2022年4月14日 更新
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)ビジネス反省で返り咲き!
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)2年で一気に嫌われ者になったビジネス手法
4月放送の「しくじり先生」で「世の中なめすぎて、逮捕されちゃった先生」として登壇したホリエモン(堀江貴文)。ライブドアの社長としてタレント並の人気を誇り、2005年には「想定内」という流行語まで世に送り出したにも関わらず、その後2年で一気に日本一の嫌われ者となり、証券取引法違反で逮捕。初犯にも関わらず、いきなりの実刑判決を受けてしまいました。
なぜ、ホリエモン(堀江貴文)がここまで追い詰められていったかというと、「社会の通例や大勢の認識に従う必要はない」というビジネス手法が、生意気を通り越していたからだそうです。31歳でプロ野球球団を「30億なんて安い」と言って買収しようとし、それがダメなら新球団設立に意欲を見せるも、長いものに巻かれたくないホリエモン(堀江貴文)は関係企業に一切の挨拶をしませんでした。
しかし、この騒動が宣伝効果となり、ライブドアの株が一気に上昇すると、今度はニッポン放送(1000億)を買うと言いだして業界の反感を買ってしまったのです。
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)ビジネス反省したら気にせず返り咲き!
「しくじり先生」で、ホリエモン(堀江貴文)は、買収行為自体は悪いことではないとしながらも、謙虚さのかけらもなかった当時のビジネス姿勢に反省点があると語っています。ビジネス手法だけではなく、「1年で総理大臣になる」と野望をもって、大御所・亀井静香を擁する広島6区から衆議院議員選挙に出馬して大敗北したことも、ホリエモン(堀江貴文)の好感度を一気に下げました。
これらによって、自身のビジネス手法に「生意気さは忘れちゃダメだけど、失礼とは違う」という反省点を見出したホリエモン(堀江貴文)。次なる夢「富士山に登るくらい手軽に宇宙に行けちゃう」に向けて、獄中では1000冊以上の文献を読破します。
ITバブルの次は、宇宙バブルがやって来ると先見して、出所後のホリエモン(堀江貴文)は、北海道にSNS株式会社というロケットエンジン開発の会社を設立。今回はビジネス反省を生かして、JAXAはもちろん、三菱重工や宇宙大臣にもコンタクトを取っているそうです。「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)は”失敗再発防止策をしたら後は気にするな!”という返り咲き格言を残し、講義を終えたのでした。
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)トライアスロンチャレンジまでの道
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)ハマったら何でもやる!トライアスロンもノリで!
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)は、2013年7月7日に宮崎県のシーガイアトライアスロンを3時間10分で完走して以来、トライアスロンへのチャレンジを続けています。今年8月には、デンマークの「アイアンマンレース」を3000人中2151位で完走した喜びをTwitterで報告しています。
ホリエモン(堀江貴文)が「トライアスロンは経営者あるある」と語っているように、実は競技参加者には彼のようなビジネス経営者が多いそうです。哲学的に、ビジネスとトライアスロンが似通っているという見方もできます。そして、ホリエモン(堀江貴文)がトライアスロンを始めた最大の理由は「興味が湧いた」というノリ。
昔から”つまらないことを面白いことに変える”というポジティブ思考で、勉強でも遊びでもハマったらのめり込むタイプだったというホリエモン(堀江貴文)のノリもまた、元来よりビジネス向き哲学だったのかもしれません。
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)トライアスロンチャレンジは自転車通学の賜物?!
福岡県の田舎で育った「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)は、中高生時代を「つまんなかった」と振り返っています。単調な自転車通学と、ビリヤードやカラオケなどの限られた遊び……その退屈な日常の中でも、プログラミングにのめり込んだり、自転車通学で鍛えた足腰を活かしてレーサータイプの自転車で山を駆けるなどチャレンジを忘れませんでした。
この自転車の経験がトライアスロンチャレンジに活きることになり、自転車タイムだけで言うと、あの近藤真彦と同じくらいらしいのです。ついでにホリエモン(堀江貴文)は、過去にマスターズ水泳大会に出場した経験もありますから、トライアスロンの資質は充分。
おそらく、「苦境を乗り越える」という感覚にハマっていったのでしょうね。忙しい生活の中でもトレーニングを重ね、かなり体を絞ってのトライアスロンチャレンジ。現在もそのチャレンジは続いていますが、実は最近ヒップホップダンスも習っているというホリエモン(堀江貴文)。単なる興味でそこまでできるのか?と思うほど、エネルギッシュです。
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)結婚、家族、仲間、会社にもつ価値観
ホリエモンのしがらみがない強さ
「しくじり先生」ホリエモン(堀江貴文)が、ビジネス反省で見事返り咲いた豪気には頭が下がります。しかし、感心しながらも、誰もが「しくじりを気にしない!」なんて吹っ切れることができないのが実情ではないでしょうか。その点、ホリエモン(堀江貴文)にはしがらみがないという強みがありそうです。
彼には既存の結婚、家族、仲間、会社に対する観念がありません。実際にできちゃった婚した女性の”結婚観”になじめず離婚した経験もあり、農耕がライフラインだった時代の結婚制度が、今を以て常識化されていることに疑問を呈しています。さらに、家族に血縁は必要ないとし、会社のメンバーや親しい友人など、その時々で目的を共にする人間関係がホリエモン(堀江貴文)にとっての家族なのです。
「ONE PIECE」は”マイルドなヤンキー”?
さらに加えて、彼は過去に人気漫画「ONE PIECE」に対して「仲間意識キモイ」とTwitterでつぶやいています。特に「仲間が無事ならオッケー」のような感覚を”マイルドなヤンキー”と称していました。このホリエモン(堀江貴文)のような姿勢は、時として「人間性の欠如」と呼ばれます。
しかし、もしかするとホリエモン(堀江貴文)は”結婚、家族、仲間、会社”という既存の概念の中で発想力を失い、推進力を失うことを嫌っているだけなのかもしれません。かつて、ホリエモン(堀江貴文)は自身の死生観を「人は死を背負って生まれてくる」と語っており、常にこの世界の有限性を強く感じているようでした。彼を左右するのは、死への恐れだけ。一度はしくじった先生、ホリエモン(堀江貴文)は、この有限の世界でやりつくすことだけが希望なのかもしれません。