バラク・オバマは米国歴代大統領最低評価?ノーベル賞受賞理由は?
バラク・オバマの評価が低い!米国歴代大統領最低評価なのか?
バラク・オバマは、第44代米国大統領。間もなく任期終了となりますが、米国歴代大統領最低の評価ではとの声が上がっているようです。2009年に、黒人として、初めて米国の大統領に当選したバラク・オバマは、現在2期目の任期中で、2017年に退任が決まっています。
当選時は、黒人初の大統領として期待されていましたが、最近の評判は芳しくありません。バラク・オバマが、米国歴代大統領として最低と評価されるのには理由がいくつかあります。対外的には、テロ対策や外交の不備、イラクからの撤退、リビア内戦への介入、シリア問題などが挙げられるでしょう。
一方、国内でも、経済政策や社会保障政策に対する国民の不満が、バラク・オバマの低評価につながっているようです。2014年に行われた調査では、バラク・オバマが米国歴代の大統領として最低であると評価をされてしまったという結果も実際に残っています。
バラク・オバマのノーベル賞受賞理由とはなにか?核なき世界の実現はいつ?
バラク・オバマは、2009年度のノーベル賞を受賞しています。数あるノーベル賞の中で、バラク・オバマが受賞したのは「ノーベル平和賞」。受賞理由は、「核なき世界の実現に向けた国際社会への行動」が評価された結果でした。しかし、世論には、この受賞に対する批判的な論評も多く、もともとアメリカに対して批判的であったアフガニスタンやキューバからは、かなり辛辣なコメントが発せられています。
挙句には、バラク・オバマの支持層からも批判が相次いでしまいました。バラク・オバマのノーベル賞受賞の理由や受賞自体に好意的な評価をしたのは、当時の日本の首相をはじめ、少数です。これら一連の批判に対して、バラク・オバマは、ノーベル賞受賞の理由について「特定の業績の評価だけではなく、目標達成のための行動の一部が評価されることもある」といった内容をコメントしています。
バラク・オバマの名言集!本名のミドルネームが危険?
バラク・オバマの名言集!それはYes We Can!から始まった
バラク・オバマの名言集と考えると、日本人に一番馴染みがあるのは「Yes We Can!」ではないでしょうか。直訳すれば「我々はできる」というシンプルな言葉ですが、演説やディベートが得意で、このワードを効果的に利用していたため、バラク・オバマを代表する名言として強いインパクトを持ちます。この他にも「ただアメリカ合衆国があるだけだ」で締めくくられる名言があります。
これは、自由であるとか、保守的であるといった立場を超えてのアメリカ合衆国であり、黒人・白人・ラテンアメリカ・アジアといった人種の壁を越えて存在するのがアメリカ合衆国であるということを表現した言葉です。政策がこの言葉通りであるかは別にしても、バラク・オバマの名言にこめられている思いは世界の平和のためにも大切なこと。今後大統領を退任しても、バラク・オバマの数ある名言は、人々の記憶に残されることでしょう。
バラク・オバマの本名にあるミドルネームが危険?実はあの独裁者と同じ!
バラク・オバマ、このように、通常は、ファーストネームとファミリーネームだけで呼ばれることが多いですね。そのため、バラク・オバマのミドルネームが危険な感じであることは意外と知られていません。バラク・オバマの本名は、フルネームにすると、「バラク・フセイン・オバマ2世」。そう、なんとあのイラクの独裁者サダム・フセインと同じ名前が入っているのです。実はバラク・オバマの名前は、父と同じ。
父は「バラク・フセイン・オバマ・シニア」と呼ばれています。つまり「シニア」の子であるため、「2世」、もしくは「ジュニア」と表記されるのです。ちなみにこの「フセイン」ですが、今でこそ独裁者を想起させるため、バラク・オバマの本名のミドルネームにも危険なイメージが付いてしまっていますが、イスラム世界では広く使われている人名です。アラビア語で、「良い」とか「美しい」を表現する「ハサン」が元だと言われています。バラク・オバマの父シニアはムスリム(イスラム教徒)だったので、この名前が使われたのではないでしょうか。
バラク・オバマが広島訪問!次期大統領に望むのは?
バラク・オバマの広島訪問が、世論をさまざまに賑わせています。実現すれば米国の現役大統領として初めてとなる広島訪問が予定されているのは、5月26日、27日に開催されるG7伊勢志摩サミットの終了後。バラク・オバマが広島を訪問するとなれば、当然焦点になるのが「原爆投下の謝罪」の有無です。これについては、すでに、ホワイトハウスの大統領補佐官からも「謝罪はない」と公式に発表されており、日本政府としても、謝罪や再評価を求めてはいないと報道されています。とはいえ、バラク・オバマの広島での発言には注目が集まりますが、公には「個人的見解」となる公算が高いようです。
アメリカの次期大統領選挙の話題は、ニュースなどでも連日報道されていますが、共和党の候補であるトランプ氏に対して「トランプ氏は大統領になれない」と断言しているというバラク・オバマ。アメリカ合衆国大統領の重責は「番組司会とは違う」ということで、なにかと過激な発言の多いトランプ氏に対して強く批判する姿勢です。
特に、戦後70年かけて構築した、東アジア地域でのアメリカ合衆国の影響力を全否定するような、「日韓からの米軍の撤退や同国の核武装」といったトランプ氏の発言が、バラク・オバマを刺激。日本や韓国との同盟関係や外交・核問題といったことについて「その重要性を認識していない」とし、そのような人物には「大統領になってほしくない」と辛辣なコメントもしています。
バラク・オバマは、次期大統領に民主党候補のクリントン氏に大統領になってもらうことで、自身が思い描いた「ただアメリカ合衆国がある」という未来のアメリカの姿をバトンリレーしていきたいと強く願っているのでしょう。