「ダウンサイズ」は奇想天外なあらすじのSF映画!監督、脚本はアレクサンダー・ペイン!

「ダウンサイズ」は奇想天外なあらすじのSF映画!ベネチア国際映画祭での評判は?

「ダウンサイズ」は奇想天外なあらすじのSF映画!人間の体長が縮小される?

「ダウンサイズ」は、アメリカで製作された風刺とユーモアのきいたSF映画です。未来社会は、人口増加の影響によって、住環境の悪化などの問題を抱えていました。それを解決するために、人類を体長13センチに縮小(ダウンサイズ)する計画が立ち上げられます。

題して「全人類縮小200年計画」!家庭を持つ平凡な男ポール・サフラネックとその妻は、これが人類を幸せにする希望だと信じて自分の体長を13センチに縮小する決意をするも、直前に妻は逃げ出し、小さくなったのはポールだけ。こうして次々に思わぬ事態に巻き込まれていくことになります……。

SF映画「ダウンサイズ」が第74回ベネチア国際映画祭のオープニングで上映

映画「ダウンサイズ」は、2017年8月末に開催された第74回ベネチア国際映画祭のオープニングで上映されました。これまでにベネチア国際映画祭のオープニングで上映された作品は、「ラ・ラ・ランド」や「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「ゼロ・グラビティ」など、いずれもアカデミー賞を獲得している作品ばかり。こうした背景もあって、「ダウンサイズ」もそれに続くのではと、早くも期待が高まっています。

上映後の評判はと言うと、未来を舞台にしたSF映画ながらも、ユーモアと風刺の効いた個性的な映画に仕上がっていることから、目の肥えた観客の多いベネチア国際映画祭でも拍手喝采となりました。辛口な批評家やジャーナリストからも、「大人の大衆向け作品」などと絶賛されています。

SF映画「ダウンサイズ」監督、脚本はアレクサンダー・ペイン!マット・デイモン他キャストは?

SF映画「ダウンサイズ」監督、脚本はアレクサンダー・ペイン!4年ぶりの新作!

「ダウンサイズ」で監督と脚本を務めるのは、アレクサンダー・ペインです。2004年に監督と脚本を務めた「サイドウェイ」でアカデミー賞「脚色賞」を受賞し、2011年の「ファミリー・ツリー」でも同賞を再受賞。2013年の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」では、カンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされるなど、映画ファンからだけでなく、批評家からも高い評価を獲得している監督・脚本家です。

最新作となる「ダウンサイズ」は、アレクサンダー・ペインにとって実に4年ぶりの作品となりました。加えて、監督にとってのSF初挑戦作品というだけでも、本作が注目を集めるには十分と言えます。「ダウンサイズ」で主演を務めた人気俳優のマット・デイモンも、「どんな俳優もアレクサンダー・ペインと仕事をしたいと思っているよ」と、監督の手腕を絶賛していました。

SF映画「ダウンサイズ」主役はマット・デイモン!

「ダウンサイズ」で、主役のポール・サフラネックを演じるのは、2015年の「オデッセイ」でゴールデングローブ賞「主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)」を受賞し、アカデミー賞「主演男優賞」にもノミネートされたマット・デイモンです。ハーバード大学在学中に俳優デビューをするも、なかなか日の目を見ませんでしたが、盟友ベン・アフレックと脚本を執筆&出演した「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」で一躍ブレイク。その後も順調に活躍を続け、あらゆる賞レースの常連俳優になりました。

2016年には、「世界で最も稼いだ男優ランキング」で3位に。ベネチア国際映画祭の公式記者会見では、本作を「脚本が美しく、素晴らしい」「本当に美しくて前向きな映画だよ」と熱烈にPRしています。
そのほか、「全人類縮小200年計画」のキーマンである謎の男役で「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツ、「ゴーストバスターズ」のクリステン・ウィグが妻のオードリー役で出演しています。

SF映画「ダウンサイズ」日本国公開が2018年3月に決定!アカデミー賞の行方も注目

ベネチア国際映画祭で注目を集めた映画「ダウンサイズ」は、本国アメリカでは2017年10月22日からの公開が予定されています。日本公開日も、2018年3月に決定しました。

前評判の高さから、早くもアカデミー賞有力候補にも挙げられている「ダウンサイズ」ですが、第90回アカデミー賞は、2018年3月4日にカリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドのドルビー・シアターでの開催されることが予定されています。そのため、仮にアカデミー賞を受賞すれば、日本での公開日は非常にタイムリーとなるでしょう。

アカデミー賞の常連監督アレクサンダー・ペインと、ゴールデングローブ賞「作品賞」やアカデミー賞「脚色賞」を受賞した「サイドウェイ」で共同脚本を務めたジム・テイラーが再タッグを組んでいることでも注目されている「ダウンサイズ」。2人が共同で脚本を務めた作品は、「サイドウェイ」のほか、「アバウト・シュミット」「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」など、いずれも批評家から高い評価を受けて賞レースにノミネートされた作品ばかりです。

アカデミー賞で有力候補に挙げられる映画は、賞の発表が行われた数カ月後に日本で劇場公開されることが多いものですが、「ダウンサイズ」がそれに当てはまらないのは、日本の映画ファンにとっては嬉しいお知らせ。劇場公開予定と同月に行われるアカデミー賞を受賞することになれば、想定以上に大きなヒットが期待できるかもしれません。

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