渡辺航 「弱虫ペダル」作者自転車愛、サイン会ファン愛、作品愛の情熱がハンパない!
渡辺航 「弱虫ペダル」作者自転車愛の情熱がハンパない!毎日の練習、帰省680㎞の旅!
「少年チャンピオ」ンで連載されている大人気漫画「弱虫ペダル」の作者、渡辺航。作品は自転車のロードレースを題材にしたものですが、実は、作者である渡辺航自身の自転車愛の情熱がハンパなものではありません。
ロードバイクのフレームが並ぶ車庫、ボルダリング壁……実は、そこが渡辺航が「弱虫ペダル」を描いているアトリエです。渡辺航は決して本格的なロードレーサーではなく、あくまで長距離ツーリングを趣味として楽しんでいるのだと言います。ちなみに最新の愛車はトレックの超軽量バイク「エモンダSLR」。恒例になった夏の4泊ツーリングを楽しむために、1日で40㎞試走した末の選択だったそうです。
以前、夏に帰省した時は、神戸から長崎まで680㎞走ったといいますから、単なる趣味の領域超えた、渡辺航の自転車愛を感じてしまいます。そのためにも毎日の自転車練習を欠かさないという渡辺航。「弱虫ペダル」を毎週カラーで書いてくれと担当編集に言われても、練習時間を確保するためにセーブしてもらっているそうです。
渡辺航 「弱虫ペダル」サイン会のファン愛、作品愛の情熱がパンパない!「弱ペダナイト2」が大盛況!
渡辺航の「弱虫ペダル」のファンの愛はハンパなものではありませんが、渡辺航自身のファン愛や作品愛の情熱もハンパではありません。特に定期的に行っているサイン会でのサービス精神は脱帽もの。サインと共にその人が好きな「弱虫ペダル」のキャラクターをその場で描いてくれるなんて、ファンにとったら垂涎ものですよね。
渡辺航のファン愛が見られるのは、サイン会だけではありません。サービス精神の高さから「神イベント」と呼ばれた渡辺航のトークイベント「弱ペダナイト」。今年1月には「弱ペダナイト2」として再び開催されました。2時間半のイベントでは、「弱虫ペダル」キャラの裏設定などのトークも盛り上がりましたが、ファンの注文に応じて描かれるライブペイントも大盛況。
さらに、帰りには、ファン全員にサイン入りポストカードを手渡しし、渡辺航は、ファンとの握手と言葉を交わすのだそうです。こうして公の場に登場する時は、必ず作中のキャラクターが着用しているユニフォームを身に付けている渡辺航。カメラを構えるファンに対して、キャラクターの持ちセリフとポージングを進んで披露するなど、作品愛の情熱もハンパありませんでした。
渡辺航 「弱虫ペダル」感想、ネタバレあらすじ!人気グッズグベスト3
渡辺航 「弱虫ペダル」感想、ネタバレあらすじ!小野田坂道の才能開花、インターハイ優勝!今年はどうなる?
渡辺航の「弱虫ペダル」の舞台は、千葉県立総北高校。新入生・小野田坂道は、秋葉原までタダで行けると理由で、険しい坂道であろうが長距離であろうが鼻歌まじりでママチャリを爆走させていただけのオタク少年でした。中学時代からすでに自転車競技で活躍していた今泉や、鳴子と出会い、自転車で速く走ることの楽しみを知った坂道。
活動再開を目指していたアニメ研究部の部員を引き連れて、自転車競技部に入部。先輩部員でクライマーである巻島の指導により、クライマーとしての才能を開花させていきました。坂道は、競技生活たった4カ月で、粗悪な自転車にもかかわらず、インターハイでトップゴール、優勝してしまいます。
とにかく坂道の潜在能力の高さとメンタル面の強さは尋常ではなく、各キャラに設定された「弱虫ペダル」名物の特殊能力の数々に阻まれ、一度は最下位に陥ろうが、坂道は必ず巻き返すことができるのです。ちなみに特殊能力とは「黒い翼」「白い翼」など、人間離れした変形技。特に熱い作画が特徴です。
そんな渡辺航の「弱虫ペダル」、少年チャンピオンでは第362話を過ぎ、小野田坂道たち総北高校が2年目のインターハイでも優勝なるか?!まだまだ目が離せません。
渡辺航 「弱虫ペダル」人気グッズグベスト3 予約殺到!売り切れ続出!
今やアニメ化や劇場版の公開で、これまでコミック版になじみがなかった人も渡辺航の「弱虫ペダル」の虜になっているに違いありません。そんなファンにとって、グッズは必需品。そこで人気グッズベスト3間違いなしの最新グッズを紹介しておきましょう。
まずは、総北高校と箱根学園&京都伏見高校の各キャラクターが描かれた「弱虫ペダル 絆創膏(410円」はいくつでも持っておきたいですよね。次に、自転車つながりで、「弱虫ペダル 自転車キーホルダー(6個入り・580円)」も注目。それぞれに小野田坂道をはじめ、真波、巻島、東堂、荒北、新開のキャラクターがベルト部分に大きくデザインされています。
これが6個入ってこの価格ですから、売り切れ必至なのではないでしょうか。そして注目は、渡辺航自身が「弱ペダナイト2」で披露してくれた京都伏見高校・御堂筋翔の「キモキモ」ポーズが再現できてしまうかもしれないというフィギュア「ぐにゃぐにゃ御堂筋(2000円)」。ボディに筋金が入っているので自由自在にポーズを作れるという逸品です。人気グッズになることは間違いなさそうですね。
渡辺航 「弱虫ペダル」作者は苦労時代をラッキーと語る精神力 自転車愛が作品を生んだ
「弱虫ペダル」が一気にブレイクし、一躍人気漫画家に名乗りをあげた渡辺航ですが、それまでには苦労もしたようです。渡辺航は15歳で「週刊少年ジャンプ」の漫画賞を受賞したことで、すぐに連載がもらえるものだと思っていました。しかし、その後も連載が取れない足踏み状態が長く続き、後進がどんどんデビューしていく中、編集担当に青年誌へ移るように勧告されてしまいます。
しかし自分が少年時代に憧れを抱いた「少年誌」への夢を、渡辺航は決して捨てませでした。担当編集のせいにしたり、作風を劇的に変えてみたりしましたが、結局のところ自分の努力不足だった、と渡辺航は当時を振り返えっています。ある作品の連載中に、編集者の意向で別作品を描くと、なんと両方打ち切りになったこともありましたが、そのような出来事も渡辺航は「試練」ではなくラッキーととらえています。
この強靭な精神は「弱虫ペダル」の小野田坂道に通ずるものがありそうですね。そんな時、担当編集者が「自転車について描かないの?」と提案しますが、渡辺航は一旦は断ったといいます。しかし、その尋常ではない自転車愛を編集者が放っておくはずはなく、「弱虫ペダル」は生まれることとなったのです。渡辺航自身の体験から得た、パンクした時の心境、パーツを変えたことで調子が上がる感覚。自転車での体験を元にして描かれた「弱虫ペダル」は、まさに作者・渡辺航の少年漫画愛と自転車愛の結晶なのです。