松井稼頭央の全盛期はこんなに凄かった!並外れた身体能力とは?
松井稼頭央の全盛期は日本球界を代表するトップバッター!トリプルスリーを達成したパーフェクトプレーヤーだった!
東北楽天ゴールデンイーグルスの松井稼頭央(まついかずお)は、俊足強肩、巧打に長打力も併せ持つという走攻守三拍子そろったパーフェクトプレーヤー。西武ライオンズで、トップバッターとして頭角を現し、3年連続で盗塁王タイトルを取った凄いキャリアの持ち主です。
日本球界での通算記録は、実働15年間で1839試合出場、7075打数2068安打199本塁打825打点362盗塁、打率2割9分2厘。メジャーリーグ通算では、実働7年間で、630試合出場、2302打数615安打32本塁打211打点102盗塁、打率2割6分7厘です。プロ入り1年目からスイッチヒッターに転向し、全盛期は日本球界を代表するショートストップとして活躍した松井稼頭央。その長打力を買われて3番を打ったこともあり、スイッチヒッターとしては史上初となる3割・30本・30盗塁、いわゆるトリプルスリーも達成しました。
ユニフォームをまとった姿からは分かりにくいですが、松井稼頭央の鍛え抜かれた体は、全身これ筋肉で、まさに肉体美の極致としか言いようがありません。日本人内野手として初めてメジャーリーグに挑戦したときには、「ゴジラ」松井秀喜の向こうを張って「リトル・マツイ」とも呼ばれました。全盛時のバランスのとれた活躍ぶりから、メジャーリーガーとしての成功を信じて疑わない向きも多かったですが、度重なる故障などに苦しみ、全盛期ほどの活躍はできずじまい。
しかし、日本球界に復帰した後は、はつらつとした姿を取り戻し、東北楽天悲願の日本一にも貢献しました。現在は外野手に転向し、2000本安打を達成するなど息の長い活躍を続けています。
松井稼頭央の並外れた身体能力はアスリートクラス!陸上競技で大成功していた可能性も?
松井稼頭央の現役人生を支えているのは、抜群の身体能力です。全身バネとも称されるアスリートクラスの並外れた身体能力に恵まれた松井稼頭央は、華麗なプレーとパフォーマンスの高さでファンを魅了しています。西武時代は、俊足・巧打・長打・強肩・好守のいわゆる5ツールプレイヤーとして評価され、史上最強のトップバッターとも称されていました。
彼の身体能力の高さについては多くの証言がありますが、それらを総合すると、野球以外でも、アスリートとして大成功を収めていた可能性が高そうです。特に、短距離走や、レスリングなど、瞬発力を必要とする種目では、金メダルを獲得するほどのポテンシャルを秘めているとか。
ある陸上競技関係者は、「30mまでなら日本の短距離界トップクラスではないか」と語っていると言います。その秘密は、瞬発力やスピードを生み出す速筋線維が優れていることにあるようです。松井稼頭央が陸上競技に進んでいたら、日本スポーツ史は全く違ったものになっていたかもしれません。
松井稼頭央の生い立ちと高校時代!妻・松井美緒との結婚馴れ初めは?
松井稼頭央の高校時代はケガとの闘いだった!壮絶な生い立ちとの噂も?
松井稼頭央は、大阪府東大阪市出身、1975年10月23日生まれで、身長177㎝、体重85kg。本名は、読みも同じ「松井和夫」と言い、1995年に登録した「稼頭央」は、「中央でトップに立って活躍する」という意味が込められているそうです。一方で、「一家の稼ぎ頭になる」という意味もあるとも言われています。
それには、彼の生い立ちも関係していました。「父親が詐欺事件を引き起こし、騙された債権者がヤクザを使って返済を迫ってきた」「母親が水商売で子供たちを育てた」「ボロボロのアパートの部屋で、腹を空かせながら母親の遅い帰宅をひたすら待っていた」などという話が伝わっている松井稼頭央。あくまで噂ですが、もし本当だとすれば、生い立ちはかなり壮絶だったと言えるでしょう。
小学3年時に、上級生に誘われて野球チームに入った松井稼頭央は、強豪がひしめく地区だったため、全国大会には出場できずに悔しい思いをしてきました。名門PL学園高校に入学したものの、ケガとの闘いに明け暮れる毎日。そのため、高校時代の思い出は残っていないと言いますが、その苦い経験が、「試合を休んではならない」という教訓として、現在も彼を支えています。
松井稼頭央の妻・松井美緒が美人と評判!馴れ初めは番組共演だった!
