2022年10月12日 更新
鈴村健一も独立して事務所開業!声優はフリーのほうが有利?
鈴村健一も独立して事務所開業!声優が独立する理由とは?
声優の鈴村健一は、大手事務所であるアーツビジョンに所属していました。しかし、2012年、マネージャーと共にインテンションという事務所を立ち上げ、独立しています。
最初は、鈴村健一の個人事務所としてスタートさせましたが、2014年からは、他の声優も所属するように。現在は、東山奈央、櫻井孝宏も所属しています。声優が独立する理由はさまざまでしょう。しかし、独立する理由としてよく耳に入ってくるのは、声優事務所の機能は、派遣業者に近いという事情です。
新人の頃ならばともかく、ある程度名前が売れて、オファーが来るようになれば、事務所を通さずとも仕事は取れます。独立すれば、事務所に仕事を制限されることもなくなって、声優以外の仕事を請けることも可能です。そのため、自身のやりたいことが明確に決まっている声優ほど、事務所を巣立っていくケースが多いのだとか。
鈴村健一は、自身が企画・総合プロデュースしているアドリブメインの舞台「AD-LIVE」も大成功させていますから、事務所を立ち上げて、独立したことは正解だったのでしょう。
鈴村健一の他に独立した声優は?声優はフリーのほうが有利なのか?
鈴村健一のように、事務所から独立して新たに事務所を立ち上げる、もしくは、フリーとして活動する声優は少なくありません。堀内賢雄、森川智之なども独立して事務所を立ち上げていますし、フリーとして活動している声優には、小林由美子、遊佐浩二、細谷佳正、小野大輔らがいます。
柿原徹也のように、一旦フリーになった後、スタッフと共に個人事務所を立ち上げる声優もいます。ある程度指名でオファーが来るようになれば、独立を考える声優が多いようですが、オーディション情報などについては、どちらが有利ということはないようです。
フリーのメリットとしては、事務所に手数料を取られない、事務所の制限なく自由に活動できることなどが挙げられるでしょう。反対に、デメリットとしては、スケジュールやお金の管理など、事務的な面倒が生じる点が挙げられます。そのため、声優が独立する場合は、それらを引き受けてくれるマネージャーと一緒のことが多いのだとか。
石田彰や岸尾だいすけのように、一旦フリーとなって活動を続けた後、別の事務所に所属し直すという場合もあるので、所属かフリーかの決め手は、自身がどのように活動したいかによるようです。
鈴村健一の出身校やプロフィール!アニメの代表作品は?
鈴村健一の出身校やプロフィール!「仮面ライダー電王」にも出演!
鈴村健一は、1974年9月12日生まれの42歳。調理師を目指していましたが、自身も特撮やアニメが好きだったこともあり、友人に誘われて声優の道を目指すこととなりました。大阪府立少路高等学校(現・千里青雲高等学校)を卒業後、代々木アニメーション学院や、日本ナレーション演技研究所等を経て、1994年に、「マクロス7」モーリー役で声優デビューした鈴村健一。
歌唱力にも定評があり、2008年には、1stシングル「INTENTION」をリリースしました。その後も、音楽活動も精力的に行っています。かなりの特撮マニアとしても知られており、特撮好きが高じて、自身で特撮CDやDVDまで作ってしまったというのですから驚きです。
2007年には、「仮面ライダー 電王」のメインキャラの1人であるリュウタロス役で声の出演が決まり、夢が叶ったと大喜びだったとか。2012年からは、「鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー」という、特撮でお馴染みの東映公認のラジオ番組も担当。特撮に関するマニアックな情報を織り込んだトークを繰り広げています。
鈴村健一のアニメの代表作品は?「おそ松さん」イヤミはハマリ役!
鈴村健一は、1994年に声優デビューし、1997年には、「時空転抄ナスカ」三浦恭資役で初主演を務めました。その後もさまざまなアニメに出演してきたものの、なかなかヒットには恵まれず、認知度と人気が急上昇し始めたのは、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」シン・アスカ役を務めた2004年頃のこと。
それからは、メインキャストでの出演が増え、代表作は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」シン・アスカ役、「銀魂」沖田総悟役、「黒子のバスケ」紫原敦役、「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」聖川真斗役、「おそ松さん」イヤミ役など多数にのぼります。
今では、ギャグからシリアスまで幅広く演じ分けられる声優として定評がある鈴村健一。大ブームを巻き起こした「おそ松さん」では、「真似はしてないけど受け継いだものはある」として、鈴村健一ならではのイヤミ像を作り上げ、ハマリ役だと絶賛されました。
鈴村健一&神田沙也加が完成披露に登壇!映画「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち」について語る
鈴村健一も参加している映画「『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』第一章『嚆矢篇』」の完成披露上映会が2月6日に行われました。上映会には、キャストの鈴村健一と神田沙也加、監督の羽原信義、シリーズ構成の福井晴敏が登壇しています。このシリーズは、1978年に公開された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をモチーフにした劇場版作品。
2013年に放送された「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編にあたる全7章は、地球にヤマトが帰還してから3年後という設定です。鈴村健一は島大介役で出演していますが、完成披露上映会では、「前シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』の若い雰囲気の島を経て、本作では頼りがいのある人間として演じました」と、役作りの秘話を披露。続けて「皆さんはこれから燃え上がるようなすごいフィルムをご覧いただくことになると思います!」と、客席の期待を煽りました。
スペシャルゲストとして、”バブル森雪ver.”の衣装で登場した平野ノラが、ヤマトとバブルを掛け合わせたネタを披露すると、アドリブで応戦し、さらに場を盛り上げた鈴村健一。エンディングテーマは、1978年公開「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の時と同じく、沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」に決定し、YouTubeでも、この曲を使用した新たなPVが公開中です。
宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれ、日本が誇るSFアニメとして絶大な人気を誇る「宇宙戦艦ヤマト」。その偉大な歴史に新たな1ページを加えることになる「『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章『嚆矢篇(こうしへん)』」は、2月25日より公開です。新規のファンも、長年のファンも満足できる作品であることを期待します。