青木功のレジェンド伝説とは?前妻との離婚理由、現在の家族は?
青木功のレジェンド伝説とは?歩みは止まらない
プロゴルファー青木功(あおきいさお)は、ゴルフファンではなくても名前を知っているほどのレジェンド。プロ野球では、王貞治と長嶋茂雄をON(オーエヌ)と呼びますが、ゴルフ界では、青木功と尾崎将司のAO(エーオー)が日本を代表する伝説ゴルファーです。
そんな青木功には、数多くの伝説が。ゴルフでの快挙や、帝王ジャック・ニクラウスとの名勝負も伝説の一つですが、試合以外の豪快伝説も事欠きません。青木功は英語が話せませんが、アメリカ人ゴルファーに積極的に日本語で話しかけ、相手は英語で喋っているのに、なぜか話が通じている様。何という強力なコミュニケーション能力でしょう。
もちろんゴルフの記録も素晴らしいもので、1979年の世界マッチプレーでホールインワンを達成した青木功は、1980年には全米オープンで準優勝。1983年には、PGAツアーでも優勝を遂げています。これは日本人初の快挙です。日本ゴルフツアー通算51勝は、尾崎将司に次ぐ歴代2位。日本ツアー賞金王に輝くこと5回。特に、1978~1981年までは、4年連続で賞金王となりました。
その他にも、「100ヤード以内の技術なら青木功が世界一」と言われ、1度回ったコースや過去のショットを全て覚えているという驚異の記憶力の持ち主でもあります。生ける伝説として、日本シニアツアーで優勝を飾ること実に9回。これからも新たな伝説を生むパワーを感じます。
青木功の前妻との離婚理由は?現在の家族は?
青木功は、これまでに2回結婚しています。14歳の時にゴルフと出合い、1964年にプロテスト合格した青木功は、1965年に、関東プロゴルフ選手権で日本ツアーデビューを果たしました。しかし、世界の青木功も、はじめから好成績だったわけではありません。最初は鳴かず飛ばずで、元キャディの前妻には苦労をかけたことを著書「プレッシャーを楽しんで(私の履歴書)」で語っています。このようにプロとしてどん底生活を送っていた青木功は、離婚理由について「自分の都合で別れた」と綴っており、その後、現在の妻のチエさんと再婚しました。青木功とチエさんが二人三脚で身体づくりに取り組んできたことは、ゴルフファンの間では有名な話です。家族への感謝の思いが強い青木功は、著書「勝負論」でも、自分を支えてくれている家族への感謝の思いを書き連ねています。青木功をよく知る周囲の人々も、再婚した後の青木功は、生活も顔つきも良いほうへ変わったと感じているようです。
青木功のゴルフ解説は賛否両論!パター他クラブセッティングは?
青木功のゴルフ解説は賛否両論!
青木功のゴルフ解説ですが、批判的な声も聞かれます。批判の声で多いのは、「上から目線」「何であんなに偉そうなの」というもの。確かにスポーツ解説は、ゴルフに限らず、試合観戦を邪魔しないことも肝要です。また、世界の青木功といっても、世代的にピンと来ないゴルフファンが増えているのも事実です。しかし、技術的なことを知りたいファンは、超一流プロゴルファーの青木功の解説は素晴らしく、真剣に耳を傾けています。
もちろん、「青木功さんの解説は最高ですよ。分かりやすさも抜群ですよ」と、青木節に好意的な意見も。また、青木功の解説を批判する人に対しては、「青木功さんは天才ですよ。一般凡人ゴルファーには理解できないのでは」と反論する場面も見られます。しかしやはり解説とは、素人にも受け入れられやすく話すことも大事です。賛否両論あるほうが、盛り上がるのではないでしょうか。
青木功のパター他クラブセッティングは?実際は何を使うか分からない?
青木功のパター他クラブセッティングに興味を持つファンは多く、高額でも「青木功モデル」を購入する人もいます。パターとは、グリーン上でパットを打つ時に使う特別な形をしたゴルフクラブ。クラブセッティングとは、自分の得手不得手や打ち方のスタイル、コース特性などを考慮し、戦略を立てて、キャディバックに入れるクラブの選び方です。
ラウンドに持ち込めるのは14本までなので、多くの種類から何を選ぶかが大事で、クラブセッティングはプロにとって欠かせない重要な仕事と言えます。時代と共にグリーンの芝種も進化し、パターも進化しているので、多くある種類の中から自分の打ち方に合ったパターを探して選ぶあくなき探求が、見えないところで展開されていると言えるでしょう。
そんな青木功のクラブセッティングは、ドライバーが、テーラーメイドR11ドライバーという思い切り振れるモデルです。飛びよりも方向性重視のドライバーと言われています。そして、FW・UTは、テーラーメイド(13°)((#5)19°)((#4)21°)。アイアインは、テーラーメイドTOUR PREFERRED CBアイアンで、ヘッドが大きいため安定感が抜群です。ウェッジは、デザインがかっこいいと好評なテーラーメイドTPウェッジWith XFT。パターは、テーラーメイドのロッサゴーストツアーです。
インタビューでは、「安心感」「構えやすさ」「つかまりやすさ」「握りやすさ」「やさしく飛ばせる」など、ゴルフセッティングについて大事な感覚を語っている青木功。とはいえ、交換しながら色々なクラブを試すスタイルなので、青木功が次に何を使うのかは実際のところ分かりません。
青木功が片山晋呉の謝罪会見に同席!「勝負論」に綴られた感謝の言葉
2018年5月30日に行われた森ビルカップのプロアマ大会で起こった問題について、日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功と、選手会長の石川遼、当事者の片山晋呉が謝罪会見を開きました。事の発端は、招待客がプレーしているのに、それを見ることもせず、片山晋呉が自分のパッティング練習を始めてしまったことです。
プロと一緒にアマチュアゴルファーがコースを回るプロアマ大会は、ゴルフ大会スポンサーへのサービスという意味合いもあり、プロからの懇切丁寧なアドバイスを目的に参加する人もいます。しかし、自分の練習を始めてしまった片山晋呉を不快に感じた招待客が、途中で帰ってしまう事態に。
青木功は、ゴルフを支えてくれる人々への感謝の気持ちが強く、ゴルフを通して社会貢献をするという強い思いがあります。この一件は、見過ごすことができない出来事となりました。会見で謝罪した片山晋呉には、30万円の制裁金と厳重注意の処分が下り、当面の試合出場を自粛することとなっています。
たくさんの著書を出版している青木功ですが、「勝負論」の中では、用具メーカーやスポンサー、主催者、スタッフ、そして家族など、色々な人に支えられて今の自分があると綴っています。この人たちへの恩返しの思いで、チャリティにも積極的に関わってきたのでしょう。今回の騒動については、「どんなにゴルフが上手くたって試合をやって見せるフィールドがなければプロゴルファーはないでしょ」とコメントしています。
今後は会長職を優先にしますが、何歳になっても試合に出て、ゴルフしている姿を見せることが大事だと意気込んでいる青木功。根っからゴルフが大好きなゴルフ歴60年のレジェンド・世界の青木功の胸に刻まれているのは、かつて先輩から言われた「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の言葉とか。感謝の心と謙虚な気持ちを忘れずに、ゴルフ界を牽引していこうという気概に今なお溢れています。