天野喜孝はFFシリーズの天才絵師!息子の才能はそれ以上!?

天野喜孝はFFシリーズの天才絵師!出身やプロフィールは?

天野喜孝はFFシリーズのキャラクターデザイン担当の天才絵師!

天野喜孝は、ゲーム好きの間では知らない人はいない、天才的なイラストレーターです。なぜならば、大人気ゲーム「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズのキャラクターデザインを担当しているから。唯一無二の世界観で、FFシリーズ人気を世界的なレベルにまで押し上げることに多大な貢献をしてきました。天野喜孝の絵柄は、精緻でありながら、妖艶で幻想的です。

そのため、ゲームという現実を越えた世界を表現するのに、これほどぴったりな絵師もいないと言えるでしょう。天野喜孝に憧れるクリエイターは数知れず、「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行をはじめとして、多くの著名人がファンを公言しています。

天野喜孝は天才すぎて15歳で就職していた!出身やプロフィールは?

天野喜孝は、1952年3月26日生まれで静岡県出身です。60代になってもその才能に衰えは見られませんが、その天才絵師っぷりは、少年の頃から群を抜いていました。なんと15歳でその才能を認められ、アニメ制作会社「竜の子プロダクション」に入社しているというから驚きです。

なんでも、14歳の夏休みに、友人とタツノコプロ見学に訪れた天野義孝が自分のイラストを見せたところ、即採用が決定したのだとか。その後、アニメ「タイムボカン」シリーズなどのキャラクターデザインを担当し、1982年に独立。1987年には、FFシリーズのキャラクターデザインで、さらに広く名を知られるようになっていきました。

天野喜孝が手掛けた作品まとめ!息子・天野弓彦とは?

天野喜孝はFFシリーズだけじゃない!手掛けた作品まとめ!

天野喜孝の代表作からFFシリーズを外すことはできません。それ以外で、初期の代表的な作品には、40代の人ならば馴染み深いアニメ「タイムボカン」シリーズが挙げられます。悪役のドロンジョのセクシーな衣装は、特に印象的でした。さらに、小説の表紙や挿画イラストも担当してきた天野喜孝の代表的な作品といえば、菊地秀行「吸血鬼ハンターD」や、田中芳樹「アルスラーン戦記」、栗本薫「グイン・サーガ」があります。天野喜孝のイラストの力で世界観にさらなる広がりを見せたこれらの作品。イラストも人気の一助となったことは間違いありません。

天野喜孝の息子・天野弓彦とは?親子で天才?

天野喜孝の天才っぷりは、アニメを手始めに、ゲーム、小説と、さまざまな世界に広がりを見せています。その才能は、父親と同じくイラストレーターとして活躍している息子の天野弓彦にもたしかに受け継がれているようです。1978年生まれの天野弓彦は、父親と同じようにアニメ制作会社勤務を経てから、イラストレーターとしての活躍を開始しました。

現在は、舞台美術や、CDジャケットのイラスト等も手掛けています。その画風は、繊細にして妖艶な雰囲気が漂うもので、父・天野喜孝の血を色濃く感じさせるものです。特別展を親子で共同開催することもあるので、「父と息子どちらの絵も好き」というファンも多いかもしれません。

天野喜孝の天才っぷりは世界で人気

若干15歳にして、アニメ制作の現場に入り、第一線での活躍をはじめた天野喜孝。活躍の舞台は、アニメ、挿画イラスト、ゲームのキャラクターデザイン、舞台美術と、さまざまに移り変わっていきました。しかし、すでに60代半ばを迎えた今も、その実力と人気にはいささかの衰えもないようです。緻密に描きこまれることによって生まれる、唯一無二の妖艶で幻想的な世界を生で目にしたいと思うファンも数多くいるようで、天野喜孝の個展や企画展の開催も途切れることはありません。

2017年5月には、息子の天野弓彦と個展を共同開催して全国を巡回しています。また、2017年4~6月にかけては、茨城県笠間市にある「常陸国出雲大社」の境内にオープンした、現代アートギャラリーとして話題の「ギャラリー桜林」で開催されている「Impacts! II 奮(ふる)う展」にも参加しています。天野喜孝がキャラクターデザインを担当したアニメ「ガッチャマン」をモチーフにした作品や、全長10mを超すという巨大な作品「百鬼夜行」が展示されているそうです。

天野喜孝の個展は、日本国内だけにはとどまりません。アメリカやイギリス、ドイツ、フランスといった各国でも高く評価されています。現実の枠にとらわれず、新しく生み出される天野喜孝の世界観は、国境をやすやすと越える力を持っているのでしょう。個展の開催だけでなく、画集等も各国で販売され、アメリカでは、最も権威のある漫画賞といわれる「アイズナー賞」も受賞しています。

このような世界的大成功をつかむきっかけとなったのが、世界的にヒットしたゲームFFシリーズのキャラクターデザインを担当したからということは言うまでもありません。驚くことに、天野喜孝は、それぞれのキャラクターに対するわずか数行で書かれた設定から、人々をあれほどまでに魅了するキャラクターを生み出したと言います。わずかなヒントからでも、誰も見たことのないような世界を生み出すができる、天野喜孝の魅力の根源はここにあるのはないでしょうか。

未知の世界観だからこそ、日本という枠を越えて、あらゆる国で受け入れられているとも言えます。これからも、年齢を重ねても尽きることのない絵師としての才能が、さらなる作品を生み出し、多くのファンを魅了してくれることを祈るばかりです。

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