七尾旅人は結婚している?炎上発言や騒動とは?
七尾旅人は天才と謳われたシンガーソングライター!妻と離婚?
七尾旅人(ななおたびと)は、18歳だった1998年からプロの世界で活躍している高知市出身のシンガーソングライター。旅人という名前は本名だそうです。不登校や引きこもりを経てデビューした七尾旅人は、繊細で独特な世界観で注目を集め、1999年発売の1stアルバム「雨に撃たえば…!disc2」で「天才だ」と絶賛されました。
2005年5月に結婚しましたが、実は結婚の数日後、当時所属していたソニー・ミュージックアーティスツとの契約終了が発表されました。その時、新妻は「結婚詐欺だ!」だと笑っていたとか。苦しくてつらい時期を支えてくれた七尾旅人の妻ですが、2010年頃を最後に、妻についての発言が途絶えます。震災後に、七尾旅人が単身で海の近くに引っ越したと述べていることからも、2012年頃までには別れてしまったのではないかとみられています。
七尾旅人の炎上発言や騒動とは?荒らすのはファンではない人ばかり
反原発や戦争反対の意思を明示している七尾旅人は、政治的な発言をすることも少なくありません。2015年7月に安全保障関連法案が可決された際には、「このままアメリカのパシリのような武器商人国家に堕ちたら、日本にはもう愛情持てない」「混乱しつつも懸命に生きる国に亡命して、誇らしく日本人だと名乗りたい」とツイート。これに反応したのが、七尾旅人のこれまでの作品や活動内容を一切知らないネトウヨで、彼らによって七尾旅人のアカウントが炎上したこともありました。
2017年9月には、ライブでいつも最前列を確保する熱狂的な数人のファンに対して、「滅多に来られない、その地方の若いお客さんのことも考えて」とインスタグラムで主張したところ、またもや炎上。七尾旅人のファンでもない輩ばかりが批判的なカキコミを寄せ、騒動になりました。
七尾旅人の「サーカスナイト」他おすすめ曲や人気アルバム!ライブ映像作品「兵士A」がスゴイ!
七尾旅人の「サーカスナイト」他おすすめ曲や人気アルバム!
七尾旅人は、18歳でメジャーデビューするも、数年で自らインディーズレーベルへ移籍。それ以降は、商業主義とは距離を置いたインデーズ業界から、七尾旅人のペースで名曲を生み出し続けています。スマッシュヒットを記録したのは、2010年にリリースした、やけのはらとのコラボ曲「Rollin’ Rollin’」や、2012年にリリースした「サーカスナイト」で、ライブでも大人気です。
また、「私の赤ちゃん」は、まだCD音源化されていなかったライブの人気曲を、2010年にUAがカバーしたことで知名度を上げました。売上額では、2012年の「リトルメロディ」と、2010年の「billion voices」が人気アルバムとなっていますが、初期からのファンを中心に、1stアルバム「雨に撃たえば…!disc2」を一番の名盤に推す声も多いようです。
七尾旅人のライブ「兵士A」が話題になった理由とは?
昆虫と共演したり、観客(子供)や自分の愛犬をステージに上げたり、自由で独創的な切り口で日々のライブを行っている七尾旅人。七尾旅人にとってライブとは、「その日の観客全員と歌をやり取りすることで音楽を作る場」です。その言葉通りに、CDと同じではない、繊細なアレンジと大胆な編曲が加わった七尾旅人のライブはまさにナマモノ。
会場の大小にかかわらず、全国各地で、老若男女問わず多くの観客を魅了し続けています。2015年11月に開催されたライブ「特殊ワンマン『兵士A』」では、頭を丸めた七尾旅人が、戦争に向かう未来の日本人自衛官=兵士Aの扮装をして登場。ほぼ新曲のみで構成された3時間は、安保法案が可決したことで誕生するかもしれない21世紀最初の日本の戦死兵・兵士Aを軸に、100年間に及ぶ物語を表現するという、前代未聞のライブとなりました。
七尾旅人のライブで唯一映像化された「兵士A」は、全国の映画館でも上映され、注目を集め続けています。
七尾旅人の新曲「天まで飛ばそ」がNHK「みんなのうた」に決定
七尾旅人の新曲「天まで飛ばそ」が、2018年2~3月期のNHK「みんなのうた」に採用されました。七尾旅人は、天国へ先立った“七尾旅人に人生を与えてくれた人”と“デビュー初期いつも応援してくれた人”、そして、これからたくさんの苦難を乗り越えていく子供たちに捧げた歌だとコメントしています。
「自死がとても増えている」と憂いている七尾旅人は、“人間の光と影、そのどちらも包みこみたい”という願いを込めて「天まで飛ばそ」を作りました。「みんなのうた」が幼い頃から大好きだったため、特に思い入れの強いこの曲を選んだとも明かしました。
「天まで飛ばそ」は、「誰かが孤独と不安で怯えている時にその人の手を取れるか?」というまっすぐな問いと、七尾旅人の味わい深い歌声、終わりを感じさせないメロディが溶け合った名曲です。放送を見た人からは、「今ごろの子供はテレビで七尾旅人が聴けるなんて羨ましい」「子供よりも自分が真剣に聞き入ってしまった」など、さまざまな感想が寄せられています。
時事問題について批判的な発言をしたり、政治的な話題を発信したりすると、すぐに軋轢が生まれてしまう現代社会。しかし七尾旅人は、言語ではなく歌で思いを表現すれば、問題の複雑さを絶妙に再現できるのではないかと考え、日々試行錯誤を繰り返しているそうです。
現在は20周年を記念したアルバム制作に取り組んでおり、「気付けば糸の切れた凧のように生きてきてしまった」としながらも、「あと2作品ほどリリースすれば、大きな変化がありそうだ」と分析。人とのつながりが希薄になり、価値観の揺らぐ今、七尾旅人の楽曲を必要とする人はますます増えていくのではないでしょうか。