Kiroroが活動休止したワケ!2018年に12年ぶりの新アルバム「アイハベル」をリリース!

Kiroroのドラマ主題歌ほか人気曲をおさらい!活動休止していたワケとは?

Kiroroのドラマ主題歌ほか人気曲をおさらい!名曲「Best Friend」は15年後にディズニー映画にも起用!

女性デュオのKiroro(きろろ)は、ボーカル担当の玉城千春(たましろちはる)と、ピアノ・キーボード担当の金城綾乃(きんじょうあやの)からなる2人組音楽ユニット。誰もが口ずさめるメロディと心があたたかくなる歌詞が特徴的で、男女問わず幅広い年齢層のファンから愛される楽曲を数多く生み出してきました。

そんなKiroroの人気曲TOP3は、やはり「長い間」や「未来へ」「Best Friend」でしょう。デビュー曲でもある「長い間」は、インディーズ時代に沖縄限定で発売された曲もかかわらず、口コミやラジオなどで徐々に全国的に広がりロングヒットとなりました。当時の音楽業界は、小室哲哉がプロデュースする小室ファミリーが活躍するなどダンスミュージック真っ盛り。そんな時に突如現れたKiroroは、歌の世界観もビジュアルも、ダンスミュージックとは真逆に位置していたことでかえって存在感が際立ちました。

瞬く間に人気を集めたKiroroは、オリコン初登場では27位でしたが、9週目には1位を獲得。「長い間」の売り上げ枚数は、累計120万枚を記録したそうです。その勢いのままリリースされた2枚目のシングルが「未来へ」でした。やはりインディーズ時代に発表されていましたが、改めてシングル化されると、未来への希望を思う歌詞で中学校や高校の卒業ソングの定番に。デビュー当時のKiroroを知らない若い世代にも親しまれている曲となっています。

その後に大ヒットしたのが、10枚目のシングルで、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」の主題歌に起用された「Best Friend」です。「ちゅらさん」といえば歴代の朝ドラの中でも高視聴率を叩き出した大ヒットドラマ。これにより、Kiroroの知名度は揺るぎないものとなりました。ドラマの舞台がKiroroの2人の故郷の沖縄であったこともあり、思い出深い曲になっているのではないでしょうか。

ちなみに、「Best Friend」は、ボーカルの玉城千春が、自分が壁にぶつかったり、落ち込んだりした時にいつも慰めてくれる金城綾乃に向けて歌った曲だそうです。「Best Friend」は、ドラマの主題歌になっただけでなく、リリースから15年経った2016年には、ディズニー映画「アーロと少年」の日本語版エンディング曲にも起用されています。ドラマ主題歌に抜擢された作品は他にもあり、1999年のテレビドラマ「家族になろうよ!」の主題歌「春の風」もKiroroの曲です。

Kiroroが活動休止したワケ!結成秘話やユニット名の由来は?

Kiroroの玉城千春と金城綾乃は共に沖縄県出身で、沖縄県立読谷高等学校の同級生。高校時代にオリジナル曲をアカペラで歌っていた玉城千春に、金城綾乃が伴奏をつけて遊んでいたことがきっかけとなり、2人で音楽活動を始めました。高校卒業後は、玉城千春は長崎ウエスレヤン短期大学、金城綾乃は医療事務の専門学校と、それぞれ違う学校へ進学しますが、在学中の1996年にインディーズデビューします。

すると、「長い間」が大ヒットして、県内だけで売り上げ枚数が1万枚を超え話題に。そのままメジャーデビューを果たしました。Kiroroのユニット名の由来は、玉城千春が小学生の頃に北海道を訪れた際に聞いたアイヌ語の「kiroru(人間が踏み固めた広い路の意味)」と「Kiroro-an(訳:強い・健やか・大きい・かたくな等)」です。広い路(大地)に力強く立つ人……由来に相応しく、あたたくも力強いKiroroの楽曲は、聞く人の心に勇気や希望を与えています。

Kiroroは、メジャーデビューから3年後となる2001年の紅白歌合戦出場を最後に活動休止を発表しました。活動休止の理由は、ボーカルの玉城千春の喉の不調。声帯を痛め、声が出にくい状態が続いており、病名は「出血性声帯炎」でした。その後は年に1~2作のペースで新曲を発表していたKiroroの2人に2005年に転機が訪れます。なんと同じ年に2人が結婚!翌年からは2人のベビーラッシュが続きました。

玉城千春が出産すると、時をほぼ同じくして金城綾乃が出産という感じで、2011年までの間になんと2人そろって3児の母に。2011年には、3児を出産した玉城千春が、喉の治療が落ち着いてきたこともあり、「神様」という曲をリリースしてソロ活動にも挑戦。一方Kiroroとしては定期的に活動休止に入る形が続いていましたが、デビュー20周年となる2018年に本格的に活動を再開すると発表しています。

Kiroro玉城千春はスーパーモンキーズのメンバーだった!?金城綾乃の離婚理由は?

