朝ドラ「べっぴんさん」のモデル・坂野惇子はファミリアの創業者!その生涯は?

朝ドラ「べっぴんさん」のモデル・坂野惇子はファミリアの創業者!その生涯は?

朝ドラ「べっぴんさん」のモデルになった坂野惇子は子供服メーカー・ファミリアの創業者!

NHK朝ドラ「べっぴんさん」が、2016年10月3日にいよいよ放送開始します。「べっぴんさん」の主人公・坂野すみれは、子供服メーカー・ファミリアの創業者である坂野惇子をモデルに描かれました。戦後間もない昭和23年(1948年)、ファミリアの前身となるベビーショップモトヤが誕生します。

兵庫県神戸市にある「モトヤ靴店」の店舗の片隅を借りた、小さな小さな店からのスタートでした。お嬢様育ちで、儲けを度外視した坂野惇子のやり口は周囲を戸惑わせましたが、良質な商品と、一流の接客が評判を呼び、しだいに事業を拡大していきました。ファミリアの評判はついには皇室まで届くところとなり、皇室御用達のブランドへと成長します。

朝ドラ「べっぴんさん」坂野惇子の生涯とは?ファミリア創設の経緯

朝ドラ「べっぴんさん」のモデルとなった坂野惇子は、大正7年(1918年)4月11日、佐々木八十八の三女として、兵庫県神戸市住吉に生まれました。佐々木家は、11代もの間、商いを営んできた豪商の家系。父・佐々木八十八は、佐々木営業部(現・レナウン)を創業した人物です。

裕福な家庭に生まれ育った坂野惇子でしたが、戦争が勃発すると、生活が一変します。神戸大空襲で自宅を焼失し、食事にも事欠くような生活を強いられるようになったのです。家計を助けるために、坂野惇子が始めたのが、裁縫の腕前を生かした手作りのベビー用品店でした。

坂野惇子のベビー用品店は、その後ファミリアと名を変え、日本の子供服の草分け的な存在となっていきます。80歳まで現役を続けた坂野惇子。それはファミリアとともに歩んだ生涯でした。

朝ドラ「べっぴんさん」あらすじキャスト!脚本家・渡辺千穂の経歴は?

朝ドラ「べっぴんさん」の気になるあらすじとキャスト!

朝ドラ「べっぴんさん」の気になるあらすじとキャストを少々ご紹介。主人公・坂東すみれは、裕福な家に生まれ育ち、母に習った裁縫を特技とする、おっとりとしたお嬢様。しかし、苦労知らずだったすみれの生活も、太平洋戦争の影響で一変します。家や財産を失い、頼りの夫は出征中。

幼い我が子と食べていくために、坂東すみれは、手作りの子供服店を始めるのです。朝ドラ「べっぴんさん」は、人々との出会いを重ねながら、母親の目線で、品質とニーズにこだわり続けたすみれの生涯を描き出します。そんなすみれを演じるのは、オーディションを勝ち抜き、見事主役の座を射止めた若手女優の芳根京子。

父・五十八を成瀬勝久、早逝した母・はなを菅野美穂、姉・ゆりを蓮佛美沙子が演じます。すみれとともに会社を創設する親友役には、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)と土村芳。五十八が経営する坂東営業部の取締役親子に名倉潤と高良健吾が決まっています。

朝ドラ「べっぴんさん」の脚本家・渡辺千穂の経歴は?夫・羽鳥慎一が司会をする「モーニングショー」と夫婦対決!

朝ドラ「べっぴんさん」の脚本を書いた渡辺千穂は、1972年10月18日生まれの脚本家で、フリーアナウンサー羽鳥慎一の妻としても知られています。一般企業のOLをしていた2000年に脚本家を目指し始めると、約2年という短い期間でデビューしたという驚くべき経歴の持ち主です。ドラマ「天体観測」が、渡辺千穂の脚本デビュー作となります。

2010年の「泣かないと決めた日」や、2011年の「名前をなくした女神」、2014年の「ファースト・クラス」と、女性同士の壮絶ないじめや、その困難を乗り越え強くなっていく主人公を描かせたらピカイチの脚本家です。朝ドラの放送時間の裏番組である「モーニングショー」の司会を務める夫・羽鳥慎一との夫婦視聴率対決にも注目です。

朝ドラ「べっぴんさん」は「朝が来た」「トト姉ちゃん」に続き高視聴率の波に乗れるのか?

朝ドラ「べっぴんさん」の制作発表が行われたとき、ステージには、臨月を迎え大きなお腹を抱えた脚本家・渡辺千穂の姿がありました。渡辺千穂は、2014年、フリーアナウンサーの羽鳥慎一と結婚し、2016年1月末に第一子となる女児を出産しています。「べっぴんさん」は、戦後の混乱期に生まれたばかりの幼子を抱え、親子が食べていくために、ベビー服の販売という未知の世界へ飛び込んだ主人公・坂東すみれの姿を描き出している物語。

時代は違えども、同じ母として、渡辺千穂には特別な思いがあったことでしょう。渡辺千穂自身、初めての妊娠というタイミングでこの企画を任されたことを運命だと言っています。結婚、妊娠を経験し、妻として母として、そして働く女性として、これまでと違った角度で描けたかもしれませんね。

「べっぴんさん」というタイトルには、2つの意味が隠されているそうです。1つは「別品」。特別によい品物を表し、ヒロインが作り上げる子供服を指しています。もう1つは、ヒロインそのもの。「別嬪」、つまり美しい女性のことで、ヒロインの美しい姿を言い表しているそうです。

8月24日には、Mr.Childrenが主題歌を担当することが追加発表され、前作の宇多田ヒカルに引き続き、豪華な布陣が引かれることが分かりました。今世紀最高視聴率を叩き出した前作「朝が来た」に続き、現在も平均視聴率20%越えを記録している「トト姉ちゃん」。2016年後期の「べっぴんさん」も、朝ドラ高視聴率の波に乗れるでしょうか?

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