Mr.オクレの驚愕の武勇伝!吉本新喜劇の無気力ギャグがたまらない!

Mr.オクレの驚愕の武勇伝!吉本新喜劇の無気力ギャグがたまらない!

Mr.オクレの武勇伝が誰よりも危険すぎる!吉本新喜劇の最弱芸人は最強の男かも!?

Mr.オクレは、吉本新喜劇でも死人役にされることが群を抜いて多く、無気力かつ虚弱な風体の芸人ですが、全く似つかわしくない驚愕の武勇伝がありました。その昔、Mr.オクレが芸人仲間と共にバーで酒を飲んでいたところ、暴力組織のボスが入店してきたそうです。

その時、泥酔したMr.オクレが、「おっさん、このネェチャンと今からエエことするんか~?」と言い放ち、ボスの額をピシャリ。血気立つ舎弟たちをボスが制止しなければ、あわやといったところでした。しかし、事なきを得ても、硬直したままの芸人仲間をよそに、Mr.オクレは性懲りもなく「おっさん~!」と絡み続けたといいます。

芸能界には、かつての武勇伝を語る元ヤンキーが数多く存在しますが、酒に酔っていたとはいえ、これほど危険なエピソードは稀有でしょう。最弱と見せかけて、実は、Mr.オクレこそが最強なのかもしれません。

Mr.オクレの吉本新喜劇の無気力ギャグが起こす奇跡の笑い!

Mr.オクレの吉本新喜劇ギャグは、LINEスタンプにもなっている「あほ~。」が有名です。しかし、何の捻りもない「あほ~。」をはじめ、どれをとっても、考え抜かれた渾身のギャグという感じは受けません。型落ちした冴えないスーツや、デカすぎる黒縁メガネに、舞台芸人とは思えない消え入りそうな声。「貧乏」「不幸」を体現したようなMr.オクレのガリガリの風体は、まさにネガティブの塊です。

舞台に登場して、「こんにちは。」と言っただけで笑いが起きるという奇跡も、死にかけさながらのMr.オクレだからこそ。吉本新喜劇では、Mr.オクレを、背後霊や貧乏神としてだけではなく、警官やボディーガード、大企業の社長役に据えることもありますが、無気力さだけで、ギャグを成立させてしまうとは脅威です。

数々の奇跡を演じるイリュージョニスト・プリンセス天功も、吉本新喜劇とのコラボ公演の際に、Mr.オクレを一目見ただけで度胆を抜かれたといいます。もはや、その存在こそが奇跡のギャグといっても異論はないでしょう。

Mr.オクレの年収の噂!本名、年齢、プロフィールが気になる!

Mr.オクレは年収1000万円!?亡霊のように生き延びた貧乏芸人の収入源とは

Mr.オクレは、無気力なネガティブキャラに反して、年収は1000万円を超えているという噂があります。1980年代のバブル全盛期、「オレたちひょうきん族」のコーナー「ラブ・ユー・貧乏」に”何人トリオ”として出演し、全国区でブレイクを果たしたMr.オクレ。同じく”何人トリオ”の村上ショージによると、当時のMr.オクレは、自宅アパートに巣作りした鳩の卵をご飯にかけたり、鉄板に「カルビ」「ロース」と書いたボール紙を乗せて疑似焼肉をしたりするほどド貧乏でした。今でも、ボロアパートの四畳半暮らしの匂いがするMr.オクレですが、ブレイク期が去った2000年前後には、吉本新喜劇の他、朝ドラなどのNHK番組に亡霊のように出現するようになります。さらに、一度ブレイクした芸人には、地方営業という食いブチも。Mr.オクレほどのキャラが立つ芸人ならば、吉本興業の取り分を除いても、数十万円の日給を稼いでいると思われます。あの死んだサバのような目からは、その気力は全くうかがえませんが、今でも生き残っていることを考えると、意外と活動的なのかもしれません。

Mr.オクレの意外な本名や年齢!実は腕利きのベーシストだった!

Mr.オクレの本名は、岡田信行。兵庫県明石市出身で、中学教師の父を持ち、県立明石南高校を卒業するという、意外に普通の経歴の持ち主です。しかし、生年月日については、4月30日生まれであることしか公表されておらず、年齢不詳となっていることも、Mr.オクレの不可思議さを増す一因となっています。

とはいえ、実は、1953年生まれの63歳だそうです。そんなMr.オクレの業界入りは、ローディを務めていたコミックバンドが解散し、残ったメンバーで結成された「ザ・バンチャーズ」への加入を誘われたことがきっかけでした。何の取柄もなさそうに見えて、驚くべきことに、Mr.オクレは、腕利きのベーシスト。

その頃は、南場四郎を名乗っていたMr.オクレは、バンドのステージでは、今と同様、ワンテンポ乗り遅れてズッコケる芸風を持ち味としていました。それにちなんで、後に”オクレ(遅れ)”と呼ばれることとなったそうです。

Mr.オクレのカオス感から目が離せない!「ダメ田十勇士」で唯一「真田丸」最終回に出演できなかったワケとは

Mr.オクレは、2016年初頭、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送に先駆けて制作されたスピンオフショートドラマ「ダメ田十勇士」に出演して話題を集めました。Mr.オクレをはじめ、博多華丸、ドランクドラゴン・鈴木拓、松村邦洋ら芸人たちで固められたキャストと、タイトル通りに、物語はコミカルな雰囲気で始まります。

しかし、彼ら「ダメ田十勇士」が魅せる”真田愛”は、何とも言えない味わいから生まれる笑いと共に、深い感動を与えてくれました。「ダメ田十勇士」は、「真田丸」本編に登場する人物ではありませんでしたが、大好評のうちに迎えた本編の最終回に、ネタとして出演しています。

そんな芸人冥利に尽きるオイシイ”オチ”であったにもかかわらず、スケジュール調整がつかずに、Mr.オクレだけが出演できなかったという残念さ。Mr.オクレは、運回りにおいても、とことん芸風を裏切りません。それでいてMr.オクレは、死んだ魚のような眼の奥に、何やら鋭いものを秘めているようでもあります。あの明石家さんまが、テレビに初出演した時、Mr.オクレだけが「自分、面白かったで」と評価したそうです。

もしかすると、異次元能力による予知だったのでは……。影が薄いようで、そう思わせる異質の存在感は、只事ではありません。2017年夏に放送予定の明石家さんまプロデュースドラマ「Jimmy/アホみたいなホンマの話」では、1980年代のMr.オクレを、俳優・六角慎司が演じます。物語の軸となるジミー大西の頓狂な半生も興味深いですが、Mr.オクレの知られざる実体にも注目したいところです。

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