阿佐ヶ谷姉妹は姉妹ではなかった!
阿佐ヶ谷姉妹は、双子の漫才師「ザ・たっち」同様、外見がよく似ているお笑いコンビ。プロフィールを確認しなければ、文字通り姉妹なのだろうと誰もが思うことでしょう。どちらが姉で、どちらが妹かの判断はつきにくいですが……。
阿佐ヶ谷姉妹は、姉役の渡辺江里子と、妹役の木村美穂で結成されたコンビで、本当に全くの他人です。苗字が違うのだから当然だろうとも言えるのですが、どちらかが嫁いでいて、苗字が異なっているだけとも考えられる……ついそう思ってしまうくらい、風貌が似ている阿佐ヶ谷姉妹。お笑いコンビとしては非常に稀なケースかもしれません。
阿佐ヶ谷姉妹の一押しネタはコレ
阿佐ヶ谷姉妹がブレイクするキッカケとなったのは、「とんねるずのみなさんのおかげでした」における「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」への出場。定番と言われてしまうかもしれませんが、やはり阿佐ヶ谷姉妹の一押しネタは「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で見せつけた、安田祥子・由紀さおり姉妹のモノマネでしょう。最近は、本家のデュエットを聞く機会があまりありませんので、阿佐ヶ谷姉妹の歌声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
スパイス・ガールズからドラゴンボールまで、幅広く歌ネタを用いるのがお約束の阿佐ヶ谷姉妹。歌唱力はなかなかのものですので、どれも非常に聴き応えがあります。歌ネタではないですが、新興宗教(?)の一発芸もなかなかいい感じです。
阿佐ヶ谷姉妹×タブレット純=お笑い歌謡ショー!歌が上手すぎる!!
阿佐ヶ谷姉妹×タブレット純=お笑い歌謡ショー!
阿佐ヶ谷姉妹が出演する「純と姉妹1」というイベントが、東京のアサヒ・アートスクエア行われたのは、2015年9月のこと。「純」とは、「そんなことより気になるの」でお馴染み、独特の歌ネタ世界を持つタブレット純です。阿佐ヶ谷姉妹とタブレット純とは、何とも不思議な組み合わせですが、歌が得意な二組の揃い踏みということもあったのでしょうか。チケットは完売しました。
お笑い同士が組んでのイベントですから、普通に考えれば、持ちネタとちょっとした掛け合い、さらにはフリートークのような構成が中心になるのかとおもいきや、どうやら従来の発想とは大きくかけ離れたものになったようです。
阿佐ヶ谷姉妹は歌が上手すぎる!!
阿佐ヶ谷姉妹とタブレット純が、歌が上手すぎることをいい形で活用した「純と姉妹1」。バンドの生演奏まで入った本格的なステージで、阿佐ヶ谷姉妹もタブレット純もその歌唱力で舞台を盛り上げ、会場はさながらアーティストのライブと見間違う雰囲気に包まれたそうです。
もちろん歌とコントを融合させていますので、お笑いライブという前提は基本的に崩れていません。そういった意味では、歌もお笑いも楽しめる、一粒で二度美味しい「純と姉妹1」になったと言えますね。おそらく、阿佐ヶ谷姉妹×タブレット純にしかできないライブだったのではないでしょうか。現時点では「純と姉妹2」の話は出ていませんが、「1」と銘打っている以上、必ず開催されることでしょう。ファンも待ち望んでいるはずです!
阿佐ヶ谷姉妹は阿佐ヶ谷で誕生し、阿佐ヶ谷を堪能し、これからも阿佐ヶ谷を盛り上げます
阿佐ヶ谷姉妹は、白黒アンジャッシュに出演し、スタジオを大合唱の渦に巻き込むという技(?)を見せました。ますます技に磨きがかかる阿佐ヶ谷姉妹は、コンビ名の由来通り、阿佐ヶ谷に10年ほど住んでいますが、この阿佐ヶ谷姉妹人気に注目したのが杉並区。最近は、「じゅん散歩」や「モヤモヤさまぁ~ず2」「正直さんぽ」など、芸能人が街をぶらぶらする番組があちこちで放映されています。
これと似たような形で、杉並区民が企画取材する、杉並区公式情報サイト「すぎなみ学倶楽部」で、阿佐ヶ谷姉妹を起用した「阿佐ヶ谷姉妹と阿佐谷を歩く」という企画を行ったのです。不定期に行われている「阿佐ヶ谷姉妹と阿佐谷を歩く」。阿佐ヶ谷姉妹が登場したのは、2013年のこと。翌年には、泉麻人氏がこの企画に登場したりして、さらに盛り上がっています。
「阿佐ヶ谷姉妹と阿佐谷を歩く」は、阿佐ヶ谷姉妹が馴染みのお店を周るロケですが、中でも面白いのが寿司とうなぎのお店です。ここのご主人が、デビュー前の阿佐ヶ谷姉妹にこんなことを言ったそうです。「二人は姉妹?あ、違うんだ。でもそっくりだよねえ。一緒に『阿佐ヶ谷姉妹』なんていって何か始めたらいいのに」。この何気ない一言がキッカケで、阿佐ヶ谷姉妹と名乗るようになったのですから縁というのはどこに転がっているかわからないもの。
衣装の調達も歌の練習もすべて阿佐ヶ谷で行うというという阿佐ヶ谷姉妹は、まさに地産地消芸人なのです。