野村克也の名言語録!その言葉で人生も変わる!

野村克也の名言語録!その言葉で人生も変わる!?

野村克也の名伯楽と呼ばれた、監督としての手腕

野村克也監督の成績通算は、監督年数24年で、リーグ優勝5回(セ・リーグ1回、パ・リーグ4回)、日本一に3回導き、優勝回数歴代5位です。決して強い監督ではありませんでしたが、東京ヤクルトスワローズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスと、弱小チーム・なかなか優勝できないチームを一から作り直し、優勝や優勝争いができる強いチームへと育て上げた名伯楽でした。

野村克也がぼやき続けた、珠玉の名言集

野村克也は読書家としても知られ、試合後のベンチインタビューなどでは、人をくったふてぶてしい言い回しで、含蓄のある数々の名言を残しています。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」「どうするかを考えない人に、どうなるかは見えない」「ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる」どれも、プロ野球ひいては勝負の厳しさを示した名言です。

さらに、野球だけでなく人の生き方や人生にも通じる名言も数多くあります。「うまくいっているときは、周りに人がたくさん集まる。だが一番大切なのは、どん底のとき、誰がそばにいてくれたかや」「好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない」つまらない作家や評論家の上っ面な言葉など圧倒する、野球人生から生まれた名言!しかし、だからといって野村克也が聖人君子のような人物かというと、これがそうでもなく、それがまた野村克也ノムさんの魅力でもあります。

野村克也の前妻と野村沙知代夫人の確執!斎藤佑樹への苦言とは

野村克也がW不倫の果てに結ばれた、野村美知代という烈女

野村克也は1935年生まれ、もう80歳になります。1954年南海ホークス(現ソフトバンクホークス)に入団。以後、ロッテオリオンズ、西武ライオンズでプレーし、1980年に現役を引退しています。現役時代は、捕手として世界初の三冠王、出場試合数歴代2位、通算本塁打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算犠飛数歴代1位など、輝かしい成績を残し、また南海時代は監督兼選手も経験しています。

戦後の野球選手は、貧しい環境から野球ひとつで這い上がってきた人たちが多くいましたが、野村克也もまた、そんな選手のひとりでした。南海の名監督、鶴岡一人の目にとまった野村克也は、契約金0のテスト生からプロ生活をスタートさせます。野村克也はもともと突出した才能を持っていたわけではなく、幾度かの致命的な挫折を乗り越え、三冠王にまで上り詰めたのです。これは、並大抵の努力ではなかったことでしょう。

しかし、偉大な記録を持つ選手となっても、スター選手としての華がなく、「長嶋茂雄はひまわりの花、私は月夜にひっそりと咲く月見草ですよ」と、自らを卑下して語った言葉もよく知られています。そんな、どちらかと言えばネクラな野村克也は、選手時代に大胆にもW不倫を経て、現夫人である野村美知代と結ばれています。

というより、野村美知代という稀代の烈女で名プロデューサーが、野村克也の隠れた才能を見出し、前妻から野村克也を奪い取った略奪婚といってもいいでしょう。野村美知代も野村克也と結婚する以前、アメリカ将校と結婚しており、すでに二人の子供もいました。その一人が、今も日米野球界のエージェントとして活躍(暗躍)している団野村です。野村克也は現役を離れてから、一時期野球評論家となり、芸能活動を始めます。彼の尻を叩いてマネジメントをしていたのが、野村美知代夫人です。

選手時代は地味な野村克也でしたが、そのねっそりとしたシニカルな物言いが逆に人気となり、注目を集めます。そして野村美知代は、野村克也を支えるしっかり者の夫人として、自分もちゃっかりとテレビに出演し始めます。その後、野村克也は監督となり、野村美知代は監督の妻と言う立場となります。

そして、公私に渡ってやりたい放題。それでも野村美知代は、その歯に衣着せぬ物言いや迫力で、セレブ文化人のように振る舞っていましたが、様々なトラブルが明るみに出ます。それまでの所業も相まって、激しいパッシングが起こり、さすがにテレビに出ることも少なくなりました。

野村克也は今や球界の御意見番。若いスター選手たちへの苦言

野村克也の監督しての活躍は言うまでもありません。また、監督を引退した今も、野球界やスター選手たちへの苦言は時折ニュースとなり話題を呼びます。最近も、かつてハンカチ王子として一大旋風を起こした日本ハムの斉藤祐樹やメジャー入りした田中将大について語りました。二軍に落ちてどん底を味わい這い上がってきた選手こそが本物で、人気ばかりが先行する若い選手たちの、線の細さハートの弱さを強烈に批判したのです。

野村克也とソクラテスの深い思慮は、悪妻の存在なしには生まれなかった

野村克也の批判の矛先は、何も若いスター選手たちに限りません。2016年、新たに監督を務める巨人の高橋由伸や阪神の金本知憲、横浜DeNAのアレックス・ラミレスなど、セリーグの若い監督たちにも向けられています。野村克也は、選手として一流であっても一流の監督とはいえず、選手たちの信頼に足る言葉を発することができる、豊かなコミュニケーション能力を持つ者こそが、監督になる資格があると説いています。

野村克也は、彼等新監督のヒーローインタビューやコメントを聞く限り、「果たして高橋、金本らにその言葉があるだろうか。ラミレスに至ってはパフォーマンスしかしていない。だから心配なのだ」と、強く危惧しています。この厳しい指摘は、現代の様々な社会集団において共通の大きな問題です。今や野村克也は、もしかしたらソクラテスのような境地なのかもしれません。「悪妻は、男を哲学者にする」。

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