2022年3月7日 更新
IVAN 性別は男?モデルの仕事への影響は?!オネエへの第1歩はパリコレでの枕営業?!
IVAN 身体は男 中身は乙女 ギャップに苦しむトップモデル時代
元パリコレモデル、現在はキャピキャピとしたニューハーフタレントとしてバラエティなどで活躍中のIVAN。あの脚線美からは想像もつきませんが、まだ性転換手術は受けておらず、今も性別は「男」のままです。
可愛らしいミニワンピース姿と内股が印象的なIVAN、トップモデルとして活躍していた頃は「イケメンモデル」でした。もちろん周囲の人間、友人ですらIVANを男と信じて疑わなかったようですが、IVAN自身は幼いころから「男の外見」と「乙女な中身」のギャップにフラストレーションを感じいたといいます。
そう思い当時の自己PRの映像を見ると、確かに時折「女子っぽい振る舞い」が見られます。IVANはそんな心の揺らぎを一切見せず、モデルの仕事に入る前は「俺は男だ」とイケメンモデルのスイッチをオンにして臨んでいたようです。
IVANは2013年に「有吉大反省会」で初めて「オネエ」であることを告白するまで、その重圧に苦しんでいたのです。
IVAN オネエへの第一歩 パリコレは男の枕営業は当たり前?!
IVANは自身の著書「IVANTITY」でパリコレモデルのスキャンダラスな事実を赤裸々に語っています。
枕営業と聞くと「売れない女優が仕事を得るためにするもの」という印象を抱きがち。しかし、IVANによるとファッション業界の枕営業は女の子のモデルの需要はほとんどなく、むしろ男のモデルの枕営業が主流なのだといいます。
理由はただ一つ、デザイナーにはゲイが多いから。万が一デザイナーからの誘いを断ると、本当にそのブランドの服を二度と着せてもらえないと言われるそうで、なかなか過酷な世界ですね。
しかし、その付き合いはあまりにもオープンで、恋人同士となったモデルとデザイナーが現場でイチャつく光景なんて日常茶飯事。どうやらパリコレでは枕営業は汚れた裏取引ではなく、パリ特有のアーティストとパトロンの関係なのでしょうね。
IVAN自身もデザイナーの誘いに合意して交際を開始し、1年間のキャンペーンの仕事を勝ち取った過去があります。もしかすると、このパリコレの枕営業がオネエ心に火を点けてしまったのかもしれませんね。
IVAN 身長、体重、性格、家族、生い立ちは?
IVAN 元パリコレモデルの身長、体重は?実は性格がひねくれている?
世界を舞台に活躍してきたIVANの気になる身長は184㎝。それに対して体重は65㎏しかありません。しかし、IVANは可愛らしい女性を理想としているので、最近では「冨永愛と同じ178㎝で~す」と長身を微妙にごまかすようになりました!
そんなIVANの性格について、ちょっとひねくれているとの情報も。読者モデルがいっぱしのモデルを気取って自分にファッションのダメ出しをしてきたことに対し、某番組で「お前、何なの」と痛烈に批判したIVAN。
共演者のキングコング梶原の嫁が読者モデル出身であることから「結婚する人も梶原さんレベルになる」という真っ黒な発言も残しました。しかし、すでに日本にあった活躍の場を全て投げ捨てて、ギャラ0、全て自費負担のパリコレというモデルの最高峰にたどり着いたIVANの性格を簡単にひねくれていると言っていいものではありません。
普段は土屋アンナのようにサバサバとしたボーイッシュな性格のIVANですが、モデルとしては一際プロ意識持って泥水を飲みながらやってきたプライドがあるため「許せない」こともあるのでしょう。
IVAN 幼いころから度重なる両親の離婚、移住…家族、生い立ちは?
IVANは日本とスペインのハーフの父親と、メキシコ人のクオーターの母親との間に、1984年メキシコの地で誕生しました。2歳のときにはなぜか奈良県に移住、更に東京へと映り、アクターズスクールで歌やダンスのレッスン受けます。
その後は米カリフォルニア州の高校に進学し、卒業と共に日本へ帰国。モデル活動を開始して2年目の2004年にはパリコレモデルに選ばれるという快挙を成し遂げました。確かにIVANはパリコレモデルという華々しい経歴の持ち主ですが、家庭環境があまり穏やかではなかったようで、それは度重なる移住からもうかがえます。
以前、IVANは「実の母親に会いにいく」という企画番組に出演していました。IVANの両親は離婚と結婚を繰り返し、バツ4の実の母親は現在はドミニカ共和国に住んでいるようです。IVANはブログで兄と弟の存在も明らかにしています。
少年時代のIVANはそういった家庭の悩みを誰にも打ち明けることができずに、相当苦しんでいました。併せて心と体の問題も抱えながら、よくここまで力強くのし上がることができたと感心してしまいます。
IVANはホームレスだった!!パリコレモデルから転落を激白
オネエであることを告白してからというもの、今やクセの強すぎる芸能界の「オネエ」軍団の中でも、引け劣らない存在感を発揮しているIVAN。現在ではニューハーフタレントという言い方ではなく、「トランスジェンダータレント」と呼ばれています。
そして、元イケメンパリコレモデルが「オネエ」告白に至るまでが、また壮絶です。それが明らになったのは、17日放送のテレビ朝日系バラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間スペシャル」。番組内でIVANが激白したのは「4か月間の路上生活体験」という衝撃的な体験でした。
それが2004年にパリコレデビューを果たしてからわずか3年後のできごとだといいますから、一体どんなしくじりをしたのか…2007年にPENICILLINのHAKUEIプロデュースで音楽活動も始めたIVANは、音楽活動の方向性の違いや金銭トラブルで所属事務所の寮から失踪する形でホームレスへと転落。
IVANは路上生活をしていた当時を振り返って「個性的なことをしている自分に酔っていた」と話しています。確かに譲れないものに対する強情さは、パリコレにこだわったモデル時代からの持ち味なのかもしれませんね。
モデル界の縦横の人間関係や熾烈なライバルとの戦いをくぐり抜けてきたIVANですが、ホームレス社会でも上下関係や縄張り争いなど、その厳しさから学ぶものがあったそうです。
何もかもがふっきれて「オネエ」であることをカミングアウトすることができたIVANは、速水もこみちや成宮寛貴が彼氏なのではないか?と囁かれるほど乙女としての人生を謳歌しつつあります。きっとこの先にどんなことが待ち受けていようとも、IVANには力強く生きていく度量がありそうですね。