2016年7月29日 更新
野村萬斎 結婚、嫁は?息子へのスパルタ狂言指導!
野村萬斎 結婚はいつ?嫁は?
野村萬斎の本名は野村武司(のむら たけし)。1966年4月5日東京生まれの49歳。和泉流の能楽師で、俳優としても活躍しています。
野村萬斎と元CAである嫁の野村千恵子は1996年に結婚しました。野村萬斎と嫁の野村千恵子は、小学校時代からの知り合いで、学生の頃から付き合っていたとのこと。
二人は、先輩・後輩の関係で3歳違いです。野村萬斎の学歴は、小学校から高校までは筑波大学附属、東京藝術大学ですが、野村萬斎と嫁は同じ学校に通っていたのでしょうか。どの学校でも高学歴ですね!
野村萬斎 息子のスパルタ狂言指導で3歳で舞台デビュー!
野村萬斎には3人の子供がいます。長女の彩也子、次女の彩加里です。息子は、長男の裕基。狂言の世界は、歌舞伎など他の伝統芸能の世界と同じように、世襲制が色濃く残る世界。野村萬斎の息子も例外ではありません。
1999年10月9日生まれの息子の野村裕基は、3歳の頃に初めて舞台に立っています。日々、父親で師匠でもある野村萬斎によるスパルタとも呼べる厳しい狂言指導を行い、鍛えられています。現在高校一年生の野村裕基は夢について「父親を超える狂言師になりたい」と語っているそうです。
父親の活躍を見て、父親の背中に憧れているなんて素敵ですね。現在放映中のNHKEテレ「にほんごであそぼ」では、野村萬斎と息子、野村裕基の親子共演も見られます。
野村萬斎 映画「陰陽師」「のぼうの城」舞台での役作りが完璧すぎ!和泉元彌が絶対に敵わぬ理由
野村萬斎 映画「陰陽師」の一躍有名に!「のぼうの城」や舞台での役作りが完璧すぎる!
野村萬斎は2001年の公開された映画「陰陽師」の主役安部晴明役を務め、一躍有名になりました。「のぼうの城」では存在感や狂言師の才能と経験を買われ、主役に抜擢された野村萬斎。そんな野村萬斎でしか演じられないと言われた「田楽踊り」は映画の見所のひとつとなっています。
実際、振付けや歌詞すべてを野村萬斎自身が創作していたそうです。野村萬斎の多才さは、「最後までどういう人か分からない部分が“のぼう”とそっくりで、その部分が映画のスケール感となった」と監督の犬童一心を感嘆させました。
なぜ野村萬斎が映画や舞台での役作りが完璧なのかと考えてみると、野村萬斎ならではの雰囲気、そして役によって声や喋り方、さらには表情を使いわけていて、視聴者・観覧者をどんどん引き込ませる魅力を持っているからだと思います。
これぞ狂言役者の真骨頂。確かにあの演技、なかなか真似できませんね。
野村萬斎 同じ和泉流?和泉元彌が絶対に適わぬ理由とは?
野村萬斎と和泉元彌がよく引き合いに出されますが、2人は祖父同士が兄弟の「又従兄弟(またいとこ)」の関係にあります。和泉元彌は「能楽狂言方和泉流二十世宗家」と名乗る狂言師ですが、和泉流宗家の継承騒動の影響により、名乗っている「和泉流二十世宗家」にも「自称」が付いています。
この和泉流宗家の継承騒動では、和泉元彌は2002年に能楽協会からは退会処分を受けています。また、和泉元彌の父親が早く亡くなったため、きちんとした稽古をつけてもらえず、誰かに教えを請うこともなかったようです。
こうした経緯から、和泉元彌は、現在、能楽協会関連の舞台に立つことはできませんが、テレビや歌でタレント活動を続けています。一方で、野村萬斎は幼い頃から人間国宝である厳しい父の教えを受ける由緒正しい「能楽狂言和泉流野村万蔵家」の名跡で、狂言師として狂言や能の普及にも尽力しています。
狂言以外にも俳優としてドラマ・映画・舞台なので活躍。和泉元彌の現在の立場は気の毒だとは思いますが、こと狂言の世界では、和泉元彌は、正統派である野村萬斎には絶対に適わない宿命なのです。
野村萬斎、今度はシン・ゴジラに挑戦!
野村萬斎の魅力の一つは、なんと言ってもあの細面からは思いもよらない、渋く太い声にあると思います。しかも驚いたことに、野村萬斎は昔ヘビメタ系のバンドでヴォーカルをしていたのだとか!厳しいお父さまがよく許したものだとそこにも驚いてしまいますが、狂言役者でヘビメタとは想像できません。
そのギャップもまた、野村萬斎の魅力につながっているのでしょう。そして、演技にも圧倒的な存在感があり、凛とした佇まいは、神々しささえ感じます。私が初めて野村萬斎を見たのは、映画「陰陽師」で、劇中の演技と存在感に驚いたものです。
演技はもちろんのこと、ビジュアルも大人の男性の魅力がたっぷりですから、奥さまが羨ましい限り。野村萬斎がドラマなどのメディアに出てくるまでは、狂言についてほとんど知る機会がありませんでした。野村萬斎が狂言以外にも活躍することで、狂言の魅力とその歴史が世に知れ渡っていけばいいですね。
また、映画「シン・ゴジラ」で、シン・ゴジラを演じていることが発表されました!とはいっても、着ぐるみを着るわけではなく、野村萬斎の動きをデジタル的に記録し、フルCGで作成したゴジラに反映させているとの事。これまでの野村萬斎は、時代劇、明治・昭和初期での役が多かったのですが、現代劇を一気に通り越してシン・ゴジラとは、なんとも野村萬斎らしいですね。今後の活躍も目が離せません!