Kiroro玉城千春はスーパーモンキーズのメンバーだった!

Kiroroの玉城千春には、安室奈美恵も所属していたダンスアイドルグループ・スーパーモンキーズに在籍していた時期があるそうです!芸能養成スクールの沖縄アクターズスクールに在籍している少女たちで結成されたスーパーモンキーズ。メジャーデビューを決めた当時のメンバー5人には、安室奈美恵はもちろんのこと、MAXのNanaとMinaも在籍していたことも有名です。

玉城千春が在籍していたのは、スーパーモンキーズのメジャーデビュー前のことでした。激しいダンスとは縁のないイメージで意外な経歴と言えますが、自身も路線の違いを感じたのでしょうか。より自信のある歌唱力を生かす道を選び、Kiroroにたどり着いたのかもしれません。

Kiroro金城綾乃と元旦那の離婚理由は?多額の印税で生活は安泰

3児の母となったピアノ担当の金城綾乃は、2013年4月26日に離婚を発表してます。離婚理由は、「お互いの価値観の共有や尊重が難しくなったため」。いつもニコニコしていて、のんびりとした印象の強い金城綾乃だけに、離婚発表にショックを受けたファンも多かった様子です。ネットでは「子供3人いてもダメな時はダメなんだ」「結婚式でKiroroの歌を歌いにくい」など、少々手厳しいコメントも見られました。

そもそも金城綾乃と元旦那が出会ったのは、結婚する5~6年前のこと。元旦那が務めていたイタリアンレストランに金城綾乃が食事に訪れ、知人から紹介されたそうです。2004年暮れから交際に発展し、2005年の結婚報道時には、すでに妊娠3カ月と授かり婚だった金城綾乃は、2005年11月に長女、2009年3月に長男、2011年3月に次男を出産してあっという間に3児の母に。

まだ次男が幼い最中の離婚となりましたが、Kiroroの楽曲によって1000万~2000万円もの印税が毎年入ってくると言われており、収入面においてすぐに困ることはないようです。あのほがらかな性格ですから、また素敵な出会いもあるのではないでしょうか。

Kiroroが2018年から本格始動?!12年ぶりの新アルバム「アイハベル」をリリース!

Kiroroが、2005年11月にリリースしたアルバム「Wonderful Days」から実に12年2カ月ぶりとなるニューアルバム「アイハベル」を2018年1月24日にリリースすると発表しました。2018年1月21日にデビュー20周年を迎えるKiroroが、セルフプロデュースによって制作したアルバムとなっています。

アルバムのタイトル「アイハベル」は、沖縄の言葉で「美しい蝶」の意味。デビュー当時の自分たちを芋虫に例えたKiroroが、「20年経って芋虫から蝶に成長できたかな」という想いを込めて付けました。ニューアルバムリリースと同時に、2006年に発表したベストアルバム「キロロのいちばんイイ歌あつめました」のリマスター盤も発売予定です。

さらに、その2作品を携え、2018年5月から全国5都市を回るツアーを開催することも決まりました。このように、2018年は、Kiroroの本格再始動の年となり、ファンが待ちに待った復帰元年になると考えても良さそうです。ニューアルバムを制作するにあたっては、ボーカルの玉城千春は「13年もの月日を越えて、オリジナルアルバムを発売できたことにまず感謝している」「沖縄で暮らしていることもあり勘が鈍っていた」とコメント。

金城綾乃は、感謝の気持ちと共に、「限られた時間の中で曲に入り込むことに苦労した。子育ての合間にピアノの練習をしていた」と明かしています。家庭中心の生活で、音楽の勘を取り戻すことには苦労したようですが、そんな2人にしか紡ぎだせない音楽があるはずです。いかにも仲の良さそうな雰囲気も変わらないので、ファンもほっとしていることでしょう。これからも、無理をせず、2人のペースで、素敵な曲を世に送り出していってほしいですね。

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