜が他殺されたことを皮切りに、次々と通り魔事件が起こり、被害者の共通点や事件裏の真実を追っていくという物語です。ミステリー系ということなので、今までの辻岡正人作品とはまた違ったテイストの作品になっているのではないでしょうか。
「なるべく等身大の自分が発するような、1人でも多くの人を揺さぶれるような映画を撮っていきたいです」と以前に語っていた辻岡正人。インターネットの発達などにより映画の見方も変化しつつある現在。辻岡正人は、それでも劇場に足を運んで大きなスクリーンで見る価値があると思えるような、心に刺さる映画を、これからも撮り続けてくれるに違いありません。