福西崇史と中田英寿が日本代表練習中に怒鳴りあい?!解説者としての力量は?

福西崇史はジュビロ磐田の黄金期を支えた名ボランチ!中田英寿が日本代表練習中に怒鳴りあい?!

福西崇史はジュビロ磐田の黄金期を支えた名ボランチ!

福西崇史は、サッカー日本代表として、2002年・2006年と2度のFIFAワールドカップに出場した名ボランチです。身長181cmで体重77kgと、日本人としては珍しい大型ボランチの福西崇史は、14年間の現役生活のうち12年をジュビロ磐田で過ごし、中山雅史や名波浩、藤田俊哉、川口能活と共に2000年前後の黄金期を支えました。

笑顔のさわやかなイケメンで、女性からも非常に人気が高かった福西崇史。しかし、審判の死角でそれとなく相手を「削る」接触プレーを平然と、かつ上手にこなすことから、相手チームのサポーターからは「さわやか893」「磐田の若頭」「ベビーフェイスアサシン」などと恐れられていました。

福西崇史と中田英寿が日本代表練習中に怒鳴りあい?

福西崇史は、2006年に開催されたFIFAワールドカップドイツ大会のアジア予選を戦っていた2005年3月に、当時日本代表のエースだった中田英寿と練習中に口論となりました。累積警告やケガ人等の事情で、システムを3バックから4バックに変更したことでチームが混乱。ボールの奪い所について意見の相違があり、中田英寿が「なんでお前(プレッシャーに)来ないんだ!」と、福西崇史を怒鳴りつけたことが発端でした。

これに対し福西崇史は「そっちが下がってこい!」と応戦。この様子がメディアによって「ケンカ」と報道された上、チームの意思統一ができないまま臨んだアウェーのイラン戦を1-2で落としたため、余計にクローズアップされる事態になりました。

同学年の福西崇史と中田英寿は、この時ともに28歳。選手として一番脂ののった時期だったため、お互いに譲らず、当時監督だったジーコが放任主義だったこともあり、話し合いは平行線の一途に。意見集約は難航しましたが、後に3バック+福西崇史&中田英寿のWボランチという戦術が定着するきっかけになりました。

福西崇史の解説者としての力量は?体幹強さは器械体操で培った?!

福西崇史の解説者としての力量は?プレーとは裏腹に語り口は穏やか!

福西崇史は、1995から12年間をジュビロ磐田で、それから1年ずつをFC東京と東京ヴェルディでプレーし、2008年シーズンに引退しました。引退後は、NHKやスカパー!などを中心に、国内外のサッカー解説者・サッカー評論家・タレントとして活躍しています。

また、現役時代の激しいプレーとは裏腹に、解説は落ち着いた語り口で穏やか。非常に聞きやすいと人気です。ジュビロ磐田入団当初、フォワードとしてプレーしていた福西崇史は、名将ハンス・オフト監督からボランチ転向を指示され、同じボランチとしてプレーしたブラジル代表キャプテンのドゥンガに影響を受けました。

その後、一時期はリベロとしてもプレー。名選手を手本に、攻撃から守備までさまざまなポジションをこなした経験から、戦術眼に長け、多角的に戦況を分析できる解説者として高く評価されています。

福西崇史の体幹強さは器械体操で培った?!

福西崇史は、1976年9月1日生まれで、愛媛県新居浜町の出身です。サッカーを始めたのは小学4年生からですが、同時に、幼稚園から中学校にかけては器械体操もしていて、中学時代に、器械体操からサッカーへと次第にシフトしていきました。

新浜工業高校でフォワードとしてプレーしていた時に、たまたま対戦相手の選手を見に来ていたジュビロ磐田スカウトの目に留まったことから、高校卒業後の1995年にジュビロ磐田に入団。その後は、視野の広さと器械体操で培った体幹の強さからボランチに転向し、そのまま日本屈指のボランチへと成長を遂げます。

福西崇史がロシアで日本代表を分析!日本がグループリーグを突破できるか大胆予想!

福西崇史は、2018年FIFAワールドカップロシア大会に出場する日本代表を取材するためにロシアを訪れました。そして、大会直前のテストマッチを1勝1敗で終えた西野ジャパンを分析。0-2と完敗したスイス戦に対し、4-2と逆転勝ちしたパラグアイ戦は、相手の寄せが甘く、岡崎慎司の裏を狙う動きでディフェンスラインが下がってスペースができたため、香川真司と乾貴士が活躍できたと分析しています。

しかし、本番のワールドカップでは、スイス戦のように相手に押し込まれ、自分たちのサッカーを展開できない時間帯のほうが多いことが予想されるため、パラグアイ戦のような展開に持ち込むことは難しいと推測。希望的観測を含めた上で、日本がグループリーグ3試合を、1勝2分の2位で通過すると予想しました。内訳は、初戦のコロンビア戦は引き分けで、第2戦のセネガルに勝ち、第3戦のポーランドを引き分けるという星勘定です。

同時に、日本代表の選手たちに向けては、期待と覚悟を背負って、勝敗にこだわりながらも、4年に1度のワールドカップをサッカー選手として思う存分楽しんでピッチに立ってほしいとエールを送っています。2大会連続でワールドカップのピッチに立った福西崇史だからこその、深みのあるエールと言えるでしょう。2016年には、監督ができるS級ライセンスを取得した福西崇史。今後のサッカー解説者・サッカー指導者としての福西崇史の活躍にも大いに期待しましょう。

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