村井國夫を改心させた妻・音無美紀子、息子の病気とは?

2019年4月23日 更新

村井國夫を改心させた妻・音無美紀子、息子の病気とは?

村井国夫・音無美紀子夫婦は、紆余曲折のオシドリ夫婦

村井國夫は、1944年生まれで71歳になります。若い頃からプレーボーイとしても鳴らしてきた村井國夫。そんな村井國夫の手綱を握っている妻が、女優の音無美紀子です。

妻の音無美紀子は、1949年生まれの66歳。1971年、17歳の時、TBSドラマ「お登勢」でデビューして以後、石井ふく子プロデュースのドラマなどに数多く出演しました。村井国夫と音無美紀子は、俳優同士のオシドリ夫婦として知られ、一男一女を授かります。娘は村井麻友美で、女優としてデビュー。

また音無美紀子の妹、音無真喜子も女優でした。音無美紀子は生真面目で完璧主義な性格で、村井國夫の浮気や、息子の発達障害などに悩み、乳がんの手術後に発症したという自身のうつ病に苦しんだり、新興宗教に入信したりして、大いに芸能マスコミを騒がした時期も。ひたむきな妻・音無美紀子の姿に、さすがの村井國夫も今では改心し、元のオシドリ夫婦に戻っています。難病により言葉の発達が遅れがちだったという息子も、今では俳優活動をしているようです。

村井国夫は、俳優座花の15期生だった

村井國男は、俳優座の出身です。俳優やアイドルは、特定の時期やグループから数多く輩出されるようで、ジャニーズは言うまでもなく、最近の若手イケメンなら、仮面ライダーや戦隊シリーズから。昭和のアイドルなら、花の82年組といったように。そして、日本の映画ドラマ界を支え、その何人かがすでに鬼籍に入った、俳優座の花の15期生のように。

花の15期生とは、地井武男、夏八木勲、前田吟、林隆三、小野武彦、竜崎勝など、そうそうたるメンバーで、村井國夫をもまた、その1人です。他のメンバーに比べると、知名度は低いほうかもしれませんが、テレビドラマのバイプレーヤーとして、息の長い活躍を続けています。

村井國夫のハリソン・フォード吹き替えは最強!娘の現在は?

村井國夫の当たり役は、吹き替えのハリソン・フォード

村井國夫は、長身でダンディーな2枚目の反面、他の俳優座の仲間に比べ、アクがなく、俳優としてのインパクトに欠けるところがあります。しかし村井國夫は、その美声で、洋画の吹き替え声優としても有名です。中でも、ハリソン・フォードは、村井國夫の当たり役。インディアナ・ジョーンズ役をはじめ、ハリソン・フォードが出演する映画ほとんどの吹き替えを、村井國男が担当しています。

ディズニーシーのアトラクションでも、インディの声を担当しているそうです。また、村井國男は、その美声から、ミュージカル俳優として、数多くの舞台にも出演しています。テレビドラマでは、TBS「内田康夫サスペンス浅見光彦シリーズ」で、主人公浅見光彦の兄、警察庁刑事局局長役を、長らく演じていたことをご存じの方も多いことでしょう。

村井國夫の心配事は、女優となった娘の村井麻友美に悪い虫がつかないこと

村井國夫・音無美紀子夫婦にとって、家庭崩壊の危機を乗り越えた今、一番の関心事は、女優の道を歩み始めた、娘の村井麻友美です。村井麻友美は、1982年生まれで、33歳。舞台俳優として、「おしん」「花より男子」「レ・ミゼラブル」に出演するなど、地道にキャリアを積んでいます。村井國夫が、今心配なのは、娘に悪い虫がつかないかということでしょう。

昔、まだ別の女性と結婚していた村井國夫が、音無美紀子と付き合っているのを知った故地井武男は、音無美紀子を村井國夫に紹介した手前、「あれほど彼女には手を出すなと釘を刺したのに」と激怒し、村井國夫と一時絶縁状態に陥ったこともあったそうです。「親の因果が子に報い」などという言葉もありますが、さて、いかがなりますことやら。

村井國夫は、男性部員たった2人の演劇部で、辻萬長に演劇のイロハを学んだ

村井國夫の芝居の原点は、高校時代にまで遡ります。佐賀県立佐賀高校に進学した村井國夫は、演劇部に入部。そこで、彼は運命的出会いを果たしました。それが、村井國夫の1年先輩で、演劇部の部長だった辻萬長です。彼は、故・井上ひさし主宰の劇団「こまつ座」に所属し、今も、舞台を中心に活躍している俳優。実は、20人足らずの演劇部に、男性は、辻萬長と村井國夫の2人だけでした。

しかし、この頃からすでに俳優志望だった辻萬長から、村井國夫は、演劇の基礎からをトコトン教わることになります。パントマイムに演技、表情の作り方、せりふの言い方といった芝居全般に、歌。それから台本の選び方、ガリ版の扱い方、大道具・小道具の製作、照明に音響など、ありとあらゆることを、村井國夫は辻萬長から学んだそうです。村井國夫が初めて演じたのは、木下順二作「瓜子姫とアマンジャク」の、瓜子姫のおじいちゃん役。

これにより芝居に目覚めた村井國夫は、高校卒業後、辻萬長の後を追って、俳優座養成所に入り、花の15期生と呼ばれる仲間たちとともに、本格的に俳優の道を歩むようになります。スターというものは、独自の道を歩むように思われがちです。しかし、時代が、社会が新しいスター欲するとき、不思議な出会いを重ねながら、彼らが集まる集団や場所が生まれ、そこで切磋琢磨された者たちがスターとなっていくのかもしれません。

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