町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」生物研究室の不思議系男子は肉食だった!?あらすじネタバレ!
町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」恐竜オタクと骨マニア女子のラブコメディ!あらすじ
町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」は、「FEEL YOUNG」に連載されている作品です。肉食と言うと、昨今流行りのグルメ漫画かと勘違いしがちですが、本作は恋愛漫画です。
大学の生物学科の研究室を舞台にした、理系男子と理系女子の恋愛が描かれています。T大の生物学科の研究室に所属する椿は、恐竜や鳥類の骨をこよなく愛する骨格マニア。好みの男性も骨格で選ぶという筋金入りです。そんな椿の所属する研究室に、イギリスからの帰国子女で、イケメンの菖蒲瞬(あやめしゅん)がやってきます。
アヤメくんは、有名な考古学者の父を持つ、爬虫類好きの恐竜オタク。かなりマイペースで、イギリス暮らしが長かったせいか、日本の常識に疎いところもあります。ある日、偶然にも椿の裸を見てしまったアヤメくん。それ以降、草食系な外見からは想像もつかないような、ちょっと的外れかつ肉食系な言動で、椿に情熱的なアプローチを開始します。
町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」不思議系肉食男子の魅力をネタバレ!
町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」に登場するアヤメくんは、一見草食系男子ながら、言動は完全なる肉食系男子。裸を見てしまった椿に対し、気を遣うといったことは一切なく、「おっぱい触らせてもらっていいですか」と、ストレートに言い放つ強者です。椿の好みのタイプではないにもかかわらず、アヤメくんは積極的なアプローチを止めません。一方で、その積極性とは対極といえる斜め上さがまた笑いを誘います。
たとえば、骨格マニアである椿の気を引くために、10時間もかけて身体の上に骨格をペイント。「その労力を他のことに費やすべきなのでは?」とは、椿だけでなく、読者も思わずツッコミを入れてしまいます。しかし、何度フラれてもめげないところがアヤメくんの良いところ。
椿に相手にされなくても気にせず、ストレートに攻め続けた結果、嵐の夜という絶好の機会に肉体関係を持つことに成功。とぼけた言動ながら、つい相手を頷かせてしまう様子に、実は策略家なのではと思わせる一面もある、奥深いキャラクターです。
町麻衣「はしっこの恋」北海道を舞台にした酪農家と漁師の恋物語!あらすじと作者プロフィール!
町麻衣「はしっこの恋」これぞ北海道!地域色満載の恋物語あらすじネタバレ!
「はしっこの恋」は、町麻衣の初コミックス作品です。「FEEL YOUNG」で連載されました。舞台は、北海道のオホーツク海沿岸の、どこかの町。タイトルの「はしっこ」にも、どこかの町という意味があります。ほとんどの住民が、漁業か農業を生業とする町で、小さな酪農家の娘として育った23歳の園美。自身も酪農の手伝いをして生活していますが、そんな園美の彼氏は、漁師をしているテツです。
この地域では、漁師が一番稼ぐ職業として知られていることから、園美の家族は玉の輿だと大喜び。周囲が結婚していく中、園美も結婚を意識していますが、付き合って1年余りということもあり、積極的になれないでいます。相手を知ろうとする園美と、リードしようと奮闘するテツの、のんびりとした恋愛模様が描かれる「はしっこの恋」。
2人の恋模様のほかにも、早婚で子だくさんな田舎の結婚事情や、実は漁師が一番リッチといった地方の事情がリアルに描かれています。花嫁修業はホタテの養殖の手伝いと、慣れない環境でも奮闘する園美にエールを送りたくなる、素朴な恋愛漫画です。
町麻衣の妹は声優!北海道出身の漫画家プロフィール!
町麻衣は、北海道出身の漫画家です。北海道湧別高等学校を卒業したころから漫画を描き始め、札幌市内のデザイン専門学校を卒業しました。妹の齋藤綾は声優として活躍しており、いつか姉の描いた漫画がアニメ化された際に、声優として出演することを目標に掲げています。
2007年に、「FEEL YOUNG」でデビューして以降、同誌で作品を発表してきた町麻衣は、「FEEL YOUNG」生え抜きの漫画家。女性向けの漫画らしからぬ、風変わりな舞台設定が最大の特徴で、作品には、ほのぼのとした素朴な魅力があります。小さなころは爬虫類や恐竜の図鑑などが好きで、恐竜雑誌に手紙を送っていたほどの恐竜マニアだったとか。
北海道在住時の経験が作品を描くきっかけになるなど、実体験や好きなものを題材にすることが多い町麻衣。梱包材を「腸」と表現するなど、風変わりな感性の持ち主で、自身をアヤメくんに似ていると評するあたり、ちょっと変わった一面もあるようです。
町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」実写映画化!アヤメくん役は注目の若手俳優に決定!
町麻衣「アヤメくんののんびり肉食日誌」が実写映画化されることが、2016年10月に発表されました。2017年4月4日には、出演者や公開日など、詳細な情報も発表されています。椿を背後から抱きしめるアヤメくんという構図のキービジュアルも公開中で、アヤメくんに翻弄される先輩の椿を演じるのは、足立梨花。
2007年、中学3年生のときに、大手芸能事務所ホリプロ主催のコンテスト「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で、グランプリに選ばれ芸能界入りしました。2013年4月放送のNHK朝ドラ「あまちゃん」有馬めぐ役や、2016年10月放送の日本テレビのドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」今井セシル役など、数多くのドラマや映画に出演。バラエティ番組にも出演するなど、マルチな才能を発揮しています。
また、アニメや漫画好きとしても知られていて、好きな声優は鳥海浩輔で、愛読書は「進撃の巨人」だと公言しているところは、実写映画の主役にぴったりと言えそうです。不思議系肉食男子のアヤメくんこと菖蒲瞬を演じるのは、黒羽麻璃央(くろばまりお)。特徴的な名前は、芸名ではなく本名です。
2012年にデビューして以降、主に舞台で活躍しています。2012年ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」7代目菊丸英二役、2015年のミュージカル「刀剣乱舞」三日月宗近役、2016年の舞台「黒子のバスケ THE ENCOUTER」黄瀬涼太役など、2.5次元舞台の人気キャラクターを担当してきました。
また、ドラマ放送後に同キャストで舞台化することでも話題となっている「男水!」では、メインキャラクターの1人である仁科誉役で出演中です。「アヤメくんの肉食スイッチに注目してほしい」と、映画の見どころを語っています。作者の町麻衣は、映画化にあたり、取材で大学の研究室を訪ねたり、足立梨花と恐竜博物館を訪れたりしていた様子です。
映画に関しては、自身のTwitterで、「映画と漫画のアヤメワールドを、両方楽しんでほしい」とつぶやいています。最新刊ではライバルが登場したり、アヤメくんの天然っぷりに磨きがかかったりと、2人の恋にはまだまだ波乱が待ち受けている様子。肉食男子と理系女子のちょっと笑える風変わりな恋が描かれている「アヤメくんののんびり肉食日誌」。2人の行く末を見守ってください。