堀潤が古舘報道ステーション後任に決定!?NHK退職を決意したワケ
堀潤は古舘報道ステーション後任に最適!?有力視される人気アナの中で群を抜くワケ
堀潤は、元NHKアナウンサーでジャーナリスト。現在、古館報道ステーションの後任候補の1人と噂されています。神奈川県立平沼高等学校、立教大学文学部を卒業した後、2001年にNHKに入社した堀潤。岡山放送局で情報・報道ワイド番組「きびきびワイド」の担当後、東京アナウンス室に移動し「ニュースウォッチ9」や「Bizスポ」などの報道番組担当となります。
古舘報道ステーション後任には、他にも、フリーアナウンサーの宮根誠司や羽鳥慎一ら大物や、テレビ朝日アナウンサーの富川悠太らも有力視されています。しかし、NHK退職の前年に、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でSNSを利用した市民参加型情報発信を研究するなど、革新的な志向を持つ堀潤が報道ステーションを新しい時代に導いてくれるのではないか、という期待の声も。
現在、堀潤が担当しているTOKYOMX「モーニングCROSS」も独自な目線と専門的な掘り起こしで、他のニュース番組とは一線を画した番組となっています。「コストが高い大物起用や、重い看板を若手局アナに背負わせるよりも、堀潤が最適任」という意見があるのも頷けます。
堀潤は政府・メディア批判で報道担当を外された!NHK退職を決意したワケ
堀潤は、米国留学から帰国した直後の2013年4月に「一身上の都合」と表明してNHKを退職しました。4月から「きょうの料理」などを担当することが決まっていたにも関わらず、堀潤がNHK退職を決意した理由は、「NHKとの軋轢」にあったと言われています。堀潤は、NHK在職中から、NHK公式アカウントや個人のツイッターで、社会問題や報道の在り方について率直な意見を、たびたび発信していました。
2011年3月の東日本大震災以降、特に原発事故の際には「僕らメディアの責任も本当に重い」「国や組織に期待してはダメ」などと、政府偏向したNHKの報道姿勢への批判を繰り返しています。その後、NHK人材育成プログラムを利用した米国留学中には、福島第1原発事故などを題材にしたドキュメンタリー映画「変身」を制作し、現地で市民向け上映会を企画。しかし、この上映会がNHK上層部の圧力によって阻止され、帰国後には報道担当を外されたことで、堀潤の中の「報道が民衆を欺くものであってはならない」という思いが、退職の意志を固めたようです。
堀潤が主催する「8bit」やツイッターがちょいちょい炎上している件!
堀潤が主催する「8bit」がノーチェックで市民の投稿を配信した結果……
NHK退職時に、「インターネットを使った次世代の情報発信を確立したい」として、組織をバックボーンとしない市民参加型の報道スタイルを目指していた堀潤。その先駆けとして、堀潤が米国留学中に立ち上げたのが、市民ニュースサイト「8bit」でした。投稿記者は、一般ユーザー。Facebookアカウントと同期させるだけで、「8bit」に投稿者登録できます。このシステムは、確かに堀潤が理想とする「公平性のある情報発信」という利点を叶えていますが、一方では、ちょいちょい炎上するという不測の事態に悩まされることもしばしば。
なぜなら「8bit」に投稿されたYouTubeなどの動画は、ノーチェックで即時掲載され、広告動画の投稿も無制限だからです。しかも、投稿者が実名登録しているとは限らないため、匿名性を利用し悪意のある内容や情報を流す非常識な者がいても防ぎようがありません。また「8bit」の利用規約には、「第三者間のトラブルは一切責任を負わない」と謳われていることから、堀潤の姿勢を「投稿者丸投げ」と批判する声も。市民の生の声を発信するということは、なかなか難しいようです。
堀潤がツイッターで嘘を発信して炎上!?
堀潤は、最近では、ツイッターで「NHKはBBCのように公共放送の役割を果たしていない」「NHKにパブリックアクセスを!」などと発信しています。しかし、私見を述べるツイッターの炎上は、本人の痛手になりかねません。例えば、NHK退職直後に、月刊誌「WEDGE」原発推進特集の舞台裏について「担当者に直接聞いた」としてツイートした内容に対し、雑誌編集長から「担当者です。取材されていませんけど?」という返信が。
堀潤の弁明などを経た結果、”担当者”と”関係者”を間違えたという流れでしたが、結果的には、「正しい報道」を掲げる堀潤に対して、批判の声が殺到したことは言うまでもありません。堀潤のようにノウハウを熟知している人であっても、推敲を重ねた原稿を掲載するわけではないツイッターの駆使は、相当な覚悟が要求されるようです。
堀潤が古舘報道ステーション後任に決定したら?意外な人柄に迫る!
「堀潤のソーシャルメディア日記」(デジタル毎日新聞で連載中)で、さまざまな社会問題に言及をしている堀潤。これを読むと、安倍自民政権や原発批判を繰り返しています。左翼・右翼という、極端な意見を真っ向否定する堀潤によって、「報道ステーション」が公平性のある報道番組に生まれ変わるチャンス、と考える意見もあります。しかし、その冷静闊達な語り口とは反して、実は堀潤、意外にも天然ドジッ子人柄であることでも知られています。
堀潤が毎夜配信しているニュース解説番組ニコ生「ネルマエニュース」では、飴を口いっぱいに頬張って喋れなくなったり、滞在先のホテルで丁度良い照明を探した結果、トイレの中から配信し、流水音がBGMのように流れ続けるなどのお茶目な一面も。PCのバッテリ切れと共に「プリンが食べたい」と言い残して配信を終了させるといった洒落っ気もある堀潤。また、ツイッター炎上に人一倍クヨクヨする、普段から持ち歩いているPCにはエロ動画が入っていると公言する、という気さくさ(?)も発揮しており、シーンによってキャラを使いわける大衆性は抜群なのです。
「人が良い」という点で、ジャーナリストとしてのわきの甘さも指摘されている堀潤ですが、メディア新時代の期待を担うだけの人柄と実力は充分。それが、堀潤報道ステーションのビジョンと言ってもいいのではないでしょうか。