2018年10月18日 更新
「ドロ刑」は新米刑事と泥棒がタッグを組む異色作!あらすじとキャラクター紹介
「ドロ刑」で新米刑事と泥棒がタッグを組む!防犯知識満載の異色作あらすじ
「ドロ刑」は、集英社「週刊ヤングジャンプ」2018年No.5・6合併号より連載されている漫画作品です。作者の福田秀は、2014年に漫画家デビュー。刑事ものといえば、凶悪犯罪者との戦いや、難事件を地道な捜査で解決していく作品が思い浮かぶかもしれません。
しかし、「ドロ刑」の舞台は、一般市民にもかかわる機会のある、窃盗やひったくりなどの盗犯捜査を専門に行う地味な刑事部捜査三課。主人公の斑目勉(まだらめつとむ)は、そんな捜査三課、通称「ドロ刑」に所属する新人刑事です。ドロ刑が追う事件の中で最も難解と言われているのは、煙草の残り香以外には証拠を一切残さない、稀代の大泥棒・煙鴉(けむりがらす)が関わる事件。
独特な香りを特定しようと試みていた勉は、捜査で立ち寄ったバーで、同じ匂いのする煙草をくゆらせる初老の男に出会いました。香りだけで自身の正体を見破った勉に興味を持った煙鴉ことハルトは、勉に事件捜査へのアドバイスをするようになり、追う者と追われる者による異色のコンビが誕生します。
「ドロ刑」の熱血刑事と天才泥棒コンビのやり取りが楽しい!キャラクター紹介
「ドロ刑」は、新米刑事と凄腕の泥棒がコンビを組んで事件を解決していくという異色のバディものです。主人公の斑目勉は、正義感が強く、熱い性格の持ち主。体力と嗅覚に関しては規格外な能力を持っており、熱血漢ゆえに、周囲の人たちからいいようにイジられることもあります。
勉たち刑事が追う稀代の大泥棒・煙鴉は、白髪で50代くらいの細身の男性で、本名はハルト。不法侵入やスリなどの窃盗技術に精通しているという以上の情報はありません。それは、窃盗の手口が鮮やか過ぎて証拠を一切残さないからです。しかし、完璧であるが故、捜査の手が伸びてこなかったことに寂しさを感じていたため、勉に興味を持つことに。
泥棒ならではの的確なアドバイスを与え、勉の事件捜査に協力するようになりました。真っすぐさを失わない勉と、飄々として掴みどころがなく、どこか底知れなさのあるハルトが、今後どういった関係を築いていくのかが気になります。
「ドロ刑」待望の実写ドラマ化!煙鴉はなぜ手を貸すのか?真相をネタバレ
「ドロ刑」最大の謎!煙鴉はなぜ手を貸すのか?真相をネタバレ
「ドロ刑」は、新人刑事の勉が、影すら捕まえることのできない稀代の大泥棒・煙鴉の正体を見破ったところから始まる物語です。ハルトが、泥棒目線のアドバイスを勉にしている目的は何なのでしょうか?これまでのところ、勉が数々の事件を追う中で、ハルトの過去に触れるような場面も少しずつ登場してはいるものの、決定的な情報は出ていません。
数々の事件を解決していくうちに、確かな信頼関係が結ばれて行っている2人ではありますが、ハルト側の関係者からは「絶対に裏切る」という言葉がたびたび登場。今後は、何らかの形でハルトが裏切る展開があるのではないかと予想されます。
「ドロ刑」実写ドラマ化!気になるキャストは?
連載1年未満の「ドロ刑」が、実写ドラマ化されることになりました。斑目勉役を演じるのは中島健人です。ジャニーズ事務所所属の5人組のアイドルグループSexy Zoneのメンバーで、2013年放送のドラマ「BAD BOYS J」で初主演を果たして以降、ドラマや映画で、何度も主演を務めています。
一方、大泥棒の煙鴉ことハルトを演じるのは遠藤憲一。眼光鋭く強面なビジュアルなせいか悪役を演じることも多いですが、近年はコミカルな役も多く、幅広い演技力が評価されています。漫画では、ガッシリとした体格で体育会系の勉と、細身で文科系に見えるハルトですが、ドラマではビジュアルが真逆。意外な配役を知った読者からは驚きの声が上がっています。
「ドロ刑」異色のバディに注目!実写ドラマの主題歌など最新情報は?
新人刑事と大泥棒という異色バディが、街にはびこる窃盗事件を解決に導いていく「ドロ刑」のドラマ放送が、2018年10月13日から開始されます。主演を務める中島健人は、小さな頃からドロケイ遊びが好きで、犯人を追う刑事ドラマに出ることが夢だったとか。刑事を演じるチャンスに「とても嬉しい」とインタビューで語っています。
また、相棒となる遠藤憲一と9年前に共演した時に、目の演技を褒められたことに感動したというエピソードを披露しました。対する遠藤憲一は、大泥棒の役と聞いただけで「やりたい」と即答したそうですが、刑事と組んで事件を解決していくという役柄はもちろん初めて。原作のキャラクターのイメージを壊さないようにと苦心しているようです。
相棒となる中島健人については、大人になった中島健人と再び共演できることが楽しみと語っています。その他にも、捜査三課をまとめる係長・鯨岡千里役に稲森いずみ、勉の同僚刑事たちに石橋杏奈や中村倫也、板尾創路らがキャスティング。加えて、丸山智己や江口のり子、野間口徹、田中道子らが出演することも発表されました。
公式サイトのキャラクター相関図のビジュアルを見ると、なんといっても際立っているのは、捜査三課メンバーのアクの強さでしょう。PVも公開されていますが、2人の関係性や性格には、ビジュアルにあった内容に修正されている部分もありそうなので、漫画とはまた違った印象のドラマ作品として楽しむことができそうです。
主題歌は、中島健人もメンバーとして活動しているSexy Zoneの「カラクリだらけのテンダネス」。刑事と大泥棒が奮闘する、一風変わった刑事ドラマをお楽しみください。