エド・シーランはホームレスからトップシンガーに!迫力のおすすめ曲は?
エド・シーランはアワード総なめの実力派シンガー!なのにホームレスだったって本当?
アコースティックギターを抱え、愛嬌たっぷりの表情と、真っ直ぐな歌声で世界中を魅了しているエド・シーラン。1991年2月17日イギリス出身の歌手で、作曲家、プロデューサーとしても活動しています。2012~2016年まで、ブリット・アワードや、グラミー賞、MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード、エコー賞など、権威ある音楽賞を毎年のように受賞し続けています。
トップシンガーとして輝いているエド・シーランは、自叙伝の中で、ホームレス生活をしていたことをカミングアウトし、世間を驚かせました。16歳の時に音楽学校へ入学し、ロンドンへ引っ越します。無事に学校は卒業したものの、家賃を払えないホームレス状態に陥ってしまいました。
パフォーマンスできる場所を探してなんとか食いつないでいた彼が、ホームレス当時に寝床にしていたのは、なんとバッキンガム宮殿だったと言います。正確には、バッキンガム宮殿の外側にヒーターが備わっている門があり、そこで日々をしのいでいました。そして運命は巡り、トップシンガーとなったエド・シーランは、バッキンガム宮殿の主であるエリザベス女王の即位60周年の祝賀式典にてパフォーマンスを披露しています。
エド・シーランの魅力がたっぷり詰まった名曲の数々!おすすめ曲をピックアップ!!
エド・シーランの代表作と言われている「Thinking Out Loud」は、世界中で700万枚のセールスを誇り、アルバム「×」にも収録されているミディアムバラード曲。彼の作り出すグルーヴ感をたっぷり堪能できます。また、細かいボーカルテクニックよりも、あえて感情を吐露するようにシャウトする歌唱法を用いているのも印象的です。美しいメロディーラインとエモーショナルな歌い方の対比が絶妙なバランスを生み出している、まさにおすすめの1曲。
次のおすすめ曲は、2017年3月、「今週の全米チャート」で7週連続1位の大ヒットを飛ばした「Shape Of You」。ヒップホップ音楽的なオフのリズムのノリが心地よく、さらにキャッチーなメロディーラインが中毒性を増しかのようです。テイラー・スイフトが確立させた「喋るように歌う」という新しい歌唱法も浸透してきた近年のポップ音楽界。エド・シーランも、「Shape Of You」では、サビ以外はほとんどラップに近い歌唱法を用いています。ごくシンプルな演奏の中、男らしい一面を強く押し出した意欲的な楽曲です。
エド・シーラン「Photograph」にパクリ疑惑?テイラー・スイフトとの関係は?
エド・シーランがパクリ疑惑で訴訟問題に発展!訴訟相手は約21億円の支払いを要求!?
オーディション番組「Xファクター」から誕生した歌手マット・カードルの「Amazing」を作曲した、作曲家のマーティン・ハリントンとトーマス・レナードが息巻いています。彼らによると、エド・シーランのヒット曲「Photograph」は、「Amazing」の盗作で、「音符の高さ、リズムの長さ、小節内の音符の配置まで全く同じである」。その後、エド・シーランを相手に訴訟を起こしましたが、賠償額は、日本円にして約21億円にも上ると言われています。
パクリ疑惑を主張する側が敏腕弁護士を雇ったことから、訴訟の行方は注目の的となりました。しかし、申し立てを行ってから約1年後、裁判外での調停で和解が成立したため、訴訟は棄却される結果に。和解契約の詳しい内容や、実際の賠償金額については開示されていないため、真相は闇の中となっています。
エド・シーランとテイラー・スイフトは大親友!でもテイラー・スイフトの友人とは一線を越えた?!
授賞式のアフターパーティーでも仲の良い姿を頻繁にパパラッチされている、エド・シーランとテイラー・スイフト。その親密な様子から、恋人同士なのではという憶測が飛び交っています。2人の仲が深まったのは、テイラー・スイフトの大ヒットアルバム「RED」でコラボレーションしたり、彼女の北米ツアーのオープニングアクトにエド・シーランが起用されたりしたことがきっかけでした。
当時はまだ無名の新人歌手でしたが、これを機に意気投合した2人は親交を深めていきます。しかし、加熱する熱愛報道に、「親友であり、恋愛関係だったことは全くない」と、エド・シーランは噂を一刀両断。さらに「僕は常にテイラーの味方だよ」と、テイラー・スイフトとの友情の深さをアピールしました。
テイラー・スイフトとは親友であると断言したエド・シーランですが、テイラー・スイフトの「セレブなお友達」とは一線を越えたことがあるという衝撃的な告白もしています。セレーナ・ゴメスやブレイク・ライブリー、人気ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットのモデルたちなど豪華な女友達がいるテイラー・スイフト。
何かと集団で行動することから「テイラー軍団」と呼ばれており、彼女の北米ツアーでサプライズゲストとしてステージに上がったことも話題となりました。イギリスから出たばかりで何も分かっていなかったエド・シーランは、そんなセレブな人間たちの中で、「起きた瞬間に周りを見渡して『どうしてこうなったんだ!?』と思うことがしょっちゅうあったよ」と、当時を振り返っています。
いきなりセレブのクレイジーな世界に放り込まれたエド・シーランの羽目の外し様に、理解を示す意見がある一方で、純朴なイメージが強かっただけに、ショックを受けたファンも多くいました。
エド・シーランは2017年のCDセールスも絶好調!枯渇知らずの驚異の作曲力に迫る!
2017年上半期にイギリスで最も売れたシングルとアルバムのアーティストがエド・シーランであることが分かりました。さらに素晴らしいことに、シングルとアルバム共に複数の楽曲がランクイン!シングルでは、「Shape Of You」が1位、「Castle on the Hill」が2位、「Galway Girl」が4位に。アルバムでは、「÷」が1位、「×」が4位、そしてデビューアルバムである「+」が10位という快挙を成し遂げています。
アコースティックギターを抱えた純朴そうなイギリスの青年エド・シーランをトップシンガーたらしめているのは、音楽へのあくなき探求心に尽きると言えるでしょう。ヒップホップ音楽やR&Bを意識したタイム感のある歌い回しを披露するなど、多彩な音楽を作り続けています。注目すべきは、彼の膨大な作曲数です。たとえば、アルバム「×」の製作中に作曲した楽曲は120曲にものぼります。
また、自身のためだけではなく、他アーティストや映画にも楽曲提供を精力的に行っており、2013年の映画「ホビット 竜に奪われた王国」では、エンドクレジット用に「I See Fire」を書き下ろしました。映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズと同じ著者の描く架空の世界は、ウェールズ地方やアイルランドなどの伝統音楽を基盤とした音楽で表現されることが常。エド・シーランも、先人たちの世界観を受け継ぎ、叙情的で哀愁あるメロディーを生み出しています。
歌唱では、民族音楽特有の節回しを巧みに使いながらも、曲の盛り上がりに合わせ、彼の特徴である甘くエモーショナルな歌唱方法も披露しました。テイラー・スイフトをはじめ、同業者のアーティストたちからも絶大な信頼と尊敬を受けているトップシンガー、エド・シーラン。ホームレス生活も、モデルたちとクレイジーな夜を繰り広げていた経験も全てを糧に、さらに魅力的な楽曲で聴き手を興奮させてくれること間違いなしです。