2022年7月28日 更新
武井壮の生い立ちが壮絶!兄は癌、父母が離婚、家族の現在は?
武井壮の壮絶な生い立ち!兄の癌死、両親の離婚、母が失踪!親に捨てられ子供だけの暮らしに……
百獣の王を目指す男、タレントでマルチアスリートの武井壮の強靭な心身を作り上げたのは、まるで野生児のような壮絶な生い立ちなのかもしれません。東京都葛飾区生まれの武井壮は、父、母、兄の4人家族でした。
ところが、幼いころに父母は離婚、母親は出て行ってしまいます。さらに父親は、よそに家庭を持つようになり、残された兄と中学生の武井壮は2人で生きていかなければなりませんでした。逞しく生きつつも、親からの愛情に飢えていたという武井壮。
いつしか兄弟には「認められて褒められたい。人を喜ばせたい」という願望が心の奥に芽生え始め、兄は芸能界を目指しました。しかし、ときに運命は卑劣なもの。俳優養成学校に通い、坂上忍の付き人になった武井荘の兄は、22歳の時に末期癌であることが判明し、24歳で帰らぬ人となりました。
当時大学生だった武井壮は、そんな兄の遺志を受け継ぐように常に全力の男であることを誓うように。兄の愛した芸能界と、今でも限界に挑み続けるアスリートの世界で「百獣の王」を目指すことができる日々に幸せを感じているというのです。
武井壮、家族の現在は?壮絶な生い立ちは本当?実家が金持ちという噂
最近、武井壮が、父と会った時のことを自身のFacebookに記しています。父が持っていたという若かりし父と母がそれぞれ幼い武井壮兄弟と写った写真も共に公開され、27歳の父がイケメンだったことが話題になりましたね。
武井荘の父はまだ元気にされているようですが、母はどこで何をしているか、生きているのかさえ分からないそうです。とはいえ、武井壮は、私学で中高一貫の修徳中高等学校を経て、私学の神戸学院大学を卒業。
さらに中央学院大学に編入するという、一見リッチな進路を歩んでいることから、「実は家族が裕福だったのでは?」「武富士の御曹司?」という噂がありました。
しかし、これはもちろんデマ。当時の修徳中高等学校では成績優秀者には入学金及び授業料免除、首位の者には月額1万円学費支給の制度があり、武井壮は中学3年間、ずっと成績首位をキープし続けたそうです。
中学では野球部、高校ではボクシング部に所属。親がいないために家事の一切をこなしながら、ただ「認められたい」という気持ちをベースに並大抵ではない努力をしてきたのです。
武井壮の身長、体重、性格は?トレーニング方法と睡眠時間の関係
武井壮の身長、体重、性格は?百獣の王は女性は苦手?
競技成績もさることながら、想像上で数々の猛獣と戦うこと2万戦無敗。そんな武井壮の肉体のスペックは、身長175㎝、体重69㎏。無駄のない筋肉でガチッと固められている印象です。
やたらめったらトレーニングをしている筋肉バカのように思われがちですが、実はとても理論的な性格で、自身の行動ひとつひとつに細かすぎる思念を注いでいるのです。アスリートにはつきものの栄養サプリメントを決して摂取しないのは、内臓が食物から栄養を吸収する力を鍛えるため。
あらゆる動物を倒すシミュレーションからも、こだわりと徹底ぶりが分かりますよね。また、小学時代には、自ら左右両利きの訓練をし、徒競走で勝つためにストップウォッチ持参で登校時に走る訓練をするなど、現在にも通ずるストイックさと負けん気の強さも武井壮の性格なのでしょう。
ただ女性に関してはある番組で「美人局」をやたらと警戒して寄せ付けなかったことから、武井荘は、百獣の王らしからぬ弱気な性格も持ち合わせているようにも見えます。
武井壮のトレーニング方法と睡眠時間がスゴイ!自分の肉体を自在にコントロール!
武井壮は、中央学院大学卒業後、陸上をやめるとゴルフ留学で渡米。台湾プロ野球リーグのコーチを務め、2001年3月からはスポーツトレーナーとして陸上、競輪、プロゴルファー、プロ野球選手の個人トレーナーを務めるようになりました。
「世界一受けたい授業」でも時々、武井壮の独自のスポーツ理論による運動講座が人気を呼んでいますよね。その基本となる「パーフェクトボディコントロール」とは、自分の意のままに体を操ることを目的としたトレーニング方法なのです。
その内容は、全てのスポーツは、その競技特有の最適なフォームがあり、そこに近づけるために多くの反復練習を積まなければなりません。しかし、全くイメージ通りに肉体をズレなくコントロールすることができたら、どんなスポーツでもいきなり活躍することができるというもの。
なんと、この方法を武井壮は小学校5年の時に思いついたというのです。そして脅威なのが45分という武井壮の睡眠時間。肉体を操る彼は、睡眠をも理想通りにコントロールできるらしく、目を閉じれば一瞬で眠りに落ち、レム睡眠だけでいえば、7時間寝ている人間と同程度確保できているといいます。
武井壮とは超人的な伝説の数々と百獣の王にふさわしい人格
わずか1年あまりで日本チャンピオンに
武井壮が自身の武勇伝のような話をドヤ顔で話す姿を見て、正直ウザいと思っていた人もいるかもしれません。超人的な伝説の数々に「本当にそんな奴いるの?!」と耳を疑いたくもなります。
毎晩、六本木の街を猛ダッシュしていることや、バーで犬用のガムを噛んで顎を鍛えていたところをピエール瀧に発見されて芸能界で活躍するようになったというエピソードも、常識では理解しがたいものです。
大学時代から始めた陸上では、十種競技に転向後、わずか1年余りで日本チャンピオンになってしまった武井壮。短距離、中距離、長距離、投てき、跳躍といった全身の運動神経が試される十種競技の覇者は「キングオブアスリート」讃えられます。
武井壮の記録は今だ破られていない
100m走で武井壮が出した、10秒54という同競技の日本最高記録は、2015年現在もまだ破られていないのです。これだけでも超人的すぎて信じがたいのに、さらには手だけで高尾山登頂に成功した、40歳を超えても100m走で11秒を切る、そして社会科の高校教員免許を持つ……嘘みたいですが、どれも本当の武井壮です。
16日フランス・リヨンで行われた世界マスターズ陸上競技選手権4×100mリレーでは、武井壮がアンカーを務め、またしても優勝してしまいました。いつも自分の肉体にしか注目していないかのような武井壮ですが、この時、それぞれの生活がありながら自分と共に戦ってくれた3人の仲間にTwitterで感謝の気持ちを述べています。
そういえば亡き武井荘の兄がお世話になった坂上忍にも感謝の意を送っていたこともありました。武井壮は自分を捨てた両親にさえ、「生まれてきて、自分の足で歩けるようになるまで育ててくれた」と感謝しています。そんな人格者でもある武井壮の素顔こそ、百獣の王の名がふさわしいのかもしれません。