前田吟の息子の現在は?笑顔に隠された生い立ちが壮絶だった!
前田吟の息子や娘の現在は?
前田吟は、1944年2月21日生まれ、マエダ企画所属の名俳優です。本名は前田信明(まえだのぶあき)。前田吟には息子が4人います。長男は俳優ではないものの、メディアの仕事に就き、テレビ東京勤務。二男は、俳優の前田淳。父・前田吟の背中を見て育った息子は、同じ俳優の道を歩んでいます。
「武士の一分」「母べえ」等の数々の映画・2時間ドラマを中心に、活躍を続けています。三男は建築会社の経営をしているそうです。四男の前田亨は、ボールルームダンスプロジェクトの代表を務めています。アジアパシフィックダンス選手権in釜山での優勝経験を始め、数々の社交ダンスにおいて、受賞経験があるボールルームダンサーです。
現在は、社交ダンス教室も開いており、ダンサーとしてだけではなく、舞台企画・演出・指導をしています。学生チャンピオンも輩出している、社交ダンス界では有名人だそうです。偉大な父の背中を見て育ち、それぞれ各分野で第一線で活躍をしています。
前田吟の笑顔に隠された生い立ちは?
前田吟の笑顔には、見た人を幸せにしてくれる、そんな威力があります。しかし、前田吟の笑顔に隠された生い立ちは、かなり壮絶なものでした。新聞記者の父と、タイピストの母の間に生まれた前田吟。しかし両親は結婚せず、前田吟を生まれて間もなく、父親が亡くなりました。そして母親は、前田吟を預け失踪。その後、養父母に育てられますが、その養父母も、前田吟が幼小の頃に亡くなってしまったのです。その後は、親族の家をたらい回しにされたそうです。前田吟の苦悩は、まだまだ続きます。前田吟が高校1年生のころ、失踪した母親が突如現れ、高校を中退させられ工場で働くことを強いられたのです…
前田吟の演技は、どこか引き込まれるものがあります。笑顔の奥に、強さが感じられます。前田吟の仕事に対する姿勢は、自分が経験できなかった家族としての幸せを守るため、一家の主としての強い決意なのではないでしょうか。
前田吟出演「男はつらいよ」「渡る世間は鬼ばかり」あらすじ感想!
前田吟出演「男はつらいよ」あらすじ感想!
前田吟は、人気長寿シリーズ「男はつらいよ」で、1969年から1995年まで全48作品で、主人公・車寅次郎の妹さくらの夫役・博として出演をしています。
「男はつらいよ」は、旅をする寅さんこと、主人公・車寅次郎とその家族、そして寅さんが恋するマドンナを描いた人情映画です。「男はつらいよ」シリーズが長寿作品としてシリーズが続いていったのも、寅さんの破天荒で自分の思うままに生きる姿。そして、恋も決してうまくいかず、挫折を繰り返しながら、それにも負けずにまた恋していく姿が応援したくなり、寅さんというキャラクターをどこか身近に感じ、愛しくなるからこそだと思います。
前田吟演じる博は、多くは語らないが、重要な時に寅さんに一言バシっと決めるような冷静で決断力のある温かみも持っている、男はつらいよシリーズにはなくてはならない重要な家族です。その温かみあふれる演技は、前田吟でなければ出せないでしょう。人生に行き詰まり苦悩した時、何度も見たくなり、映画を見た後は、自分もがんばろうと前向きになれる映画作品です。
前田吟出演「渡る世間は鬼ばかり」あらすじ感想!
前田吟が出演する、人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」でもいい味を出しています。「渡る世間は鬼ばかり」は、1990年から2011年まで、何度もシリーズ化放送された、通算放送回数506回という長寿ドラマです。岡倉大吉の5人娘家族を中心に、様々な人間関係を描いた家族ドラマです。前田吟は、長女・野田弥生(長山藍子)の夫良役を演じています。
大小様々な挫折があり、困難があるたびに家族や周囲の支えによって、乗り越え生きていく大倉家。その家族愛に感動を覚え、人間関係もそんなに悪いものじゃない、と勇気を与えてくれるドラマです。また、大きく成長していく子供たちの成長を一緒に見守れ、まるで遠い親族に会えた感覚を与えてくれる、後世に残していきたい素敵なドラマです。
前田吟は俳優のみならずバラエティでも飛躍的に活躍していくのか?!
時代劇から人情ドラマ・映画まで幅広く活躍する前田吟。若い世代の方でも、前田吟の顔を見れば「あのドラマに出てるよね?!」と思うはず。その知名度は、年齢層を問わず高いものです。それは、前田吟の笑顔が見ている視聴者に幸せを与え、深みのある演技にはまるからでしょう。そんな前田吟は、昨今では、俳優業のみならず、バラエティ番組でも見かけることが多くなってきました。
以前にインタビューにて「オファーがあればどんな役でもやりますし、時間のある限りはスケジュールが合えばバラエティも出ます」と答えています。バラエティを避ける俳優も多い中で、どんな仕事にも果敢に挑戦している前田吟。前田吟の仕事魂は、多くの苦労を乗り越えた生い立ちに通じるのでしょう。今後も、バラエティ番組のオファーも増えてくることでしょう。70歳になっても、全身全霊でメディアの仕事を全うしている前田吟。今後の活躍も楽しみですね。