吉田秋生「海街diary」 キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの超豪華四姉妹!

2015年4月14日 更新

世界でも評価が高い是枝裕和監督演出、
「海街diary」の新映像が公開になりました。
映画は2015年6月13日(土)公開。
鎌倉の街で四姉妹が織りなす、生き生きとした
姿を豪華俳優陣が演じると、話題を集めています。

吉田秋生「海街diary」出演陣が超豪華!

吉田秋生「海街diary」鎌倉で起こる四姉妹の成長と機微

吉田秋生さんによるマンガ「海街diary」は、
鎌倉で暮らす三姉妹に、異母妹が四番目の姉妹と
して加わり、家族の絆を描いた物語です。
2006年から月刊フラワーズでシリーズが
連載されています。既刊6巻の発行部数は、
累計250万部を超えています。

物語は、看護師でアラサーのしっかりものの長女、
地元の銀行に務め、日本酒には目がない次女、
アフロヘアでちょっと不思議が入っている三女、
異母妹でサッカー少女の四女が、それぞれ
各世代の悩み捉えていて、幅広い年齢層が
共感できる日常が描かれています。

吉田秋生「海街diary」キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず超豪華四姉妹!

是枝監督が自らが、映画化を熱望したそうです。
キャストには、長女・幸に綾瀬はるかさん、
次女・佳乃に長澤まさみさん、
三女・千佳は夏帆さん、
四女・すずは広瀬すずさんと、旬の女優陣が揃いました。
脇を固めるのは、三姉妹を置いて家を出た実の母親役に
大竹しのぶさん、幸の上司に堤真一さん、樹木希林さん、
加瀬亮さん、風吹ジュンさん、鈴木亮平さんなど、
こちらも主役級の方々揃いです。

また、第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞を受賞した
「そして父になる」(是枝監督作品)にも出演の
リリー・フランキーさん、ミュージシャンの池田貴史(レキシ)さん、
まえだまえだの前田旺志郎さん、“塩顔男子”で人気上昇中の
坂口健太郎さんなどの顔ぶれにも注目です!
是枝監督はきめ細やかな描写で、家族の雰囲気を出す
映画作品が多く、家族が暮らす鎌倉の家や風景が
どのように描写されるのか気になるところですね。

 

「海街diary」吉田秋生の作品とは

吉田秋生「海街diary」は男性にも読みやすい少女マンガ
「海街diary」で、2007年に
「第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」
を受賞されています。また、
「マンガ大賞2013」も受賞されました。

吉田さんの漫画家のキャリアは長く、
男性が主人公のものが多数あり増す。
絵柄も少女マンガ風とは一線を画しているため、
女性誌に掲載の少女マンガですが、男性にも
読みやすい作風です。
また、男性が主人公の物語であっても、
女性の心情が深く表現されています。
こうした表現力から、男女問わず人気があるのでしょう。

主な吉田秋生作品

「吉祥天女」(1983年) 第29回小学館漫画賞 受賞作品です。
容姿端麗で怪しい魅力の持ち主の少女を中心に悲劇が
次々と起こります。こちらの作品も、少女マンガの少女像とは
かけ離れた作風で、当時の読者に強いインパクトを与えました。

『櫻の園』(1985年)
女子高校の演劇部に所属する少女たちの人間関係と心の葛藤を
描いた作品です。1990年に、中原俊監督で実写映画化、
また、2008年11月に同じ中原監督によって、
福田沙紀さん主演でリメイクされています。
よほど、思い入れのある作品なのでしょうね。

『BANANA FISH』(1986年)
吉田作品の中でも、代表作といっても過言ではないでしょう!
ダウンタウンのストリート・キッズ、アッシュが、
「バナナ・フィッシュ」をめぐる抗争に巻き込まれ
ながら、友情・愛憎・葛藤に翻弄される姿を
描いています。かなりハードボイルドな内容なので、
この作品で男性ファンを増やしたとも言われています。

『ラヴァーズ・キス』(1995年)
「海街diary」とプロローグともいえる物語です。
高校3年生の藤井朋章が主人公(「海街diary」次女・佳乃の彼氏)です。

吉田秋生「海街diary」の舞台、神奈川県鎌倉市のおすすめ

吉田秋生「海街diary」の舞台、神奈川県鎌倉市の長谷寺から由比ヶ浜を一望

「海街diary」では、その名の通り海が
背景のスポットが多く出てきます。
マンガに登場する場所ではありませんが、
鎌倉の街なみと海が見える場所をピックアップ!
「長谷観音」の名で親しまれている長谷寺は、
9m以上ある十一面観音像がご本尊です。
奈良の長谷観音と同じ1本の楠の霊木から彫り上げた、
という言い伝えがあります。

境内は季節ごとに美しく、特に経蔵裏のアジサイは
2000株以上あり、同じ鎌倉の成就院や明月院に並び有名です。
紅葉の時季は夜間のライトアップも行います。
経蔵裏の眺望散策路や見晴台からは由比ヶ浜が一望でき、
広い長谷寺を散策した後にほっとできる場所です。

 

吉田秋生「海街diary」の舞台、神奈川県鎌倉市の海へ続く若宮大路を眺める

「鎌倉十王岩の展望」は、「かながわの景勝50選」に
選ばれているスポットです。
天園ハイキングコースにあり、鶴岡八幡宮の真裏に
位置するため海まで続く若宮大路がよく見えますよ。
建長寺の裏山「勝上けん展望台」から5分ほど歩くと
「かながわの景勝50選 鎌倉十王岩の展望」という
石碑があります。

その後ろの岩に登って、風化は進んでいますが
3体の仏像が鎮座しているところが景勝ポイント。
昔は強風が吹くと、風の音が泣き声のように
里にも響いたことから「喚き(わめき)十王」と
呼ばれていました。
ハイキングの機会があれば、眺望を満喫してみては
いかがでしょう!

映画では、海が見える街・鎌倉のどんな風景を
見ることができるのか、楽しみですね。

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