板橋美波は高飛び込みのスーパーガール!中学時代から凄かった!

板橋美波は高飛び込みのスーパーガール!中学時代から凄かった!

板橋美波は高飛び込み界に現れたスーパーガール!リオオリンピック8位入賞

板橋美波は、飛び込み競技の日本代表選手。リオオリンピックの女子高飛び込みに出場し、8位入賞を果たしました。高飛び込みとは、まったく弾力性のない普通のコンクリートでできた飛び込み台から、10m下にあるプールに飛び込む際の美麗な技を競うもの。飛び込んでからプールに着水するまでのわずか2秒弱のあいだに、回転やひねり技などを駆使し、その美しさを争います。

この種目で日本人が入賞したのは、なんと80年ぶり!競技を始めてから、わずか8年で世界8位まで登りつめた板橋美波は、高飛び込み界のスーパーガールといえます。

板橋美波は中学時代から凄かった!はじまりは「飛び込み体験教室」

板橋美波は、2000年生まれで、現在まだ16歳。兵庫県宝塚市出身で、宝塚小学校1年生のときから競泳を習い始め、小学校3年生の時に軽い気持ちで参加した、1カ月間の「飛び込み体験教室」で飛び込み競技の楽しさに目覚めました。競泳から飛び込み競技に転向した板橋美波は、当初から現在まで、馬淵崇英コーチに師事。

飛び込みを始めてからわずか2年で全国大会に出場して表彰台に上がるほどの頭角を現し、御殿山中学2年生のときに出場した日本選手権では、高飛び込みで3位の快挙を成し遂げます。中学3年になった翌年の室内選抜では高飛び込みで優勝を果たし、全国中学大会では、高飛び込みと板飛び込みの2種目で2冠を達成しています。

板橋美波の高飛び込み界も驚く大技!両親はどんな人?

板橋美波の大技とは?!女子では唯一無二の力技!

板橋美波は、世界中の女子飛び込み選手で唯一、「前宙返り4回半抱え型」が飛べる選手です。「前宙返り4回半抱え型」とは、足を抱え込んだまま、前方向に4回半まわって飛び込むという難易度の高い大技。中学2年の時に、自らこの大技に「挑戦してみたい」と練習を始めた板橋美波は、粘り強く取り組むことによって、数カ月後には初成功させました。

中学3年からは、「前宙返り4回半抱え型」を公式戦でも披露し、高飛び込み界に、板橋美波の名前を知らしめることに。リオオリンピックの決勝でこの大技を板橋美波が成功させていれば、メダルは確実と目されていましたが、難易度が高く失敗のリスクも高いため、「前宙返り4回半抱え型」の披露は、リオオリンピックでは見送られました。

板橋美波の両親はどんな人?親譲りの才能とは?!

板橋美波の両親は、そろって元柔道家。板橋美波は、日本体育大学で柔道部に所属していた父・秀彦と母・美智子の長女として育ちました。小学生の頃から際立っていたという板橋美波の強い脚力・ジャンプ力は、柔道家だった両親譲りのものだと考えられるでしょう。

板橋美波の大技の秘訣である瞬発力も、親譲りの才能だといわれています。加えて、板橋美波自身が厳しい筋力トレーニングを積んだ結果、ぶれることのない回転力と速い回転スピードを身につけたことで大技の成功につながり、板橋美波を唯一無二の飛び込み選手へと成長させました。

板橋美波が目指すは東京オリンピック高飛び込みで史上初のメダル!

板橋美波のリオオリンピック高飛び込み決勝での最終演技は、入水をうまく決め、この回の選手全員の中で4番目に高い83.20という高得点で、8位入賞にすべりこみました。演技を振り返った板橋美波は、「最終演技をきれいに決めることができてほっとした」と、感極まって涙。オリンピック初出場で、世界唯一の大技を披露するかどうかも注目され、緊張する場面においても自分の演技をやり遂げた板橋美波は、素晴らしいと思います。

通常、高飛び込みは、身長の高い選手のほうが、技が華やかで大きく見え、回転力も付きやすいことから有利だとされていますが、身長150cm・体重42kgという小柄な体で世界に挑んでいる板橋美波。入水時のスピードは時速50㎞を超えるとされ、失敗すれば、青あざは当たり前で、板橋美波は、鼓膜が破れたこともあるそうです。

この度のリオオリンピックでは、衝撃や恐怖心に立ち向かい、美しい演技を決めた後に笑顔を見せる板橋美波に心を奪われた人も少なくないのではないでしょうか。20歳で迎える東京オリンピックでは、ひとつひとつの技の精度を上げ、確実にメダル争いを狙っていくという板橋美波の「飛び込み界を変える」という意気込みを、今から楽しみに応援し続けていきたいですね!

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