松井稼頭央の妻がとても美人だと評判になっています。妻の松井美緒(旧姓:菊池)は、写真を見ると知的な和風美人で、笑顔も素敵です。松井稼頭央と妻・松井美緒との馴れ初めは、スポーツ番組で共演したことでした。松井稼頭央は松井美緒に一目惚れしたものの、女性との交際は不得手で、連絡先を聞き出せなかったと言います。PL学園のような強豪校の出身ともなれば、女の子をチラ見しただけで先輩から鉄拳を浴びることも珍しくなく、女性との免疫がないというのも当然かもしれません。
一方の松井美緒は、松井稼頭央のことをいいとは思ったものの、野球には疎かったため、どれほど凄い選手かがピンときていなかったそうです。そのため、チームメイトが間に入って、ようやく連絡先交換に漕ぎつけた2人は交際をスタート。すぐに結婚を意識するほど意気投合し、2000年に結婚。そんな松井稼頭央夫妻は、2人の子供をもうけています。結婚後の松井美緒は、家事や育児に専念していましたが、現在は、オスカープロモーションに所属するタレントとして活動中です。
松井稼頭央の200本塁打に同学年・上原浩治が祝福!2000本安打と200本塁打、200盗塁同時達成は史上8人目の大記録!
日本球界史上100人目となる通算200本塁打に王手をかけていた松井稼頭央ですが、2017年シーズン1号ホームランを放って、節目の記録を達成しました。通算200本塁打というだけでも並ではありませんが、スイッチヒッターとしては、松永浩美(阪急・オリックス→阪神→ダイエー)に続く2人目。しかも、スイッチヒッターとして2000本安打と200盗塁セットで達成したのは史上初の大記録です。
不惑と呼ばれる40歳を過ぎての記録達成という快挙に、メジャーリーグのカブスでプレーする上原浩治が祝福のコメントを寄せました。上原浩治は、松井稼頭央と同じ1975年生まれで同学年。自身のTwitterで、「稼頭央、おめでとう」と祝福し、「すごい記録だ!」と称えています。もっとも、42歳になった上原浩治自身も、ワールドシリーズ王者のカブスで不可欠の存在として活躍しているのですからスゴすぎますが。
すでに362盗塁を記録している松井稼頭央にとっては、2000本安打と200本塁打、200盗塁を同時に記録したことにもなり、これは、張本勲や衣笠祥雄、山本浩二らに続く日本球界史上8人目の偉業でもあります。トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を記録するだけでも並大抵ではありませんが、2000本安打、200本塁打、200盗塁いずれも達成するのはさらにハードルが高いもの。
長打力と俊足が不可欠なうえに、コンスタントな打力と、息の長い現役生活を過ごして、初めて挑戦が可能になります。打力と長打力はある程度クリアできますが、問題は足。プロ入り当初は韋駄天で鳴らした選手でも、ケガや衰えなどで走れなくなり、盗塁数が激減する事例は珍しくありません。同時制覇の難しい貴重な記録を達成したのですから、松井稼頭央は、史上まれに見るパーフェクトプレーヤーと断言していいでしょう。彼を凌駕するだけの現役選手は当分現れそうにありませんが、この記録に挑戦するだけの気概のある後進の出現を待ちたいですね。