ケイトリン・オズモンドは可愛くて美人なカナダの妖精!苦しみ続けた怪我とは?
ケイトリン・オズモンドは演技や衣装を引き立てる美人フィギュアスケーター!可愛さの秘密はボルドーリップ?
まさに氷上のアクトレスと言っても過言ではないほど美人なケイトリン・オズモンドは、カナダの現役フィギュアスケーターです。歌劇「カルメン」や、フランスが生んだ歌手エディット・ピアフの楽曲、またはノリノリなラテンナンバーで観客を虜にしてしまうケイトリン・オズモンド。女優さながらの演技力と整った顔立ち、そして類まれなるダンスセンスにより、カナダの妖精とも呼ばれています。
ケイトリン・オズモンドの可愛らしさを引き立てているのは、彼女が毎試合で使用しているボルドー色のリップです。色味は、衣装に合わせて多少変化しますが、まるで古き良き時代の往年のハリウッド女優を彷彿させるような深い赤みの口紅を使用している様子が多く見られます。鮮やかなボルドー色のリップは、ケイトリン・オズモンドの可愛い笑顔の口元を、よりチャーミングに見せていると言えるでしょう。
ケイトリン・オズモンドを襲った不遇の時代、シーズンを棒に振った怪我とは?
カナダの妖精ケイトリン・オズモンドは、2012~2013年シーズンにシニアデビューして以降、バンクーバーオリンピック銅メダリストのジョアニー・ロシェットの後継者として注目を浴びてきました。しかし、順風満帆なシニアデビューを誰もが信じて疑わなかったその矢先に事件が起こっています。2013~2014年シーズン、ストレスによる左足の怪我を抱えていたケイトリン・オズモンドは、無理をしてGPシリーズのカナダ大会に出場しました。
すると、SP(ショートプログラム)は何とか持ちこたえたものの、演技時間の長いFS(フリースケーティング)では痛みが再発し、棄権を余儀なくされます。結局、次にエントリーしていたロシア大会は、太もも裏の怪我の具合が思わしくなく、とうとう欠場せざるを得ない事態となりました。
ケイトリン・オズモンドは、さらに大打撃となる大怪我にも見舞われています。それは、2014~2015年シーズンの振り付け中に起きた事故によるものでした。他のスケーターのスケート靴のエッジに引っかかって転倒したケイトリン・オズモンドは、右足の腓骨を骨折し手術することに。6週間の安静を要する大怪我であったことと、怪我からの回復も計算に入れ、GPシリーズはもちろんのこと、このシーズンの全ての試合を欠場する決断を下しています。
ケイトリン・オズモンドのコーチや振付師とのエピソード!性格などのプロフィールも知りたい!
ケイトリン・オズモンドを支える振付師とのエピソードは?コーチの役割とは?
2016~2017年シーズンに、強いケイトリン・オズモンドが帰って来ました!フィギュアスケートは選手生命の短い競技であるにもかかわらず、度重なる怪我、手術、リハビリによって、1シーズン何もできなかったケイトリン・オズモンド。しかし実は、コーチや振付師と着々と新しいプログラムの構想を練っていました。
2016~2017年シーズンのFS「ラ・ボエーム」の振付師は、トリノオリンピック銅メダリストのジェフリー・バトル。人気振付師として、羽生結弦などの振り付けを手掛けていることでも有名です。恋の悲劇を演じるにあたり、ケイトリン・オズモンドは、より観客と結びついたエモーショナルな面を描きたいと望んでいました。その点、ジェフリー・バトルは、ケイトリン・オズモンド曰く「優雅で音楽的な振付師」。
彼女のスケーティングスタイルは、みるみるうちに柔らかくエレガントになっていきました。そんなケイトリン・オズモンドと苦楽を共にしてきたのは、約11年間彼女のコーチを務めるラビ・ワリア。ケイトリン・オズモンドが飽きない練習方法を編み出したり、質の高い練習方法を考えたりすることを得意としているコーチです。明るく弾けた性格のケイトリン・オズモンドにとって、コーチの役割は心理面でも大きいと言えるでしょう。
ケイトリン・オズモンド、カナダの妖精のプロフィール!弾ける性格をフォローするのはコーチの役目?
カナダの妖精の愛称で親しまれているケイトリン・オズモンドは、1995年12月5日、カナダ出身です。1998年にフィギュアスケートを始め、2012~2013年シーズンにシニアへ転向するも、怪我に悩まされる年月を耐え忍ぶ毎日でした。とはいえ、怪我により実力を発揮する機会は少なかったものの、ソチオリンピックの団体戦ではカナダの銀メダルに貢献。怪我から復活した2017年の世界選手権では、見事に銀メダルを獲得しています。
可愛くて美人なケイトリン・オズモンドの性格は、大変愛らしいことで有名です。本人曰く「元気で凄く弾けている性格で、すぐ興奮してしまうの」とのこと。キス&クライやオフの時に見せるキュートな姿は、ケイトリン・オズモンドの内面から滲み出ているものなのでしょう。
試合においては、この性格が裏目に出てしまうことがあるのも事実です。しかし、冷静沈着なコーチが、ケイトリン・オズモンドが試合で興奮してしまってもしっかりと落ち着かせてくれます。「コーチが落ち着かせてくれてやっと、自分の足で立てている感覚がつかめる」と語っているように、ケイトリン・オズモンドとコーチの相性は抜群のようです。
ケイトリン・オズモンドが怪我を乗り越えついに開花!!ダイナミック過ぎるジャンプの矯正はいかに?
2017年10月29日に行われたフィギュアスケートGPシリーズ第2戦カナダ大会で、アメリカのベテランであるアシュリー・ワグナーや、ロシアの新星マリア・ソツコワを抑え、合計212.91点で優勝したイトリン・オズモンド。まるで女優のように美しい顔立ちで数々のプログラムでヒロインを演じてきたケイトリン・オズモンドがこの日のFSで見せたのは、チャイコフスキー作曲の有名なバレエ音楽「白鳥の湖」より「黒鳥の踊り」でした。
王子を騙して誘惑する、今までにないほどのダークなヒロインでしたが、まさに圧巻の一言。チャーミングな笑顔は封印し、憎しみ、悲しみ、苦しみ、そして官能の入り交じったケイトリン・オズモンドは、思わず観客からため息が漏れるほどの妖艶なヒロインになり切っていました。
怪我からの復帰と共に、ジャンプの安定感も増したケイトリン・オズモンド。実は、ジュニア時代を含めた幼少期から、試合になると普段の練習より3倍も大きくジャンプを跳んでしまい、回転し過ぎて転倒することが多々ありました。しかし、ついつい大きく跳んでしまう長年の癖を、怪我で試合に出られない間に1回転ジャンプから練習し直して、コーチと技術を学び直したと言います。
この地道な努力が、今シーズンのケイトリン・オズモンドの安定感に繋がっていることは明らかです。
ケイトリン・オズモンドは、フィギュアスケーターとしては伸び盛りであり、ピークを迎えることもある10代という期間を、怪我で満足に滑れませんでした。また、最大限の加点をもらえる工夫を凝らしたジャンプをこなし、クラシックバレエで鍛えた美しさを持つ14~15歳の若手選手が年々デビューしているという厳しい現実もあります。
しかし、今の彼女を見てください!ジャンプの安定感に、洗練された振り付け、そして観客を引き込むエモーショナルな演技。選手の好みは人それぞれですが、心の奥底からの演技は、若手選手にはとうてい出せないのではないでしょうか。平昌オリンピックを控えたシーズンなだけに、ケイトリン・オズモンドへのファンの期待は高まるばかりです。