八木かなえがウェイトリフティング全日本選手権5連覇!東京オリンピック出場に向けて全力疾走

2019年9月3日 更新

2019年5月24日に岩手県奥州市で開幕したウェイトリフティング全日本選手権。女子55kg級で出場した八木かなえは、トータルで186kgを持ち上げ優勝しました。昨年までの53kg級とあわせて全日本選手権は5連覇を達成。日本国内では敵なしの強さを見せつけています。

人気と実力をあわせ持つ美女アスリート・八木かなえの経歴と、東京オリンピック出場に向けた新たな挑戦についてお伝えします。

キャリア3ヶ月で優勝の鮮烈デビュー!そして怒涛の快進撃

八木かなえがウェイトリフティングと出会ったのは、2008年に兵庫県立須磨友が丘高校に入学してからのことでした。高校入学当初は、ウェイトリフティング部と演劇部のどちらに入部しようか迷っていたと言います。悩んだ末に八木かなえはウェイトリフティング部に入部。その3ヶ月後には「全国高校女子選手権」で優勝していました。ここから八木かなえの快進撃が始まります。

競技歴8ヶ月にしてアジアユース48kg級で優勝。高校2年生になると全国高校女子選手権の53kg級も制し、同年秋に開催された世界選手権では48kg級の日本代表に選ばれ、10位という記録を残しました。全国高校女子選手権では2009年から2011年まで三連覇。高校在学中に日本高校新記録を毎年叩き出すという驚異の存在としてその名を広めます。

八木かなえの快進撃は、金沢学院大学進学後も続きます。進学後、初の公式戦となった2011年全日本女子学生選手権53kgでは大会新記録を樹立して優勝。翌2012年の全日本選手権53kg級でも優勝を果たし、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロと二大会連続で五輪代表にも選出されました。

ウェイトリフティング未経験の八木かなえが数々の大会で活躍できた理由は、5歳から始めた器械体操にあります。八木かなえは中学時代、器械体操で全日本ジュニア選手権個人総合の7位に入賞する実力者でした。得意種目は床と跳馬。いずれも強靭な脚力と瞬発力、柔軟性、バランス感覚が求められる競技ですが、この2競技で培った能力は、ウェイトリフティングでも応用が効くのです。高校入学直後からの快進撃を裏で支えたのは、長年続けた器械体操でした。

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八木かなえの人気はとどまるところを知らず

ロンドン、リオデジャネイロと二度のオリンピック出場を果たした八木かなえは、美人アスリートとして人気を博します。最近はドラマの出演オファーもかかり、2018年12月15日放送のJR大阪環状線を舞台にしたオムニバスドラマ「大阪環状線 Part4 ひと駅ごとのスマイル」でドラマ出演も果たしました。高校の頃に“もう一つの選択肢”として存在していた演劇の世界がここにきてクロスオーバーするとは、本人も想像がつかなかったと言います。

八木かなえの人気は日本だけにとどまらず、ウェイトリフティングがお家芸の隣国・中国にも伝わりました。きっかけは韓国メディアが「アイドル級のアスリート」と報じたことですが、そこから「こんな美女はウェイトリフティングの試合会場にはまずいない」「女子選手のイメージを完全に変えた」という熱狂的な声が中国本土で挙がるように。

今では中国国内で知らない人はいないというタレント・蒼井そらと同レベルの知名度を獲得しているようです。今後も本人の明るく爽やかなキャラクターと美しさで、さらに活躍の場を広げていきそうですね。

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東京オリンピックでのメダル獲得に向け新階級に挑戦

ロンドンでは12位、リオデジャネイロでは6位と、世界の壁を感じる結果に終わったオリンピック。リオデジャネイロオリンピック後のインタビューでは「4年間頑張ってきたことが一瞬で終わってしまった。三度目の正直で結果を出したい」という言葉を残しつつも、大会中に自己ベストを更新したことについては「希望が見えた」と語った八木かなえ。

二度のオリンピックではいずれも53kg級に出場しましたが、東京オリンピックでは新階級導入により53kg級がなくなるため、55kg級か48kg級かを選ばなくてはなりません。55kg級は海外勢の選手層が厚い激戦区。国内の大会では優勝できる力を持つ八木かなえですが、2018年の世界選手権では残念にも27位という結果に終わっています。

一方、48kg級には国内にオリンピックメダリストの絶対女王・三宅宏実がいます。これまでのオリンピックでは同階級に複数の選手が出場できたのですが、東京オリンピックから出場選手は各国1階級1名までとルールが変わり、48kg級で五輪代表の切符をつかむには、三宅宏実と戦わなければいけません。

東京オリンピック出場をかけ、どちらの階級で挑むべきか悩んだ結果、八木かなえは55kg級で挑むことを決めました。数字で見ればわずか2kgですが、ウエイトリフティングの選手にとっては、これまで以上の重量を挙げられるよう、筋肉でこの2kgを増やさなければなりません。また、55kg級はただでさえ強豪選手の多い階級であるのに加え、上の階級の選手が移ってくる可能性もあり、前2大会よりも厳しい出場権争いとなります。

2020年東京オリンピックのウエイトリフティングは、大会第2日の7月25日から東京国際フォーラムで競技が始まります。その予行練習ともいえる日中韓友好大会がオリンピック本番と同じ会場で7月に行われ、55kgで出場した八木かなえは3位の好成績を収めました。

9月18日からタイで始まる世界選手権で、オリンピックの全階級で3位までに入れば東京オリンピックの代表入りが内定します。自国開催となる大会だけに、ロンドンやリオよりも出場したい気持ちが強いという八木かなえ。直近の大会での勢いに乗り、代表内定を勝ち取ってほしいですね。

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