西村碧莉は東京オリンピック期待のスケートボード選手!ファッションが可愛いとインスタも人気

弱冠18歳、現役女子高校生のスケートボード選手がいます。名前は西村碧莉(にしむらあおり)。160cmという小柄な身体を活かして、実にダイナミックな滑りを見せてくれる将来有望な選手です。

その能力を見込まれ、2020年に開催される東京オリンピックのメダル候補として名前が挙がっている西村碧莉。2019年1月にブラジルで行われたスケートボードの国際大会「SLS WORLD CHAMPIONSHIP(スケートボード・ストリート世界選手権)」のストリート種目で優勝しています。これは2019年から開催された世界大会で、彼女は並み居る世界の強豪選手を抑え、初代女王に輝きました。

また、2018年7月にアメリカで開催された「X GAMES Minneapolis」でも準優勝。こちらもエクストリームコンテストの最高峰として知られる世界規模の大会で、2017年は二度目の出場にして優勝を飾っています。世界クラスの選手のみで競われる大会で日本人初優勝という快挙を成し遂げた15歳の少女は、瞬く間にその名が世界に知れ渡りました。

東京オリンピックに向けて大注目が見込まれる女子スケートボード選手・西村碧莉の魅力に迫っていきます。

2020東京五輪メダル候補のスケボー選手!

2020年開催予定の東京オリンピックから正式種目となったスケートボードのメダル候補として注目される西村碧莉。2019年3月現在で18歳の彼女には、すでに多数のスポンサーがついています。ムラサキスポーツ、ナイキ、コカ・コーラなど大手企業が名を連ね、西村碧莉に対する期待値の高さを物語っています。

また、彼女が所属する木下グループは選手支援を目的としたスポーツクラブを設立し、スポーツ各界の注目選手と多数契約しています。卓球の水谷隼やフィギュアスケートの宮原知子、それにスケートボードの中村貴咲、スノーボードの冬季五輪銀メダリストで、スケートボードでの東京五輪出場を目指す平野歩夢、そして西村碧莉の姉・西村詞音も木下グループの所属選手です。

西村碧莉がスケートボードを始めたのは、小学2年生になった7歳の頃。二人の姉が先に始めていた影響で、スケートボード教室に通うようになりました。女の子の身体で思うような滑りをするには相当な努力が必要だったはずですが、スケートボード経験者の父親や姉に教わりながら次々と技を習得。姉二人と並び、「スケートボードの天才・西村三姉妹」として注目を集めるようになります。

気づけば西村碧莉は、小学生という驚異の若さで持ち前の才能を存分に発揮。全日本選手権で優勝するまでの実力の持ち主となりました。15歳で挑戦した「X Games」で見事日本人初優勝を飾ったのは、彼女の潜在能力からすれば十分に予想し得る結果だったのかもしれません。

ちなみに「X Games」とは、スケートボードを含め、スノーボードやマウンテンバイク、フリークライミングなど、「エクストリームスポーツ」として分類される競技の選手を中心に集めて行われる、年2回のスポーツ競技大会を指します。

華々しい成績が目を引く西村碧莉ですが、ここまで順風満帆にきたわけではありません。2017年の「X GAMES」初優勝後に左ひざ前十字靭帯断裂という大けがに見舞われ、再建手術と苦しいリハビリを余儀なくされました。しかし、苦難を乗り越えて見事に復活。その後はスケートボードから離れていた期間を取り返すように、次々とビッグタイトルを手中に収めています。どこまで躍進が続くのか、これからが最も楽しみな選手といえるでしょう。

スケボ女子ファッションがカッコ可愛いと評判に

西村碧莉は、ファッションもカッコ可愛いと話題を呼んでいます。いわゆる「スケボ女子コーデ」と呼ばれるような、キャップにTシャツ、そして短パンにスニーカーというシンプルなスタイルは、女性にも人気です。

彼女のスポンサーがムラサキスポーツ、コカ・コーラ、Nike SB(ナイキスケートボード)、DEATHWISH(デスウィッシュ)、OAKLEY(オークリー)、BABY-G、SHAKE JUNT(シェイクジャント)なので、普段からこのブランドを身に着けているのが主ですが、ブランドの色を表に出しつつも西村碧莉にしか出せない空気感のあるコーデは、スケボ女子の間で「可愛い」と評判です。

髪色は黒と金髪のアッシュ(グラデーション)、帽子やサングラスはスープラ、DEATHWISH、OAKLEYなどが多く、TシャツはNike、コカ・コーラが鉄板のようです。

Wikiはなし?最新情報とコーデはインスタをチェック

海外遠征や練習も多いことから、中学卒業後は通信制高校の第一学院高等学校四ツ谷キャンパスに進学した西村碧莉。まだウィキペディアはありませんが、東京オリンピックの開催が近づくにつれて、注目度が高まっていくものと思われます。

TwitterやInstagramなどのSNSはマメに更新しているようなので、西村碧莉の最新情報はそちらでチェックしましょう。インスタには普段のコーデや愛用しているデッキ、アイテムの写真もよくアップされているので、彼女のファッションスタイルをマネしたいスケボ女子は要チェックです。

東京五輪メダルのカギとなる西村碧莉の強みとは?

西村碧莉の出身地は、東京都江戸川区。長女・沙菜(さな)、次女・詞音(ことね)と二人の姉がおり、哲偉瑠(ている)という弟もいる4人姉弟です。現在7歳の末っ子・哲偉瑠は最近スケートボードを始めたそうですが、西村碧莉のインスタにアップされている動画を観ると、すでに結構乗りこなしています。世界トップクラスの選手が家族にいるのですから、将来的には彼もスケボー界で有名な選手になるかもしれませんね。

158cmと小柄な西村碧莉は、海外の選手と比べると技のダイナミックさで分の悪いところがあります。しかし、それをカバーして余りあるほどの正確なボードさばきが彼女の強みであり、強気に攻めるハートの強さも、強豪選手に競り勝つ武器となっています。

2020年東京オリンピックに向けての気持ちを問われ、「出られたら、自分の精いっぱいの滑りで楽しさを伝えたい」と答えた西村碧莉。自身の活躍によって、スケートボードの楽しさがより多くの人に広まることが、彼女には一番の収穫になるのかもしれません。

オリンピックでは、アメリカのマライア・デュランやレイシー・ベイカー、ブラジルのレティシア・ブフォーニといった海外の実力選手と戦うことになると思われますが、素晴らしい滑りで嬉しいニュースが聞けることを期待したいものです。

<こちらの記事もおすすめ!>

中村貴咲が東京オリンピックへまっしぐら!輝かしすぎるスケートボード戦績とは
天才スノーボーダー平岡卓は父親と二人三脚でオリンピックへ!
畠山紗英はBMXの立役者!2020年東京五輪での活躍に期待

関連記事

ページ上部へ戻る