小川糸の小説「ツバキ文具店」で描かれる日常に心温まる!日記エッセイのあらすじと魅力

小川糸の小説「ツバキ文具店」で描かれる日常に心温まる!日記エッセイのあらすじと魅力出典:http://nanaoh.jp
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小川糸の「ツバキ文具店」あらすじネタバレ!プロフィールは?

小川糸「ツバキ文具店」温かい日常を描いた作品のあらすじは?

小川糸(おがわいと)は、「食堂かたつむり」や「つるかめ助産院」「ツバキ文具店」など多くの人気作品を持つ小説家です。穏やかな響きの名前そのままに、彼女が紡ぐ小説の世界観は、どこかゆったりとした間があります。小川糸自らが表現する言い方に書き換えるなら、それは「ま」です。「ま」こそが、暮らしの中にゆとりや潤いを授けてくれると言います。それを感じることがらの1つが手紙です。

小川糸の「ツバキ文具店」は、手紙の代書屋を軸に繰り広げられる物語。舞台は、小川糸の親友や、懇意にしている編集者の故郷である鎌倉です。主人公は、鎌倉にある文具店「ツバキ文具店」で、先代から続く代書屋を営んでいる雨宮鳩子(通称ぽっぽちゃん)。暑中見舞いから、お悔やみ状……、作品には、さまざまな手紙にまつわる依頼人のエピソードや、代書屋としての日常が描かれていて、そのすべてが秀逸で温かいと評判です。

さらに本書には、鳩子が書いた代書として、実際にプロの字書きである萱谷恵子が書いた文章が載せられており、作品に彩りを添えています。小川糸が、「長い長い手紙を読者に書いた」と話している通り、読み手が、筆者の想いを受け取っているような気分にさせてくれる「ツバキ文具店」は、「私もあの人に手紙を書こうかな」と思える心温まる小説です。

小川糸の多彩なプロフィールとは?

小川糸は、1973年に山形県で生まれました。1999年に「密葬とカレー」で小説家デビューをしたのち、翻訳家としても活躍。2008年に「食堂かたつむり」を世に出すまでは、夫である水谷公生と浜田省吾と共に「Fairlife」という音楽ユニットにも参加し、「春嵐」の名で作詞活動もしていました。

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代表作の1つである「食堂かたつむり」は、映画化されただけでなく、バンカレッラ賞(イタリア)やウジェニー・ブラジエ小説賞(フランス)を受賞するなど、その評価は国内にとどまりません。著書「つるかめ助産院」は、2012年に、仲里依紗が主演しテレビドラマ化されました。

小説はもちろんのこと、これらの映像化された作品や、「たそがれビール」「今日の空の色」といった日記エッセイ、暮らしの本「これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条」まで、小川糸の多彩な世界観を味わうには、さまざまなアプローチがあります。

小川糸「食堂かたつむり」「私の夢は」あらすじネタバレ!

小川糸「食堂かたつむり」映画化もされた人気小説のあらすじは?

小川糸の小説「食堂かたつむり」の主人公は、母親と不倫相手の間に生まれた倫子。母親と折り合いが悪く、料理上手な祖母と暮らす中で、物語の鍵となる家庭料理の腕を身につけて育ちました。ある日、インド人の彼が、たったひとつ、大切なある物だけを残して、残りの全財産や家財道具を持ち逃げしてしまいます。失意のあまり、声を失ってしまう倫子。どん底の中で向かったのは、実家の母の元でした。

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そこで倫子は、祖母から受け継いだ料理の腕で「食堂かたつむり」を開き、訪れる人に小さなしあわせを届けるようになります。そうする中で、母が抱えていた事情も知り……というストーリーです。美味しそうな料理の描写とともに、母子関係や、殺生についても描かれている「食堂かたつむり」。

2010年に映画化された際には、柴咲コウが主演し、母親役で余貴美子が出演しました。ちなみに、小川糸は、「食堂かたつむり」の映画で実際に料理を作ったオカズデザインと共著でレシピ本も出しているので、料理が気になる方はそちらも要チェックです。

小川糸「私の夢は」日記エッセイのあらすじと魅力

小川糸「私の夢は」は、2012年に出版された日記形式のエッセイ本です。本作は、小川糸が、カナダやモンゴル、石垣島などで出会った人や料理についてのエピソードが丁寧に綴られており、夫の水谷公生(通称ペンギン)も登場します。そのまま読んでも十分に楽しめますが、2013年に出版された「さようなら、私」の裏エピソードとして「私の夢は」を読むのもおススメです。

なぜなら、不倫の末に、自分すら嫌いになった主人公が初恋の相手と旅に出るという「さようなら、私」のストーリーは、「私の夢は」で描かれている小川糸自身の旅につながる部分があるからです。「私の夢は」のエピソードの根本には、日々の生活を丁寧に、そして自然な形で、という小川糸自身のライフスタイルがあるように感じられます。「ああ旅に出てみようかな」「美味しそうな匂いがしてきたな」といった読後感を得ることができるのも、「私の夢は」の魅力の1つでしょう。

小川糸原作「ツバキ文具店」がドラマ化決定!手紙代筆屋に多部未華子が挑戦

小川糸ならではの作品世界の温かさにファンが多いことは言うまでもありません。そうした人気を受けて、「ツバキ文具店」は「本屋大賞2017」にも選出されています。さらに、2017年4月には、「ツバキ文具店」が、NHKドラマ10でドラマ化されました。この枠は、「お母さん、娘をやめていいですか?」や「運命に、似た恋」など話題作が多いのが特徴です。

小川糸原作の「つるかめ助産院」もこの時間帯でした。「ツバキ文具店」で主人公の鳩子役を演じるのは多部未華子。NHK連続テレビ小説「つばさ」で主人公を演じており、ドラマ「僕のいた時間」では、ALS(筋萎縮性側索硬化症という難病)の主人公を支える芯の強い彼女役を見事に演じて注目を集めました。

近年では「ドS刑事」などでも新たな魅力を見せています。ナチュラルでありながらも、芯のある雰囲気を持つ多部未華子の声は、ぽつりぽつりと心に響くトーンです。また、話さずとも、表情で視聴者に訴えかけることができる演技力も持ち合わせていることから、「ツバキ文具店」の鳩子役にぴったりと言えるでしょう。

高橋克典や江波杏子、奥田瑛二、倍賞美津子など、周りを彩る実力派キャストも豪華で、視聴者からも「素敵なドラマで心に染みる」「ドラマの雰囲気がなんともいえずいい」と好評のようです。あなたも、小川糸の「ま」が味わえる作品「ツバキ文具店」に癒されてみませんか。

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