ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の過激発言集!まさにフィリピンのトランプ!?
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の過激発言集!その危険な内容!
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領とは、フィリピンの政治家にして、現在は第16代となるフィリピン大統領を務める人物です。以前から、過激な発言を繰り返してきたことでも広く世界に知られています。
レイプ被害者に対する常軌を逸した発言や、ローマ法王に対する暴言しかりと、言いたい放題のロドリゴ・ドゥテルテ大統領。国内の政治についても、「私が大統領になれば、血を見る機会が増える」「犯罪者は法の範囲内で殺害する」「人権法は無視しろ!」とこれまた過激な発言を連発中です。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の過激発言集で一冊の本が書けるのではないでしょうか。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が最も力を注いでいるのは、麻薬犯罪者の取り締まりです。
そもそも犯罪の容疑者を人間だと考えないていないのか、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、裁判にかけるつもりもなく、容疑者は殺害してマニラ湾に捨てるとも発言しています。人権、三権分立などという言葉は、ロドリゴ・ドゥテルテの辞書にはないようです。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領はまさにフィリピンのドナルド・トランプだ!?
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、まさにフィリピンのトランプだといわれていいます。トランプとは、もちろん、アメリカの不動産王にして、アメリカの大統領選挙で過激な発言を繰り返す共和党のドナルド・トランプのこと。メキシコ移民問題を問われると、国境に壁を築いて締め出すと答え、ライバル候補の電話番号を公式の場で読み上げるなど、確かに発言の過激さでは甲乙付けがたいところかもしれません。
日本国内では、どちらもあまり好意的には論評されていませんが、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領やトランプ候補の支持者たちは、こういった過激な発言自体を歓迎しているようです。世界的に閉塞感が漂う中、「この人ならば、劇的に国を変えてくれるかもしれない」というような期待感があることは確かでしょう。そうした民意を分かったうえで、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が過激な発言を繰り出しているという面もあるように思われます。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は元ダバオ市長!出身や経歴は?
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は元ダバオ市長!7期務める手腕やいかに!
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、元ダバオ市長です。フィリピン南部の大都市ダバオは、国内第3の都市。このダバオの地で、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、通算7期の市長を務めてきました。通算7期とはいえ、憲法には多選禁止規定が定められています。
そのため、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、連続出馬できないときは、下院議員としての活動を間に挟み、娘を市長に当選させて自身は副市長に納まることで、間をつないだりもしてきました。その政治手腕はといえば、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領がダバオ市長になってからというもの、ダバオは好景気に沸き、犯罪は大幅に減少。このことから、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の政治的手腕が一定の評価を保っているのは事実です。
もちろん、こうした実績が、今回の大統領就任につながったことはいうまでもありません。しかし、ダバオにおける犯罪の減少には、見逃せない裏側があることも指摘すべきでしょう。ダバオ市には、「ダバオ・デス・スクワッド」と呼ばれる自警団組織があります。
この組織が、「超法規的」にといえば聞こえがいいのですが、要は、勝手に犯罪者を殺害することで治安を維持している側面があるのです。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、元ダバオ市長時代にこの活動を容認、もしくは積極的に関与していたことが疑われています。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の出身や経歴は?共産党支持者?
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の出身や経歴はどのようになっているのでしょうか。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の出身地は、激戦の地として有名なレイテ島です。この島で、終戦の年に、法律家の父と教師の母の元に生まれています。そんなロドリゴ・ドゥテルテ大統領の強大な後ろ盾ともいえるのが、フィリピン共産党の創設者であるジョマ・シソンでした。
ジョマ・シソンは、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の大学時代の恩師にして、大統領選挙における最大の支援者。彼を政治の世界に押し上げた貢献者といえるでしょう。それもあってか、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、着任早々、共産党員を閣僚に起用することを明言し、共産党との協調路線を積極的に打ち出しています。
ジョマ・シソンに薫陶を受けながら、大学を卒業したロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、最初に、ダバオの検察官として勤務を開始。その10年後、政治活動を開始して、1988年にダバオ市長に初当選すると、手法はともかく、ダバオを「東南アジアで最も平和な都市」にすべく、政治の道を歩み続けてきました。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領がまたも過激発言!フィリピンは国連から脱退するのか!
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領から、またも過激な発言が飛び出しました。現在、ロドリゴ・ドゥテルテが大統領に就任して以降、すでに犯罪に関連した1800人が、警察によって殺害されているといわれています。これを受けて、国連からは、いわゆる超法規的殺人を即座に停止するよう要請がありました。これに対して、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、国連がこの件に介入するならば、「国連を脱退して、他の国々と共に新たな機関を設立する」とコメントしたのです。
しかし翌日には、フィリピンの外務大臣が「国連脱退の可能性はない」と、慌てて火消に奔走する始末。少なくも現状で、フィリピンが国連から脱退というのは非現実的であり、「その他の国」というのがどこの国を指しているのか分かりませんが、追従する国があるとは考えにくい状況です。
つい最近は、同盟国であるアメリカのオバマ大統領へ侮蔑の言葉を発したことで、予定されていた米比首脳会談がキャンセルされてしまいました。翌日には、暴言を後悔しているとの談話を発表し、事態の収束にあたる騒動を引き起こしています。このことからも、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、後先を考えずに発言するタイプのようです。
しかし、フィリピン国内でうまくいっている過激なパフォーマンスが、世界でも同じように通用するわけがありません。今後は、一国の大統領として、もう少し自重した発言を心がけると、周辺各国との協調関係も上手くいくのではないでしょうか。