2022年9月15日 更新
豊田章男の家系図はまさに華麗なる一族!社長としての評判は?
豊田章男の家系図はまさに華麗なる一族!年収は?
豊田章男(とよだあきお)は、ご存じトヨタ自動車株式会社の代表取締役社長です。1956年5月3日生まれで、愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学法学部法律学科を卒業し、バブソン大学経営大学院を修了していますが、勉学だけでなく、ホッケー男子日本代表を務めるなどスポーツも得意で、まさに文武両道の人。特筆すべきは、レーシングドライバーとして国際C級ライセンスを持っていることです。
豊田章男の家系図を見ると、まさに華麗なる一族。曾祖父の豊田佐吉は、トヨタグループの創始者で、祖父の豊田喜一郎は、トヨタ自動車の創業者。豊田章男の父・豊田章一郎は、トヨタ自動車の初代社長で、叔父の豊田達郎は、学校法人トヨタ学園の2代目理事長と、父方の家系図だけでも凄い肩書きが並びます。
豊田章男の母・博子は元三井銀行取締役・三井高長の娘ですが、三井高長は、三井財閥一族の伊皿子家八代目にあたります。父方だけでなく、母方にも華麗なる家系図が広がる豊田章男。母方の曾祖父・三井高平は、三井家初代当主ですし、三井家の家系図を辿れば、NHKの朝ドラ「あさが来た」主人公のモデルである広岡浅子の名前も出てくるほど。その他にも、三井物産や三井鉱山社長など凄い肩書きが並んでいます。
そんな凄い家系図に名を連ねる豊田章男ですが、父の豊田章一郎は息子を特別扱いしませんでした。豊田章男がトヨタ自動車に入社する時には、皆と同じように履歴書を提出させ、社員からスタートさせたと言います。そこから実力で一段一段役職を経験し、52歳でトヨタ自動車の社長に就任。豊田章男の年収は、3億5200万円で、他の国内自動車メーカー社長の年収と比較しても日本でトップクラスです。
豊田章男の社長としての評判は?座右の銘と社員の声
豊田章男がトヨタ自動車の社長に就任した時期は、会社経営者にとっては厳しい情勢だったと言えます。2008年のリーマンショックに始まり、世界規模のリコールによってトヨタ自動車の評判は最悪になり、トヨタバッシングが巻き起こりました。さらには東日本大震災が発生し、自動車の製造販売ができない状況となります。トヨタがF1から撤退したこともニュース番組で報道されました。
しかし、豊田章男は、この状況から黒字に盛り返して、2014年3月の決算では最高益の業績にV字回復させました。そんな豊田章男の座右の銘は「ネクスト・ワン」。喜劇王チャールズ・チャップリンが、「あなたの最高傑作は?」と聞かれた時に、「ネクスト・ワン」すなわち「次回作」と答えた逸話から、モットーにするようになったと言います。
前向きなモットーを掲げ、事業を盛り上げてきた豊田章男の社長。豊田章男は、「現場に一番近い社長でありたい」と常々心がけています。そのため、社員からも「現場をよく知り、言葉が通じやすい」と評判が良いようです。ドライブテクニックを向上させるために、社員の開発ドライバーに頭を下げて指導を仰いだとも伝えらえていますが、これができる社長はそういないでしょう。
開発ドライバーからも、「テストドライバーとして相当なレベル」と良い評判が広がっている豊田章男。グループ企業も含め大勢の社員たちの生活を預かる大企業の社長の重責は、大変なものでしょう。
豊田章男が愛車でマツコ・デラックスとドライブ!嫁は良家のご令嬢
豊田章男の愛車は6台!マツコ・デラックスとドライブも
車が大好きな豊田章男の愛車もやはりトヨタ自動車なのか気になるところです。豊田章男は「愛車は6台」と言っています。内訳は、東京に3台と愛知県に3台の計6台。そのうちの1台は、テレビ朝日の番組の中で紹介された「レクサスLFA」。やはりトヨタの車でした。この時、豊田章男が運転するLFAの助手席に座っていたのはマツコ・デラックスで、夜の街のドライブと決め込んでいます。
残りの5台は、豊田章男曰く「トップシークレット」とか。公式ブログやインスタグラムでも、佐藤健や平成ノブシコブシなど有名人と写っている画像はあるものの、愛車を紹介することはなかなかありません。とはいえ、車の画像もたくさんあり、黒と白2台のトヨタのランドクルーザー・プラドが掲載されている記事や、トヨタ・セリカの画像も。愛車だと紹介しているわけではありませんが、豊田章男の所有車である可能性はありそうです。
豊田章男の嫁は良家のご令嬢、息子はドライバー志望!
豊田章男の嫁の裕子さんは、元三井物産副社長・長田淵守の娘です。ツーショットではありませんが、イタリア人のレーシングドライバーであるヤルノ・トゥルーリが豊田章男夫妻の中央に立っている写真で、嫁の裕子さんを見ることができます。
豊田章男の息子である豊田大輔はドライバー志望で、2018年のスーパー耐久レースでデビューを果たしました。
そのレース会場には豊田章男も応援に駆けつけて、息子の豊田大輔を激励。豊田章男のインスタグラムにも、親子のツーショットがアップされています。息子の豊田大輔はそろそろ30代に入ろうかという年齢のようですが、トヨタ自動車に入社するのではなく、ドライバーの道を選ぶのでしょうか。
豊田章男が自工会の次期会長に!再登板の理由は?
2度目の会長就任
豊田章男は、自工会の次期会長に再任されることが内定しています。自工会とは、日本自動車工業会の略称。いすゞやスズキ、日産、SUBARU、本田、マツダ、三菱、そしてトヨタなど自動車メーカー14社によって構成されています。豊田章男は現在自工会の副会長を務めていますが、2012~2014年に自工会の15代会長を務めていました。そのため、二度目の会長就任となれば、自工会では初めてとなるそうです。
これからの自動車業界は課題が山積しています。電気自動車や車両の電動化が急速に進む一方で、自動運転の安全性に疑問符が付けられるなど、決して順調な道とは言えません。こうした背景を考えると、逆境に強い豊田章男の手腕とバイタリティが買われたのではないでしょうか。
豊田章男の手腕の見せどころ
次期会長には、変化への対応や世界間競争の激化、2019年10月から始まる予定の消費税率10%の引き上げと、難しい問題を一つ一つ着実に解決していく力が求められます。さらに、2020年には東京オリンピック・パラリンピックもあるため、自動運転の実現は待ったなしです。
豊田章男がかつて自工会の会長だった時には、若者のクルマ離れ対策に積極的に取り組みました。そのため、クルマやバイクへの関心を高めるイベントを開催するなど、実績十分の豊田章男のアイデアと企画力に期待する声は、すでに多く見られます。自動車業界の大転換期こそ、逆境に強い豊田章男の手腕の見せどころと言えそうです。