2020年5月15日 更新
「バクマン」映画版あらすじ感想!原作とあらすじ結末が違いすぎ?!
「バクマン」映画版のあらすじ感想!
「バクマン」は、週刊少年ジャンプに連載されていた人気マンガです。人気の高まりから映画化までされたのですが、映画版のあらすじや結末が、原作と違いすぎると話題になっています。「バクマン」映画版のあらすじはこんな感じです。
高校生の真城最高は、高い画力に恵まれていたのですが、夢もなく、普通の高校生活を過ごしています。しかし、同じクラスにいる漫画原作家を目指す秀才の高木秋人から、一緒に漫画家になろうよと誘われます。最高は、プロの漫画家だった叔父が、過労が原因で亡くなっていることから、漫画を描くことを一度は拒絶。
しかし、恋心を抱く、声優志望のクラスメイト・亜豆美保との約束をきっかけに、漫画家を目指すことを決めます。週刊少年ジャンプでの連載を目標に、漫画づくりに明け暮れる最高と秋人。ジャンプの敏腕編集者・服部にその才能を認められ、漫画家としての第一歩を踏み出そうとした矢先……最高と秋人の前に、同年代の天才漫画家である新妻エイジが突然現れ、連載を決めてしまったのです。
次々と現れるライバルたちとの闘いから、最高と秋人は連載を勝ち取ることができるのでしょうか?「バクマン」ファンたちの声を見ると、原作と違うためにがっかりしているという感想がたしかに目立っています。マンガを知らずに映画版「バクマン」を見た人たちが、どのような感想を持っているのかも気になるところですね。
「バクマン」の映画版は、原作とあらすじ結末が違いすぎ?!
「バクマン」の原作ファンたちからは、映画版の「バクマン」は、原作とあらすじや結末が違いすぎ、と言われていますが、実際にはどう違うのでしょうか?映画版では、ライバルたちの協力の元で、ジャンプの連載を勝ち取った最高と秋人の人気は、最初こそ1位を獲得していたものの、徐々に下降し、連載が打ち切りになってしまいます。
しかし、卒業式の日、式典をさぼった最高と秋人は、次の展望について、黒板に次々とチョークを走らせる、という場面で終わるのです。結末の描き方以外にも、主要なキャラクターが映画版ではカットされていたり、主人公たちの恋愛にまつわるエピソードが薄かったりしていることから、原作ファンが映画に対して賛否両論になったと思われます。ただ、こうしてさまざまな意見が出るのも、ファンたちが「バクマン」を心から愛しているからこそでしょう。
「バクマン」コミック最終巻ネタバレ!あらすじ感想!「夢と現実」とは?
「バクマン」コミックの最終巻ネタバレ!
それでは「バクマン」コミック最終巻はどうなのでしょうか?「バクマン」コミック最終巻のネタバレになりますが、ご紹介します。「バクマン」コミック最終巻でスポットがあてられているのは、声優志望のクラスメイト・亜豆美保と、最高との約束。最高と秋人は、次のステップとして、アニメ化を目指し見事にその権利を勝ち取っています。
そのアニメの声優に、お互いに夢が叶ったら結婚しようと約束していた亜豆がオーディションで決定。最高と亜豆の二人はめでたく結婚するという結末なのです。声優になるという亜豆の夢、そして、最高の漫画がアニメ化されその声優を亜豆が務めるという最高の夢。コミック最終巻では、その夢を2つとも叶えたところで終えられています。
「バクマン」のあらすじ感想!「夢と現実」とは?
映画版は、一度は挫折も味わいつつ、次の夢を追い続ける最高と秋人の姿で終わっています。まだこれから先どうなるか、と思わせる結末ですね。一方の原作「バクマン」は、10年という年月をかけて、最高と亜豆が夢を叶えるハッピーエンドの結末になっています。単純に比較しても、映画「バクマン」は、高校の卒業式までしか描いていないので、原作の結末と異なるのは仕方ありませんね。
ところで、「バクマン」の原作の最終巻のタイトルである「夢と現実」とは、どのような意味があるのでしょうか?高校生の頃から描いて約束した「夢」に向かって頑張ってきた最高と亜豆。2人が見たのは、10年かかったけど、「夢を叶えた」という「現実」でした。
20巻という長い連載ですので、原作ファンも、最高と亜豆と共に夢を追い続け、その夢を叶えた二人から励まされ、夢って叶うんだと勇気をもらったことでしょう。作者が伝えたかった「夢と現実」が、そこにあります。
「バクマン」作者コンビの新連載に期待
「バクマン」「DETH NOTE」の作者コンビである大場つぐみと小畑健による新連載がスタートしました。タイトルは「プラチナエンド」。内容は、人と天使の物語で、孤独を抱いたまま中学を卒業し、生きる希望が見いだせない少年・架橋明日の歩く道のりを描いています。大場つぐみと小畑健がタッグを組むのは実に3年半ぶりだそうです。
「プラチナエンド」の冒頭では、明日が屋上から飛び降りるという衝撃的な場面からスタートしていて、これから明日がどうなっていくのかが、早くもファンの間で話題になっています。「DETH NOTE」「バクマン」とも、実写化されていますので、「プラチナエンド」も、実写化を視野に入れての連載スタートなのでしょうか?最強コンビと言われている大場つぐみと小畑健の作品ですので、期待してよいのではないかと思います。
原作と映画版のあらすじの違いを騒がれている「バクマン」ではありますが、映画版の出演者を見ると、今をトキメク佐藤健、神木隆之介、染谷将太など活躍している俳優ばかり。マンガ制作に励む場面もしっかり描かれているため、原作を知らない人でも十分楽しめる作品に仕上がっています。そのため、映画を見てから原作マンガを読む気になる人もいるくらいで、「バクマン」人気は、まだまだ広がりを見せそうな勢いです。
これから連載が始まる「プラチナエンド」も、「バクマン」に続くことができるのか?実績のある大場つぐみと小畑健が作る世界ですので、楽しみですね。