松本ハウスがNHK「バリバラ」に出演したワケ!ハウス加賀谷、松本キックのプロフィールは?

松本ハウスがNHK「バリバラ」に出演!ハウス加賀谷の病気とは?

松本ハウスがNHK「バリバラ」に出演したのは「障害者のイメージを柔らかくできたら」との思いからだった!

松本ハウスは、松本キックとハウス加賀谷からなるお笑いコンビです。1991年にコンビを結成すると、瞬く間に人気沸騰しました。しかし1999年、松本ハウスは、人気が絶頂の中、ハウス加賀谷の病気を理由に、突如活動を休止してしまいます。そして10年が経った2009年、ハウス加賀谷の病気が回復をみせ、コンビ復活を果たしました。

ハウス加賀谷の病気とはいったい何だったのでしょうか?その答えは、2011年に放映されたNHK「バリバラ」という、障害者のための情報バラエティ番組で明らかにされています。ハウス加賀谷の病気が取り上げられて、実際に本人が出演もしたその日の特集テーマは、統合失調症。自身の体験を包み隠さず明かしたハウス加賀谷の姿は、大きな反響を呼びました。

その後、松本ハウス・ハウス加賀谷は、バリバラ特集ドラマ「悪夢」にも出演を果たしています。「勝手に社会が作ってしまった障害者のイメージを少しでも柔らかくできたら」、そんな思いを抱いているというハウス加賀谷。そして、「とても遠い病気だと思われているが、100人に1人が発症するといわれている本当に身近な病気」と語る相方の松本キック。松本ハウスの「バリバラ」出演からは、障害で苦しんでいる人たちの力になりたいという、2人の強い信念が伝わってきます。

松本ハウス・ハウス加賀谷の病気は「統合失調症」だった!

松本ハウス・ハウス加賀谷は、統合失調症を患っていました。中学時代に、同級生の女子が下敷きで仰いでいる仕草を見て、「自分が臭いからだ」と思ってしまったことが始まりだったと言います。その後、幻聴や幻覚に悩まされたハウス加賀谷は、一時は支援施設に入所して生活していたほど重い症状を患っていたようです。

ようやく症状が改善すると、精神科に通院しながら、お笑い世界へ進みました。しかし、相方に選んだ松本キックに病気を伝えていなかったそうです。その後、松本ハウスが一躍有名になり、多忙を極める毎日が続くと、再び統合失調症の症状が現れ始めました。

当時は、ハウス加賀谷自身、精神疾患を患っている自分自身を受け入れられず、薬もきちんと飲まなかったといいます。そのため、症状はひどくなる一方でした。偶然、ハウス加賀谷のカバンから大量の薬が出てきたことで、相方の松本キックは、ようやくハウス加賀谷の病気を知りました。

その後は、すべてを受け入れながらコンビ活動を続けてきた松本ハウスですが、妄想や幻覚・幻聴に悩まされるなど、ハウス加賀谷に限界がきたタイミングで、1999年にコンビ活動を休止。ハウス加賀谷は、入院や自宅療養に励み、2009年に統合失調症から回復しました。

松本ハウス・ハウス加賀谷が病気をネタにするワケ!結婚した嫁は?

松本ハウス・ハウス加賀谷が病気をネタにする理由とは?!

松本ハウス・ハウス加賀谷は、復帰後、隠すことなく自身の病気を公表しています。また、統合失調症を、お笑いのネタにすらしています。そこには、ハウス加賀谷の強い思いがありました。それは、統合失調症であることを「普通のこと、身近なこととして捉えてほしい」という気持ちです。

ハウス加賀谷は、「触れてはいけない」と距離を置いてしまうことにより、統合失調症である当事者の個性に蓋がされてしまうことを懸念しているといいます。それはすなわち、社会との接点が断たれてしまうこと。統合失調症は、ハウス加賀谷にとって、1つの個性・特性にすぎません。

だからこそ、ハウス加賀谷は、病気のありのまま様子をネタにしています。最初は、病気を受け入れることができなかった松本ハウス・ハウス加賀谷ですが、病気に向き合って乗り越えていく中で、「病気も個性」との考えを得ることができました。

松本ハウスの結婚した嫁は?

松本ハウスのもう1人のメンバー、松本キックは、人気絶頂時に、相方であるハウス加賀谷の病気によりコンビ休止となり、ピン芸人としての活動を余儀なくされてきました。もちろん苦しい時代もあり、自給1000円の入力バイトで食いつないでいたこともあったといいます。

しかし、ハウス加賀谷に「戻ってこい」とも言えない状況で、「少しでも良くなってほしい」とだけひたすら願っていたそうです。活動休止中に心がけたことは、適度な距離感でした。そんな心優しい松本キックは、すでに、15歳年下の一般女性と結婚し、子供ももうけています。

一方のハウス加賀谷は、2年間の同棲生活を経て、2011年に30代の一般女性と結婚するも、その後、離婚した様子。子供はいないと伝えられています。とはいえ、ハウス加賀谷は、元嫁と今でも連絡を取り合う仲だといいますから、円満離婚だったようです。

松本ハウスは再び輝きを取り戻せるか?!

松本ハウスは、ハウス加賀谷の病気も落ち着き、見事にコンビ復活を果たしました。しかし、問題は山積みだとか……。2016年11月28日放送の「人生が変わる1分間の深イイ話『マジメに生きる女性は本当に幸せなのかSP』」では、松本キックの嫁・瀬里菜が登場し、松本キックに対する不満をぶっちゃけました。

嫁の暴露話によると、松本キックは、「ネタを作らない」「20年前のネタをまだ使っている」「プライドが高く若手と交流しない」とか。また、相方であるハウス加賀谷からも、「松本キックからネタを渡されるのが遅い」「ひどいときは現場で新ネタを渡される」と不満が続出。

大活躍を果たしていたブレイク時代は、月収250万円だった松本ハウスですが、現在は、レギュラー番組0本の現実を前に、嫁・瀬里菜からすると、松本キックは本気度が足りない様子です。その思いは、松本ハウスを応援し続けてきた人たちも同じはずです。

5分の持ち時間があるところを、1分半のネタしかやらない松本キックのいい加減さでは、せっかく待望の復帰を果たしたのに、松本ハウスが全盛期のような輝きを取り戻すことができるのか不安にもなるというもの。松本キックの嫁が怒るのも無理ありません。

しかし、嫁が怒るのは、松本ハウスに愛情があるということの証でもあります。病気を乗り越えた力強さを持つハウス加賀谷と、病気の相方を見捨てず見守り続けた松本キックの2人にしか見せられない、新生・松本ハウスの世界観が必ずあるはずです。周囲の人の期待に応えるためにも、体調を崩さないペースを保ちつつ、さらなる活躍を続けて行ってほしいですね。

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